定年後の人生を設計する
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
次の動画も登録不要で無料視聴できます!
定年後の生き方…自分の居場所をどうつくるかが大問題
第2話へ進む
不安な定年後を人生の「黄金の15年」に変えるポイント
定年後の人生を設計する(1)定年後の不安と「黄金の15年」
楠木新(人事・キャリアコンサルタント)
「人生100年時代」といわれている現代において、定年後の人生に不安を抱く人は少なくないだろう。雇用延長で定年を延ばす人は多いが、その後の生活上の中心になるものを探しておくことが重要になってくる。時間的にも精神的にもある程度自由に動ける60歳から75歳になるまでの「黄金の15年」を有意義に過ごすため、いつ頃から準備を始めたらいいのだろうか。(全6話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:13分21秒
収録日:2021年8月25日
追加日:2021年9月28日
≪全文≫

●定年後の生活上の中心になるものを探しておくことがポイント


―― 皆さま、こんにちは。本日は神戸松蔭女子学院大学教授の楠木新先生に、定年後の不安についての講義をいただきたいと思います。先生、どうぞよろしくお願いします。

楠木 よろしくお願いします。

―― 先生は中公新書から、こちらのベストセラーの『定年後 50歳からの生き方、終わり方』(中公新書)と『定年準備 人生後半戦の助走と実践』(中公新書)を始め、定年後の本を非常に多くお書きになっていて、定年後の皆さんへの取材をたくさんされています。

 定年後の不安ということですが、テンミニッツTVを観ている皆さまの中で40代、50代の人の多くは、定年が具体的なイメージとしてなかなか像を結ばない、あるいはどういうものか分からないのではないかと思います。先生は非常に数多くのご定年後の皆さんにインタビューされていますが、いかがでしょうか。

楠木 私自身も60歳の定年まで、生命保険会社に勤めました。その前後に、かなり多くの会社員の人たちを中心に、いろいろお話を聞かせてもらいました。

 先ほどお話があったように、今現役の人は、定年になってどうなるのか、なかなかイメージが湧きにくい部分があると思います。私が自分自身の体験および多くの会社員の人から話を聞いた時に一番初めに感じたのは、現役の時は、ある意味では仕事をしていたら、それでOKでしたが、多くの人が自分の生活の中心だと思っている仕事が、定年を境にいきなりなくなってしまうので、そうなったときに、孤独まではいかなくても、戸惑いを持つ人が少なくないということです。

 定年になったときは、はじめはすごく開放感があります。私もそうでしたが、2、3か月ぐらいは開放感があります。しかし、今まで30年または40年ぐらい、毎日朝から晩まで会社に行って働いていた生活がなくなるので、やはりそれに代わるものを何か見つけないとなかなか大変になるのではと思います。

 ありていにいえば、「今日何をしていいのか分からない」や、場合によっては、「今日、どこに行っていいのか分からない」という状態になる人が、全員ではありませんが、少なからずいると思います。

 会社の仕事に代わるものを見つけるのが少し難しいために、図書館や朝の喫茶店、あるいはスポーツクラブに行くのですが、それがもちろん別に悪いことでは全くありません...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
バブル世代の現実とこれからの生き方
バブル世代は「バブル崩壊世代」、苦労の先に見えるものがある
江上剛
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
人生100年時代の「ライフシフト概論」(1)人生100年時代のインパクト
80歳まで現役でいるために大切なこと…人生100年時代の発想法
徳岡晃一郎

人気の講義ランキングTOP10
逆境に対峙する哲学(9)先人の知恵という友
本居宣長も白隠もハイデガーも友となる――大切なのは?
津崎良典
「進化」への誤解…本当は何か?(4)ダーウィンの進化論と自然淘汰の理論
『種の起源』…ダーウィンとウォレスの自然淘汰の理論
長谷川眞理子
「幸福とは何か」を考えてみよう(1)なぜ幸せになりたいのですか
「幸福」について語り合う「哲学カフェ」を再現
津崎良典
歌舞伎はスゴイ(2)市川團十郎の何がスゴイか(後編)
歌舞伎十八番を定めた七代目市川團十郎、一番モテた八代目
堀口茉純
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(6)秀吉との信頼関係と秀長の軍事能力
文武両道の名将…大大名たちを魅了した秀長の器量とは?
黒田基樹
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
「徳」から生まれる「感謝の人間関係」
「徳」の本質とは「自己の最善を他者に尽くしきる」こと
田口佳史
過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス
トランプ政権と過激化した米国…MAGA内戦、DSAの台頭
東秀敏
平和の追求~哲学者たちの構想(1)強力な世界政府?ホッブズの思想
平和の実現を哲学的に追求する…どんな平和でもいいのか?
川出良枝
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文