テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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新着一覧

年収の壁、解雇ルール、退職金…活発な労働移動を阻む要因

第2の人生を明るくする労働市場改革(5)労働市場の流動化への障壁

なぜ労働市場の流動化がなかなか進まないのか。実は日本には労働移動が不利になる制度や慣行があるのだ。例えば退職金の優遇税制、解雇ルール、年収の壁がそれに当たるが、それぞれどのような内容なのか。労働市場改革を実現す...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/03/07
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

最悪10メートル以上海面上昇…将来に禍根残す温暖化の影響

水から考える「持続可能」な未来(1)気候変動の現在地

今や世界共通の喫緊の課題となっている地球温暖化。さらに、日本国内の上下水道など、インフラの問題も、これから大きな問題になっていく。地球環境からインフラまで、「持続可能」な未来をどうつくっていくのかについて、「水...
収録日:2024/09/14
追加日:2025/03/06
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

プラトンのアカデメイア…哲学の歴史に重要な場とメディア

世界哲学のすすめ(8)哲学の組織

哲学は共同作業だと、世界哲学プロジェクトは考える。師匠と弟子、あるいは弟子同士が問いの共有のもと対話をしなければ、哲学伝統は後世に残らないからだ。そして、書き物を継承するための場としての役割を果たしたプラトンの...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/03/05
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・文学部部長・教授

トランプの動きを止められるのは?グローバル環境の現在地

グローバル環境の変化と日本の課題(1)世界の貿易・投資の構造変化

アメリカでは再びトランプ氏が大統領に就任し、アメリカ・ファーストのもと大型関税に舵を切る一方、中国は過剰な輸出体制を取っている。加えて、気候変動を踏まえたサステナビリティの議論も進むグローバル環境において、日本...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/03/04
石黒憲彦
独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)理事長

大谷翔平選手に天の配剤…花巻東高校での貴重な経験を糧に

大谷翔平の育て方・育ち方(1)花巻東高校までの歩み

大谷翔平選手は今や野球界だけでなく世界中のスポーツ界の象徴的存在だが、本人は「自分も最初からこの体と技術があったわけではない」と努力と練習の成果を強調している。いったいどんな出会いやプロセスが彼を育ててきたのか...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/03
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト

修善寺の大患…反知性主義の時代に夏目漱石を読み直す意味

いま夏目漱石の前期三部作を読む(1)夏目漱石を読み直す意味

反知性主義が跋扈する現代社会。21世紀も四半世紀が過ぎ、知性で社会を理解しようとすればするほど葛藤が生まれるこの時代、日本人にとってはもう一度読み直すべき作家が夏目漱石ではないだろうか。実は1世紀以上前の明治の終...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/02
與那覇潤
評論家

なぜ銀行が国債を買うとお金の総量が増えるのか

お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(2)お金の総量と国債…残念なブタ積み

社会に流通するお金の総量を司っているのは日本銀行券を発行する日銀だと、一般には思われているかもしれない。しかし、日銀がお金を生み出すその量はあくまで受動的に決定されており、その増減の鍵を握るのは人々の需要と民間...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/01
養田功一郎
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 執行役員

勤続年数が長いほど生産性は低い…労働市場の流動化が急務

第2の人生を明るくする労働市場改革(4)求められる流動的な労働市場

テクノロジーの進歩やグリーン化に伴う労働環境の変化への対応は、若年層からシニア層まで全ての働き手が向き合わなければならない。重要なのは、日本の労働市場がもっと流動化することだ。つまり、「流動的な労働市場」が生産...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/02/28
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

謎の絵師・東洲斎写楽を「役者絵」で起用した蔦重の思惑

「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯(8)大首絵の成功と蔦重の最期

当時の出版界の花形である錦絵に参入した蔦屋重三郎は、錦絵のひとつである「大首絵」の製作にも着手。すると蔦重は、当時無名の写楽を起用し、デフォルメを効かせた大首絵で世間を驚かせた。出版界を上り詰めた蔦重は直後に病...
収録日:2024/11/06
追加日:2025/02/27
堀口茉純
歴史作家

哲学世界の「4つの共通言語(リングワ・フランカ)」とは

世界哲学のすすめ(7)哲学の言葉

世界哲学を遂行していく上で避けては通れないのが言語の問題である。哲学では、議論するための言語として、かつてギリシア・ラテン語をはじめ4つの「共通言語(リングワ・フランカ)」が使われてきたが、今はそれが英語になって...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/26
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・文学部部長・教授

おススメは「AI筋トレ」、社長自らCopilotで毎日AIと対話

生成AI「Round 2」への向き合い方(10)組織カルチャーの変容とAI筋トレ

生成AIの活用にはもう一つ大事な段階がある。それは組織カルチャーの変容である。最新のテクノロジーを単に活用するだけでなく、企業や組織のカルチャーを根本的に変えることを可能にするポテンシャルが生成AIにはあるからだ。...
収録日:2024/11/05
追加日:2025/02/25
渡辺宣彦
日本マイクロソフト株式会社 執行役員常務 エンタープライズ事業本部長

