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中国春秋戦国時代と始皇帝(序)映画『キングダム』の中国史監修
映画『キングダム』の中国史監修を務める鶴間和幸氏が、中国の春秋戦国時代と始皇帝の真実をひも解くシリーズ講義。まずは中国史監修の秘話として、始皇帝が座る玉座の再現や、「版築」の土壁、「牛耕」の風景など、注意深く観ないと気づかない映画ならではのエピソードが語られる。後半では、2冊の著書『新説 始皇帝学』(カンゼン)、『始皇帝の戦争と将軍たち――秦の中華統一を支えた近臣軍団』(朝日新書)を紹介しながら、出土資料の最新成果や実際に現地を歩いた経験に基づき、歴史書『史記』の記述を読み解く醍醐味を解説する。(全9話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
編集部ラジオ2026(21)中西輝政先生:アメリカの本質
2026年7月4日は、アメリカ独立250年です。よく知られているように、「アメリカの独立記念日」は「独立宣言」が採択された日を記念するものですが、その採択日が1776年7月4日。ちょうど250年前のことなのです。
思えば日本とアメリカは深い関係を築いてきました。幕末に日本が開国したのも、ペリー来航がきっかけ。日露戦争の講話を仲介したのもアメリカのセオドア・ルーズベルト大統領。第二次世界大戦では、あらためていうまでもなく日米は死闘を繰り広げ、そして敗戦直後は米軍を中心とした連合軍に占領され、さらに日米安全保障条約の調印からも75年以上の時が過ぎました。
しかし、日本人はアメリカのことを本当に理解しているでしょうか?
第二次世界大戦で日本が陥った悲劇も、アメリカへの理解不足が深いところで一因になっています。さらに戦後、長らく同盟国であったとはいえ、アメリカへの理解が不足しているであろうことは、たとえばトランプ現象などが起こったときの混乱ぶりからも明々白々です。
では、アメリカとは、いかなる国なのか。
今回の編集部ラジオでは、中西輝政先生の《アメリカの理念と本質》講義を紹介しました。アメリカは「キリスト教」を抜きに理解できないこと。アメリカを考える場合は「3つの建国」と「4つのアメリカ」をしっかりとふまえる必要があること。アメリカの共和政を理解するためには、古代ローマ帝国以来の西洋史を視野に入れるべきこと。アメリカは一定の周期で激変するが、だからこそ「変わらないもの」を見ておかなければならないこと……。
そのような中西先生の講義の核心をピックアップしてお話ししました。
今回の編集部ラジオも、講義視聴のご参考にご活用いただければ幸いです。
思えば日本とアメリカは深い関係を築いてきました。幕末に日本が開国したのも、ペリー来航がきっかけ。日露戦争の講話を仲介したのもアメリカのセオドア・ルーズベルト大統領。第二次世界大戦では、あらためていうまでもなく日米は死闘を繰り広げ、そして敗戦直後は米軍を中心とした連合軍に占領され、さらに日米安全保障条約の調印からも75年以上の時が過ぎました。
しかし、日本人はアメリカのことを本当に理解しているでしょうか?
