テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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新着一覧

トランプ政治と民主主義の危機…カント哲学から考える

編集部ラジオ2025(9)デモクラシーの危機と「哲学」

いま、世界各国で「デモクラシーの危機」が高まっています。これまでの常識を超えたドラスティックな政策を次々と打ち出す第2次トランプ政権はもちろん、欧州各国の政治状況もポピュリズム的な面を強くしています。また、ロシア...
収録日:2025/04/03
追加日:2025/05/22
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

日本のインテリジェンスは大丈夫か…行政機関の対応に愕然

医療から考える国家安全保障上の脅威(4)国家インテリジェンスの課題

「日本のインテリジェンスは大丈夫なのか」という声が海外から聞かれるという。例えば北朝鮮のミサイルに搭載されている化学剤について、「エイジング」と呼ばれる拮抗薬投与までの制限時間の観点からはまったく見当違いの神経...
収録日:2024/09/20
追加日:2025/05/22
山口芳裕
杏林大学医学部教授

イヌ、ネコ、ニワトリ…弥生時代の役割と縄文時代との違い

弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(10)弥生人と動物

われわれにとって馴染み深いイヌやネコなどの動物。縄文時代や弥生時代は、その役割、位置づけはどうなっていたのか。また、現代との違いはどこにあるのか。出土品から見えてくる動物との関係について、当時の食生活にも触れな...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/21
藤尾慎一郎
国立歴史民俗博物館 名誉教授

グローバル主義が全ての元凶…トランプ政権がめざすのは?

米国システムの逆襲~解放の日と新世界秩序(1)米国システム「解放の日」

第二次トランプ政権は、その関税政策を発動させた日、4月2日を「解放の日」と称した。そこには、アメリカが各国の面倒を見るという第二次世界大戦以降の構図が、アメリカに損害をもたらしているという問題意識がある。「解放の...
収録日:2025/04/25
追加日:2025/05/20
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

メタボリックシンドロームを単なる肥満と侮ってはいけない

健診結果から考える健康管理・新5カ条(6)メタボを侮ってはいけない

「メタボリックシンドローム」を単なる肥満と侮ってはいけない。内臓脂肪が蓄積すると、血糖値や血圧の上昇を招き、さまざまな健康リスクを高めることになってしまう。自覚症状のないまま血管障害が進行するリスクの上昇を防ぐ...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/20
野口緑
大阪大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 特任准教授

ソ連と西欧を隔てた「鉄のカーテン」と冷戦後の地政学

地政学入門 ヨーロッパ編(3)「鉄のカーテン」と冷戦後の変動

ウクライナへの侵攻を行ったロシアの振る舞いは、ヨーロッパの歴史を地政学的な観点から見ることなしに理解することはできない。ソ連の崩壊前後を中心に、現在のロシア、プーチン政権のあり方につながる歴史を振り返る。(全8話...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/19
小原雅博
東京大学名誉教授

千手千眼観音のサポートとは?菩薩たちのビッグバンとは?

おもしろき『法華経』の世界(3)止観と菩薩による救済

最澄の瞑想図は非常に美しいが、彼は何を瞑想していたのだろうか。答えは無、心の動きを止めるのが「止観」だからだ。また、『法華経』全巻の構成を見ると、弥勒、観音、普賢の三菩薩が衆生を導き救済する中心的存在であること...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/18
鎌田東二
京都大学名誉教授

トランプ関税はアダム・スミス以前の重商主義より原始的

第2次トランプ政権の危険性と本質(2)トランプ関税のおかしな発想

「トランプ関税」といわれる関税政策を積極的に行う第二次トランプ政権だが、この政策によるショックから株価が乱高下している。この政策は二国間の貿易収支を問題視し、それを「損得」で判断してのものだが、そもそもその考え...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/17
柿埜真吾
経済学者

大隈重信と福澤諭吉…実は多元性に富んでいた明治日本

デモクラシーの基盤とは何か(2)明治日本の惑溺と多元性

アメリカは民主主義の土壌が育まれていたが、日本はどうだったのだろうか。幕末の藩士たちはアメリカの建国の父たちに憧憬を抱いていた。そして、幕末から明治初期には雨後の筍のように、様々な政治結社も登場した。明治日本は...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/16

全員がコンプレックスを持っている社会こそ民主主義の理想

民主主義を考えるための十二の根本原理(10)一人も完全な人がいない

イギリスの社会学者マイケル・ヤングが、19世紀の英国社会を統計学的に調査して書いた『メリトクラシー』という本がある。この本に書かれた言葉が「一人も完全な人がいない」である。貴族は特権階級であることに後ろめたさを持...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/16
執行草舟
実業家

【会員アンケート】談論風発!トランプ関税をどう考える?

編集部ラジオ2025(8)会員アンケート企画:トランプ関税

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく「会員アンケート企画」。今回は、「トランプ関税をどう考える?」というテーマでご意見をいただきました。 第2次トランプ政権が進...
収録日:2025/05/07
追加日:2025/05/15
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

今や化学兵器の主流…「バイナリー」兵器とは?