坐禅で自分を「非社」にして、あらゆる機会を学びにする

禅とは何か~禅と仏教の心(7)非社とオーガニック・ラーニング

坐禅をするのは「非社」になること――非社とは、社会を否定しているわけではなく、名刺にあるような社会的次元を超えている状態を指す。例えば、XとYの座標でいえば、自分の状態をその中に位置づけることができるのは座標上の原...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/24
藤田一照
曹洞宗僧侶

10年で大きく進歩…膵臓がん治療の最新事情と可能性

膵臓の病気~がんと治療の基礎知識(2)膵臓がん治療の現在地

がんの死亡原因の第4位に位置する膵臓がんは、がんの発見の難しさや外科的手術の困難が指摘されてきた。できるだけ早く発見し、治療の可能性を広げるために私たちができることは何か。がんの早期発見をするために重要な検査項目...
収録日:2024/07/19
追加日:2025/02/23
糸井隆夫
東京医科大学病院 消化器内科 主任教授

信用創造・預金創造とは?社会でお金が流通する仕組み

お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(1)銀行がお金を生む仕組み

日本経済が低迷する原因は何か。大きなポイントとして「お金が回っておらず、死蔵されてしまっていること」が挙げられる。そもそも、お金が市中にどのように流通し、どのような役割を果たしていくのかを理解しなければ、経済を...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/02/22
養田功一郎
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 執行役員

『講義録』を手にすれば学びの喜びは幾倍にも!

編集部ラジオ2025(3) テンミニッツTV講義録ご紹介

テンミニッツTVでは、これまで4冊の『テンミニッツTV講義録』を発刊してきました(2025年2月現在)。 もちろん、テンミニッツTVの講義を元に編集したものです。「だとすれば、テンミニッツTVで見ていれば、本は要らないのでは...
収録日:2025/02/14
追加日:2025/02/21
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

未来が危ない…メガトレンドの変化が生み出す2100年の日本

第2の人生を明るくする労働市場改革(3)3つのメガトレンドの変化

「雇用は生産の派生需要」という言葉が経済学にはある。これは非常に重要な命題で、人や雇用が先ではなく、生産があって初めて雇用が生まれるという考え方だ。そして、経済の状況が変われば雇用環境も変化を余儀なくされるので...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/02/21
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

喜多川歌麿の美人画が革新的だったわけ…蔦重の戦略とは

「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯(7)逆境を逆手にとった錦絵

さまざまな出版物のなかでも当時の花形だったのが、多色刷りの浮世絵である錦絵だ。さらなる躍進を目論む蔦重も、当然その錦絵に目をつけていたが、その参入の契機となったのは出版規制が厳しくなった松平定信時代だった。逆境...
収録日:2024/11/06
追加日:2025/02/20
堀口茉純
歴史作家

ロゴスのアゴーン…古代ギリシアで哲学が発展した理由

世界哲学のすすめ(6)古代ギリシアに遡る<2>

古代ギリシアに端を発する哲学には、観想のほかに「アゴーン(競争)」という特徴があった。哲学はいわばロゴス(言語)によるアゴーンである。オリンピック同様、議論もまた競い合いで発展し、神の知恵に近づくと彼らは考えた...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/19
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・文学部部長・教授

壁打ちのすすめ――生成AI活用に必要な「やってみろ」精神

生成AI「Round 2」への向き合い方(9)生成AIの変革段階論

生成AIをビジネスに活用していく上で、必要なマインドセットとはなにか。業務の効率化といった初歩的な目的にとどまらない、組織の根本に作用するAI活用を考えるためにリーダーが取るべき姿勢について、渡辺氏の提唱する「変革...
収録日:2024/11/05
追加日:2025/02/18
渡辺宣彦
日本マイクロソフト株式会社 執行役員常務 エンタープライズ事業本部長

酔っぱらった自分から覚めよ…悪魔が降参したブッダの悟り

禅とは何か~禅と仏教の心(6)目覚めの宗教とブッダの遺言

私たちは現実に痛みをもたらす「苦」は感じても、おおもとの「惑」は見えない、私たちの認識は欲望に曇らされ、真実の姿が見えないからだ。それは、いわば酔っ払った状態だと一照師はいう。そのままで修行を続けるより、まずは...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/17
藤田一照
曹洞宗僧侶