第二次世界大戦で日本が陥った悲劇も、アメリカへの理解不足が深いところで一因になっています。さらに戦後、長らく同盟国であったとはいえ、アメリカへの理解が不足しているであろうことは、たとえばトランプ現象などが起こったときの混乱ぶりからも明々白々です。
では、アメリカとは、いかなる国なのか。
今回の編集部ラジオでは、中西輝政先生の《アメリカの理念と本質》講義を紹介しました。アメリカは「キリスト教」を抜きに理解できないこと。アメリカを考える場合は「3つの建国」と「4つのアメリカ」をしっかりとふまえる必要があること。アメリカの共和政を理解するためには、古代ローマ帝国以来の西洋史を視野に入れるべきこと。アメリカは一定の周期で激変するが、だからこそ「変わらないもの」を見ておかなければならないこと……。
そのような中西先生の講義の核心をピックアップしてお話ししました。
今回の編集部ラジオも、講義視聴のご参考にご活用いただければ幸いです。
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(2)三大要素は「皇帝」「都市」「漢字」
中国史の三大要素は「皇帝」「都市」「漢字」だと岡田英弘先生は語った。実は中国の歴代王朝は、領域内の農村からの租税によって立脚していたのではなく、「都市のネットワーク」だった。そして、その頂点に立つ皇帝の正体は、実は「総合商社の社長」であり、「最大の資本家」であった。さらに、文字の形を見れば意味がわかる「漢字」は、話し言葉の違う人たちのコミュニケーションツールであった。つまり、話し言葉が通じない相手であっても、文字によって交流・交易するものだったのだ。「皇帝」「都市」「漢字」というキーワードから、日本人が思い描きがちな中国像とはまったく異なった「中国像」が浮かび上がってくる。(全4話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(2)大規模言語モデルが孕む問題
AIは一見それらしい回答を提示するが、実際には思考せず計算処理を行っているにすぎない。そのため、事実とは異なる情報を堂々と出力する危険性があり、人間側が真偽を判断できなければ情報の濁流に飲み込まれることとなる。さらに深刻なのは、大規模言語モデルが孕む構造的限界である。今後ネット上にAI生成の文章が増殖すれば、AIがAIの出力を学習する循環に陥り、バイアスが増幅され真実から遠ざかる恐れがある。第2話では、AIの利便性の裏に潜む本質的な危うさを指摘する。(全7話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
ウェルビーイングを高めるDE&I(1)人と組織を取り巻く環境変化:前編
VUCAやBANIと呼ばれる不確実な現代社会において、人と組織を取り巻く環境は激変している。従来のトップダウン型経営では多様化する価値観に対応できないため、現在は部門や企業の垣根を越えたコラボレーションが競争優位の源泉となっている。こうした中、人材をコストではなく「資本」と捉える人的資本経営が重視されている。企業の持続可能性を高めるには、労働生産性の向上に加え、DE&Iを組織の土台として構築し、多様な人材が能力を発揮できる環境を整えることが不可欠である。(全9話中第1話)
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
「日本の近代を語るとき、アメリカという存在を抜きにしては全く本質が見えてこない」と中西氏は言う。しかし、日本にとって死活的に重要な存在である国にもかかわらず、アメリカがどんな国か、アメリカの原点は何なのかという点について、しっかりと理解している日本人は少ないのではないか。その理由として、宗教と建国という二つの大きな視点を挙げながら、その中でも今回は現在のアメリカを語る上で欠かせない「三つの建国」についてうかがっていく。(全10話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
生成AIの台頭により、急速にかつての常識が非常識になろうとしている。この変化の波は、個人の働き方だけでなく、人生そのものを変えうる力を持っている。さらに社会をも大きく変えていくだろう。本講義シリーズでは、2024年にイタリアで開催されたG7におけるAI専門家会合に日本代表として出席した宮本弘曉氏が、その折の話も交えつつ、世界の最先端の専門家たちの研究から、AIが社会に与えるインパクトについてどのような未来が見えてくるのかを詳細に解説する。第1話では、AIが雇用を奪う懸念と新しく生まれる仕事の可能性に加え、労働市場が硬直的な日本が直面する課題について言及する。(全8話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
小澤開作は、彫刻家の小澤克己氏、口承文芸学者の小澤俊夫氏、指揮者の小澤征爾氏、俳優でエッセイストの小澤幹雄氏の四兄弟の父だが、実は満洲事変当時、満洲在住の日本人として「五族協和」の実現のために奮闘し、さらに日中戦争期には「日中友好」実現のためにすべてを懸けて活動した人物であった。小澤開作の行動と考えを見ていくと、昭和の日本人が何を考えていたのか、また、昭和史の真実とは何かが見えてくる。第1話は、山梨に生まれた小澤開作の「原点」を探る。「五族協和」への夢の原点には、皆で助け合わねば何もできないという「結」の考え方があった(全10話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
