テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツTVとは

新着一覧

民間所得の低迷を公的に肩代わり?…分配議論の副作用は

日本人の「所得の謎」徹底分析(3)分配議論の理由と副作用

日本はこの30年間、民間の所得が増えない中、公的支出によって伸び悩みを肩代わりしてきたように見える。もっといえば、公的支出の存在があるので、民間の所得が伸びなくても良い環境になってしまったともいえる。だが、その姿...
収録日:2025/05/29
追加日:2025/06/12
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員

預金の半分が日銀と民間銀行の国債購入による信用創造?

日本人の「所得の謎」徹底分析(2)奇妙な貯蓄フローと預金残高

では、日本の所得・収入の過去30年の推移を調べると、何が見えてくるだろうか。1994年からの30年間で、民間同士の取引で生じる所得は、増減はあれどほぼ上がっていないのに、公的関与の部分は50兆円も増えている。さらに、本来...
収録日:2025/05/29
追加日:2025/06/12
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員

日本の所得は世界よりこんなに低い!その中身の特徴は?

日本人の「所得の謎」徹底分析(1)所得の国際比較とその中身

いま、税や社会保障など「分配」の議論が盛んに行われている。しかし、そのような議論の前提として、われわれは現在の日本の「所得」の中身がどうなっているのか、世界と比較してどうなのかを、詳しく知っておく必要があるので...
収録日:2025/05/29
追加日:2025/06/12
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員

ヒントは睡眠負債…自分の適した睡眠時間を把握するために

睡眠と健康~その驚きの影響(2)ショートスリーパーと睡眠負債

睡眠不足になると、生活習慣病だけでなく、うつ病など精神疾患に罹るリスクも高くなる。睡眠不足は、日々重なると「負債」となって容易に解消できなくなるという。果たして自分に適した睡眠時間はどう図るのか、“ショートスリー...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/06/12
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

真の解決策は何か…新たなホワイトナイトは「NOVA」

M&A・悪質買主とどう戦うか(2)朝日出版社のM&A騒動:後編

創業者の遺族とその意向を受けた買主との戦いは熾烈を極めた。100パーセント株主に勝てる方法は会社法上ありえず、相手の弱みを突くしかない。しかし、それも会社に真の解決をもたらすものではない。河合氏は新たなM&Aによる買...
収録日:2025/03/24
追加日:2025/06/11
河合弘之
さくら共同法律事務所 所長・弁護士

日本の財政は本当に悪いのか?将来世代と金利の問題に迫る

日本の財政と金融問題の現状(1)財政赤字の何が問題か

GDP比の債務残高が世界的に見てもかなり高い日本の財政状況。そのような状況にあって、他方では、日本は本当に財政不安なのかという意見もある。日本の財政状況を今一度正確に把握し、財政赤字がもたらす将来世代へのリスクや財...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/06/10
木下康司
元財務事務次官

民族自決原則とは?多民族国家が抱える難題と矛盾

地政学入門 ヨーロッパ編(6)「ロシア世界」と民族自決原則

「ルスキー・ミール」という言葉で代表される「ロシア世界」――それは、実際の国境にとどまらず、自国語を話す周辺領域の市民をも包括した概念。プーチンはそれを使ってウクライナ侵攻を正当化するが、国家外の自民族の保護を優...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/06/09
小原雅博
東京大学名誉教授

米国史で最も「主権主義者」を体現しているのはトランプか

トランプ2.0と中東(2)保守主義者から主権主義者へ

トランプ2.0の政治手法や姿勢からは、支持者が信じる保守主義の影が薄れている。「自国第一主義」を守るためなら、桁外れの関税も議事堂襲撃も恐れない。むしろ大国仲間としてロシアに接近する風すらうかがえる。見えてくるのは...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/06/08
山内昌之
東京大学名誉教授

問題だらけの閣僚たち…トランプ政権の真の公約とは?

第2次トランプ政権の危険性と本質(5)トランプの政治手法の問題とは?

トランプの経済政策は、文化戦争の手段としての反グローバリズムという軸で理解するしかないが、そのような政策を進めるトランプ政権の政治手法の問題点はなにか。その背景には、陰謀論者が全部入ってしまったような閣僚の問題...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/07
柿埜真吾
経済学者

貨幣不足とリフレ・デフレ政策…田沼以前の日本経済に注目

田沼意次の革新力~産業・流通・貨幣経済(2)田沼以前の経済状況

田沼時代、耕作面積が頭打ちとなる中で生産性向上が進み、経済圏が多極化した。そうした中、大坂一極集中の物流網からやがて地方同士で流通させるネットワークが生まれ、江戸地回り経済圏へと発展する。今回は、そうした農業生...
収録日:2025/01/28
追加日:2025/06/06
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員

民主主義は、民主主義者には決して分からない

民主主義を考えるための十二の根本原理(13)今の民主主義は真の民主主義とは違う

民主主義を考えるための根本原理の最後は、執行氏による「民主主義は、民主主義者には決して分からない」である。今、民主主義といわれているものは西洋で形づくられてきた民主主義とも、日本で生まれた大家族主義に立脚した民...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/06/06
執行草舟
実業家

「健診結果の見方」がよくわかる必見講義の見どころ!