沈黙の臓器「膵臓」とは?2つの役割と疾患の種類

膵臓の病気~がんと治療の基礎知識(1)膵臓の役割と疾患

「沈黙の臓器」といわれる膵臓。聞いたことはあっても、その位置や形、役割については詳しく知る機会が多くないのではないだろうか。今シリーズでは、その膵臓の働きや、かかり得る疾患、治療の現在地について紹介する。まず今...
収録日:2024/07/19
追加日:2025/02/16
糸井隆夫
東京医科大学病院 消化器内科 主任教授

セーヌ川ラ・グルヌイエールにみるモネとルノワールの違い

印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(8)モネとルノワールと印象派の出発点

モネとルノワールの《ラ・グルヌイエール》は、パリ近郊の保養地ラ・グルヌイエールで描かれた作品で、印象派の出発点ともいわれている。興味深いことに、同じとき、同じ場所で描かれた両者の作品から、2人の作風の違いが如実に...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/02/15
安井裕雄
三菱一号館美術館 上席学芸員

日本人全員ではない…日本的雇用慣行のターゲットは誰?

第2の人生を明るくする労働市場改革(2)前提が崩れた日本的雇用慣行

終身雇用、年功序列型賃金といった日本的雇用慣行は、高度経済成長期の日本を支える推進力となった。しかし、経済の停滞や若年層の減少といった状況の現代日本とはミスマッチを起こしている。前提が崩れた中で制度だけが残存す...
収録日:2024/08/03
追加日:2025/02/14
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

この30年で結果が出てるのにアメリカの真似してはいけない

米国論(8)もう結果は出ている

アメリカ全体が分裂に分裂を重ねている。どの部分と付き合うかで、アメリカ観は全く違ってくる。これはある意味、民主主義国家とは逆で、むしろかつてのソ連や今の北朝鮮などと同じである。また、人間の考える知恵には限界があ...
収録日:2024/10/22
追加日:2025/02/14

喜多川歌麿をスターにした蔦重の天才的プロデュース術

「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯(6)蔦重がつくった狂歌本

出版業界の時流に乗り、そのなかで画期的な出版物をつくってきた蔦重は、狂歌本ブームにも目をつけた。狂歌師たちとの狂歌会をもとにした『吉原大通会』や、当時無名の喜多川歌麿を起用した狂歌絵本といった、独創的な蔦重の仕...
収録日:2024/11/06
追加日:2025/02/13
堀口茉純
歴史作家

実践がなくてもかまわない!?ギリシア哲学の大きな特徴とは

世界哲学のすすめ(5)古代ギリシアに遡る<1>

世界哲学は多様なだけに、その展開と推進のためのアプローチも多様になる。納富氏は古代ギリシア哲学の研究者として、古代ギリシアの特性を捉えなおすことが一つの有効な道だと考えている。古代ギリシアが哲学の祖といわれる理...
収録日:2024/09/06
追加日:2025/02/12
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科 研究科長・文学部部長・教授

責任あるAI――マイクロソフトが掲げるコンセプトと覚悟

生成AI「Round 2」への向き合い方(8)「責任あるAI」への課題と覚悟

さまざまな領域での適用事例が増える生成AI。しかし、手放しにその台頭を歓迎できるかというと、そうではないようだ。生成AIの電力消費の問題、プライバシーやフェイク情報のような倫理的課題に目を向け、マイクロソフトが掲げ...
収録日:2024/11/05
追加日:2025/02/11
渡辺宣彦
日本マイクロソフト株式会社 執行役員常務 エンタープライズ事業本部長

火箸で考える…「空」は奪う教え、「縁起」は与える教え

禅とは何か~禅と仏教の心(5)空と縁起

火箸を通して縁起を説明するのが一照師のやり方だ。囲炉裏に刺された火箸は、使い方によっては武器にも孫の手にも、さらには筆記用具にもなる。どんなものも使い手の行為と無関係ではないということだ。人間も同様で、さまざま...
収録日:2024/08/09
追加日:2025/02/10
藤田一照
曹洞宗僧侶

文と武の両輪――仁愛の精神と厳しさでリードせよ

『孫子』を読む:行軍篇(6)信頼関係の構築

上司と部下の信頼関係はどのように築いていけばよいのか。これは、いつの時代にあっても難しい問題である。また、軍隊でも会社でも組織の大きさより、内部がいかに整っているかが、目標を達成するための最大要因でもある。鍵と...
収録日:2020/10/09
追加日:2025/02/09
田口佳史
東洋思想研究家

印象派の画家たちによる最先端の表現方法「筆触分割」とは

印象派とは~画家たちの関係性から技法まで(7)マネのトリックと印象派の表現方法

印象派の画家たちに大きな影響を与えたマネは、最後の印象派展を見届けることなくこの世を去った。マネの最後のサロン出品作となった《フォリー・ベルジェールのバー》には、よく観察するとさまざまなトリックが隠されており、...
収録日:2023/12/28
追加日:2025/02/08
安井裕雄
三菱一号館美術館 上席学芸員