定年後の人生を設計する
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
定年後、順調にいっている人たちの共通点とは何か
定年後の人生を設計する(5)定年準備のための7か条<前編>
楠木新(人事・キャリアコンサルタント/著述家)
定年後、順調にいっている人たちには共通点がある。それをもとに、実際に「どう行動すべきか」という観点からまとめ、定年準備のための7か条として解説する(今回はその前半講義)。大事なのは「行動様式で考える」ことだ。(全6話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:9分35秒
収録日:2021年8月25日
追加日:2021年10月26日
≪全文≫

●思考ベースではなく、行動ベースで準備する


―― 次に、楠木先生にどのように行動していけば良いのかという行動様式について、お話を伺いたいと思います。先生はご本の中で「頭で考えるよりも行動様式で考えることが大事」だとお書きになっていますが、これはどういうことでしょうか。

楠木 定年前後の人にずっと話を聞いていますが、定年後の状況などの話を聞いたとき、一番印象に残っているのは、やはり行動が大事だということです。

 つまり、頭で何か考えて動くよりも、まず行動して、その中で宿題をもらい課題を解決していくというパターンの人は非常にうまくいっていると率直に感じました。つまり、人は頭で考えてから行動するよりも、まず行動してその知見を持って何かを考えていくことのほうが圧倒的に大切で、行動できる人は何かを見つけ出しているというのが、私の実感です。

 一方、頭ではいろいろ考えているけれど、「いや、そうなるとなかなかうまくいかないな」といって足が動いていない人は、定年後の居場所や、会社の仕事に代わるものを見つけるのがなかなか難しいだろうと何度も感じてきました。

 そのため、割に順調にやっている人の行動の部分を取り出して、少しまとめて考えてみました。それを7か条にして本などで紹介していますが、それぐらいどう行動するかが大事だというのが、私が話を聞いてきた実感です。

 その前提を少し話すと、人間はだいたい行動ベースになると、同じようなことをするということです。つまり、頭の中ではいろいろと講釈を述べるのですが、行動ベースになると、あまり違いのないことをします。そのため、行動の部分をきちんと見つめていくことも大事だというのが、取材面でもう一つ感じたことです。


●定年準備のための第1条:焦らずに急ぐ


―― なるほど。ではぜひ、その7か条を個別に聞いていきたいと思います。まず先生が第1条で挙げているのが、「焦らずに急ぐ」ことです。

楠木 そうですね。これは矛盾していることかもしれませんが、先ほども少し話したように、(定年準備は)50代でも十分間に合うのですが、何か思いつきで楽しいことができたり、社会とつながることができたりという、そのことがすぐに身につくわけではありません。やはり一定の試行錯誤と準備が必要だと考えています。

 その準備についてですが、一つは自分に向いているものを...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
そこまでやるか
当たり前のことを徹底してやった時、初めて人の心は動く
上甲晃
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤

人気の講義ランキングTOP10
キケロ『老年について』を読む(1)キケロの評価と「老年の心構え」
幸福な老年への智恵をキケロに学ぶ…惨めな老年の4つの理由とは
本村凌二
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(5)否定神学とラカン理論の限界
暴いてはいけない!?心を理解する上で重要な「否定神学」とは
斎藤環
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(6)リベラルアーツの本質
自分にしかできない自分の世界を味わうために、他の人とつながる
橋爪大三郎
編集部ラジオ2026(19)橋爪大三郎先生のリベラルアーツ論
【10min解説】橋爪大三郎先生:AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎
生活習慣病予防に~健診結果の正しい読み方(1)データから生活習慣を考える
内臓脂肪がなぜ増えた?データから考えるリスクファクター
野口緑
なぜ働いていると本が読めなくなるのか問答(1)読書と教養からみた日本の近現代史
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史
三宅香帆
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
三つの建国――その歴史的背景から迫るアメリカの原点
中西輝政