編集部ラジオ2025(10)健診結果で健康を守る新5カ条

健康診断を受けておられる方も多いはずです。しかし、検査結果が出ても、何をどう見れば良いのやら、まったくわからず、ただ、去年よりも上がった下がったと一喜一憂して終わりという方も多いのではないでしょうか。 今回の...
収録日:2024/04/24
追加日:2025/06/05
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

寝ないとよく食べる…睡眠不足が生活習慣病を招く理由

睡眠と健康~その驚きの影響(1)睡眠が担う5つのミッション

私たちに欠かせない「睡眠」。そのメカニズムや役割についていまだ謎も多いが、それでも近年は解明が進み、私たちの健康に大きく関与することが明らかになっている。まずは最新情報を盛り込んだ睡眠が果たす5つの役割を紹介し、...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/06/05
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授

創業者の急逝…会社を守る方法は?朝日出版社のM&A騒動

M&A・悪質買主とどう戦うか(1)朝日出版社のM&A騒動:前編

経営者の高齢化に伴い、事業を第三者に任せるM&Aの手法が中小企業のトレンドになっている。しかし、その中には悪質買主も存在する。今回のシリーズ講義では、新聞等でも報じられた朝日出版社のM&A騒動について、旧経営陣側に立...
収録日:2025/03/24
追加日:2025/06/04
河合弘之
さくら共同法律事務所 所長・弁護士

みんなが主役!大阪・関西万博「いのちの遊び場クラゲ館」

クラゲ館と大阪・関西万博~いのちの遊び場がめざすもの

音楽、数学、STEAM教育に取り組む中島さち子氏は、2025大阪・関西万博でも手腕を発揮している。「いのち輝く未来社会のデザイン」を謳う万博のテーマ事業プロデューサーの一人として、「いのちを高める」ことをミッションに、「...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/06/03
中島さち子
ジャズピアニスト

関税発動をめぐるホワイトハウス内派閥抗争と対日圧力

米国システムの「解放」と逆襲(3)「解放の日」の戦略的意義と派閥抗争

財政破綻を防ぐことがその目論みとしてあったトランプ政権の関税政策。その発動をめぐっては、ホワイトハウス内でも派閥抗争があった。ナショナリスティックな政策に傾くトランプ政権が日本に向ける視線は厳しくなることが必至...
収録日:2025/04/25
追加日:2025/06/03
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

ロシアのキエフ攻略失敗の背景にあった地理的要因

地政学入門 ヨーロッパ編(5)ロシアのウクライナ侵略と難民問題

ロシアによるウクライナ侵略において、大方の予想を覆して失敗したキエフ侵攻。そこには湿地帯を要するウクライナの地理的要因があった。また、プーチンの主張とは食い違うウクライナの民族的アイデンティティとはなにか。アイ...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/06/02
小原雅博
東京大学名誉教授

アルキビアデスとトランプ、「力は正義」という大国の異常

トランプ2.0と中東(1)ふりかざす強者の論理

第2次トランプ大統領政権、いわゆるトランプ2.0が世界を揺るがしている。断固とした意思に基づく関税の大幅引き上げ、ウクライナもEUも置き去りにしたロシアとの停戦協議。さらにグリーンランド「買収」発言にみる領土拡大意欲...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/06/01
山内昌之
東京大学名誉教授

保護主義は「巧妙な嘘」…なぜ実際にはうまくいかないか

第2次トランプ政権の危険性と本質(4)保護主義の誤りと自由貿易の恩恵

そもそもにおいて自由貿易と保護貿易は、どちらがいいのだろうか。柿埜氏は、保護主義はいわば「非常に巧妙な嘘」のようなものだというが、それはどういうことだろうか。歴史的に見ても、実際のところで保護主義がうまくいった...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/31
柿埜真吾
経済学者

田沼意次とは?再評価で注目の人物像と時代背景に迫る

田沼意次の革新力~産業・流通・貨幣経済(1)田沼意次の生い立ちとその時代

田沼意次の人物像と政策を通して、江戸時代の転換期を振り返る今シリーズ。農産物・工産物の流通・発展、また貨幣経済の拡大など、田沼時代の特徴を振り返る。まずは、田沼意次の生涯である。田沼意次の父は一説には浪人だった...
収録日:2025/01/28
追加日:2025/05/30
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員

市民社会における悪人は「子どもじみた精神の持ち主」?