日本の財政の真実を検証する(2)なぜ財政危機は起きていないか
「財政危機だ」と長年問題視されながらも、いまだ破綻していないのが日本の現状である。これは過去の消費増税や景気回復による税収増が防波堤となったためだが、コロナ禍以降も続く巨額の支出は財政の不確実性を高めている。今後の政府債務の動向についてシミュレーション分析を行うと、債務比率はインフレに伴う名目GDPの拡大により、向こう10年間は低下を続けるが、その後は再び上昇に転じると予測されている。これをグラフの形状から「スマイルカーブ」と呼ぶが、その背景には、国債の利払い費が金利上昇の影響を受け始めるタイムラグというトリックが隠されているのだ。(2026年4月24日開催:早稲田大学Life Redesign College〈LRC〉講座より、全7話中第2話)
※司会:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※司会:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
老子の神髄(3)アンチフラジャイルと上善如水
しなやかさとしたたかさ――この柔弱性を兼ね備えた最たるものは何か。形あるものが崩れていくエントロピーの法則に対し、あらかじめ崩れた状態にありながら、いかなる隙間にも入り込める「水」を柔弱の極致、すなわち老子の精神の代弁者と考える田口氏。これは、『ブラック・スワン』の著者タレブの提唱する「アンチフラジャイル(反脆弱性)」の概念と合致すると指摘する。さらに話は「上善水の如し」の本質へとつながっていく。そこから、現代の管理社会や老化を乗り越える「柔」のヒントを見いだす。(全9話中第3話)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツ・アカデミー論説主幹)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツ・アカデミー論説主幹)
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とはいったい誰のことなのか。ユダヤ教とはどのような宗教なのか。彼らはどんな歴史をたどってきたのか――「世界史の教養」として知っておくべき、これらの重要な問いに対して、私たち日本人にはうまく答えられないという現実があるのではないだろうか。そこで今回のシリーズ講義ではそれらに答える形で、サントリー学芸賞(2025年)、新書大賞(2026)第2位に輝いた『ユダヤ人の歴史』(中公新書)の著者・鶴見太郎氏に、著書を参照しながら分かりやすく丁寧に解説いただいた。まず第1話では、「ユダヤ人とは誰か」「ユダヤ人と世界の歴史とは」「ユダヤ教とは」という概論を解説いただく。(全9話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIは考えているのか、考えていないのか――この問いについて議論する前に、そもそも「考える」とは何なのかという大問題がある。この問題について、マルクス・ガブリエル氏は身体と結びつけて「考覚」という表現で考えている。ではAIにとって「考える」こと、思考をどう捉えればいいのか。そこで今回から「AI時代と人間の再定義」というテーマで、7回にわたって講義を進めていく。第1話では、AIと人間の思考の違いについて議論を深めていく。(2025年7月12日開催:早稲田大学Life Redesign College〈LRC〉講座より、全7話中第1話)
※司会者:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※司会者:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』の著者・今井むつみ氏が認知科学の観点から解き明かす今シリーズ。まずは人間の認知がいかに有限であるかを「スキーマ」をキーワードに解説する。(全3話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV・アカデミー編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV・アカデミー編集長)
社会はAIでいかに読み解けるのか(1)経済学理論の役割
AIやディープラーニングの登場によって、従来の社会科学はどのように変容していくのだろうか。これまで特定の仮説に基づいて行われてきた経済学の理論モデルは、「多数パラメータの科学」の導入により、転換していくかもしれない。(全8話中第1話)
※司会者:川上達史(テンミニッツTV編集長)
※司会者:川上達史(テンミニッツTV編集長)
逆境に対峙する哲学(3)修行・物語・語りの転換
世界という他者への希望的観測を抑止するために宗教は自己訓育を行い、武士は「武士道」を、ストア派は「災厄の予期」を実践してきた。それは、ありふれた現実である逆境に対する物語や語りの転換とも言える。われわれが逆境と捉えるのは、事柄や状況それ自体ではなく、それに対する思いであるからだ。(全10話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)