民主主義を考えるための十二の根本原理(12)子どもじみた人は…

英国の哲学者トーマス・ホッブズは、市民社会における悪人とは「大人に成長したのに子どものままの者、あるいは子どもじみた精神を持った人」と言った。一方、それとまったく反対の考え方を持つのが日本で、子どもを「一人前の...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/30
執行草舟
実業家

あなたは縄文系?弥生系?…弥生時代の実態に迫る

編集部ラジオ2025(10)弥生人の遺伝子、生活、文化

「自分は縄文系だろうか? それとも弥生系だろうか?」。そんなことを、ふと考えたことはありませんか。 日本は、縄文系の遺伝子や文化がいまなお色濃く残りつつ、そこに弥生系の遺伝子・文化が絶妙に混交して、独自の文明...
収録日:2024/04/03
追加日:2025/05/29
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

なぜ日本の医療はテロに対応できないのか?三つの理由

医療から考える国家安全保障上の脅威(5)日本の医療の問題点と提言

残念なことだが、現在の日本の医療はテロ攻撃には対応できない。その理由として、テロの悪意に対して無防備なこと、時代遅れの教科書的知識しか持っていないこと、テロで想定される健康被害に対応できる医療体制にないこと、が...
収録日:2024/09/20
追加日:2025/05/29
山口芳裕
杏林大学医学部教授

シカとトリがメインキャラ!? 弥生神話の特徴とその意味とは

弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(11)弥生人の「死後の世界」

弥生人にとっての死や祖先への精神は、縄文人とは異なっていた。どのような違いがあるのか。今回は弥生人の「死後の世界」を掘り下げる最終回として、土器に残る神話の痕跡や墓の構造の違いから、弥生人の死生観や祖先に対する...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/28
藤尾慎一郎
国立歴史民俗博物館 名誉教授

ハミルトン経済学に立脚した「米国システム」4つの柱とは

米国システムの逆襲~解放の日と新世界秩序(2)ハミルトン経済学と米国システム

トランプ大統領が標榜する「米国システム」の思想の背景には、関税政策を軸に大英帝国の自由主義に対抗せねばならないというハミルトン経済学の思想があった。かつてのアメリカの「独立」と現在を重ね、反グローバリズムに舵を...
収録日:2025/04/25
追加日:2025/05/27
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

その後の余命が変わる!続けるべき良い生活習慣とは

健診結果から考える健康管理・新5カ条(7)良い生活習慣が健康寿命を延ばす

健康診断の結果に一喜一憂するだけではなく、そのデータを活用し、生活習慣を見直すことが大切である。今回は、内臓脂肪の管理が健康維持に直結する理由や、体重増加と糖尿病リスクの関係、さらには良い生活習慣が寿命に与える...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/27
野口緑
大阪大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 特任准教授

ロシア暴挙の要因!? ソ連崩壊後のNATO拡大と「口約束」問題

地政学入門 ヨーロッパ編(4)ドイツ再統一とNATOの東方拡大

極右政党が台頭するドイツの背景には、「再統一」後の経済格差が残響している。また、ソ連崩壊後のNATO拡大の背景にあった政治的「約束」の問題は、現在のロシアとウクライナの関係にも尾を引いている。それぞれについて、経済...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/26
小原雅博
東京大学名誉教授

SF的予言…おまえは将来、ブッダになり世界を救済していく

おもしろき『法華経』の世界(4)スペース・ファンタジーと『法華経』

「法華経はSFだ」が鎌田氏の持論だが、今回はSF映画の名作2本『2001年宇宙の旅』と『スター・ウォーズ』と『法華経』とを比較して考えていく。特に、鎌田氏が若き日に観た『2001年宇宙の旅』終盤に登場するスターチャイルドは、...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/25
鎌田東二
京都大学名誉教授

大恐慌時代の「スムート=ホーリー関税」の悲劇と教訓とは

第2次トランプ政権の危険性と本質(3)スムート=ホーリー法とトランプ政権

かつてアメリカでは「スムート=ホーリー法」という関税政策が行われた。それは大恐慌時のアメリカ経済をさらに苦しめる悲惨な結果をもたらしたが、第2次トランプ政権による関税政策は、その関税政策を彷彿とさせるものだ。歴史...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/24
柿埜真吾
経済学者

「哲学・歴史」と「実証研究」の両立で広い視野をつかむ

デモクラシーの基盤とは何か(3)政治と経済を架橋するもの

「政治経済」と一口にいっても、両者を結びつけて思考することは簡単ではない。政治と経済を架橋するためには、その土台にある歴史や哲学、また実証的なデータを同時に検討する必要がある。これからの公共性を考えるための多角...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/23