医療から考える国家安全保障上の脅威(3)NBC兵器をめぐる最新情勢

2006年ロシアのKGB元職員暗殺には「ポロニウム210」というNBC兵器が用いられた。これは、検知しやすいγ線がほとんど出ない放射線核種で、監視の目を容易にすり抜ける。また、2017年金正男氏殺害に使われた「VX」は、2種の薬剤を...
収録日:2024/09/20
追加日:2025/05/15
山口芳裕
杏林大学医学部教授

生と死が明確に分かれていた…弥生人が生きていた世界とは

弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(9)弥生人の「生の世界」

弥生時代の衣食住には、いったいどんな文化があったのだろうか。土器やスタンプ痕の分析から浮かび上がる弥生人が生きていた世界、その生活をひもとくと、農耕の発展の経路や死生観など当時のさまざまな文化の背景が見えてくる...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/14
藤尾慎一郎
国立歴史民俗博物館 名誉教授

運動では減らないコレステロール…食生活の見直しで対策を

健診結果から考える健康管理・新5カ条(5)コレステロールは運動では減らない

コレステロールは中性脂肪と混同されがちだが、まったく異なる性質の脂(あぶら)である。コレステロールには、消化酵素になるなど3つの使い道があるが、摂り過ぎると運動しても簡単になくならないため、血管の変化を引き起こし...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/13
野口緑
大阪大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 特任准教授

地図で読む「ヨーロッパにおけるパワーの東漸と西進」

地政学入門 ヨーロッパ編(2)地理的条件と東西の攻防

第一次、第二次世界大戦におけるヨーロッパの攻防を地政学の観点から見ると、いったいどのような背景が読み取れるだろうか。アルプスと平野、海といった地理的条件から、ヨーロッパの「西と東」の攻防の歴史を読み解く。そうす...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/12
小原雅博
東京大学名誉教授

『法華経』と「神道」はアバター!?通底する世界観とは

おもしろき『法華経』の世界(2)『法華経』と「神道」の共通性

聖徳太子、最澄、空海、日蓮、宮沢賢治など多くの人に多大な影響を与えてきた『法華経』は長い年月にわたり日本宗教史を貫いてきた存在である。『法華経』は、苦悩を前提としつつ、むしろそうであるがゆえに明るい未来や救済の...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/11
鎌田東二
京都大学名誉教授

ブレーキなき極右ポピュリズム…文化戦争を重視し経済軽視

第2次トランプ政権の危険性と本質(1)実は「経済重視」ではない?

「第二次トランプ政権は、第一次政権とは全く別の政権である」――そう見たほうが良いのだと、柿埜氏は語る。ついつい「第1次は経済重視の政権だった」と考えてしまいがちだが、実は第2次政権では「経済」の優先順位は低いのだと...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/10
柿埜真吾
経済学者

全体主義の暴力とは集団のアイデンティティで人を扱うこと

デモクラシーの基盤とは何か(1)全体主義の暴力

ハンナ・アーレントが批判した全体主義の本質とは何か。その答えは、アーレントが「ユダヤの娘として」考えるよう批判された際の応答に詰まっている。全体主義の暴力の本質とは、「集団的アイデンティティによって人を扱う」こ...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/09

「これだけは自分の信念だ」といえるものを命懸けでつくる

民主主義を考えるための十二の根本原理(9)命を懸けた一つの哲学を持つ

英国の思想家トーマス・アーノルドは、英国ジェントルマンを作るため、たくさんのパブリックスクールを作った。パブリックスクールを経てオックスフォードやケンブリッジ大学を卒業した人たちに求めたのは、「命を懸けた一つの...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/09
執行草舟
実業家

医療者から見た「NBC兵器」三つの特徴と救命活動のポイント

医療から考える国家安全保障上の脅威(2)NBC兵器の特徴

非対称兵器の中で最も蓋然性の高い兵器が「NBC兵器」である。NBC兵器とは、核兵器、生物兵器、化学兵器のことで、その最大の特徴は、安価で強力な殺傷能力を持つこと。特に生物兵器は、資金力の乏しいテロ組織が使う「貧者の核...
収録日:2024/09/20
追加日:2025/05/08
山口芳裕
杏林大学医学部教授

現代日本人の中に縄文遺伝子!? 弥生人の核ゲノムで判明

弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(8)弥生人の核ゲノム

渡来系弥生人のルーツを分析していくと、朝鮮半島ですでに混血していた人が渡ってきた可能性が高い。ただ、不思議なことにその痕跡が九州や近畿を飛ばして名古屋近郊の朝日遺跡で検出されている。その他にも、日本列島に渡って...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/07
藤尾慎一郎
国立歴史民俗博物館 名誉教授

血圧を甘く見てはいけない…血圧が血管を傷つける仕組み

健診結果から考える健康管理・新5カ条(4)血圧を甘く見てはいけない

血圧は私たちの健康にどのような影響を与えているのだろうか。高血圧は日本人の中でもっとも多いリスクファクターであるため、血圧を甘く見てはいけない。高血圧以外の人と比べて死亡率が高くなっているからだ。では血圧をどう...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/06
野口緑
大阪大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 特任准教授

ヨーロッパとは?地図で読み解く地政学と国際政治の関係

地政学入門 ヨーロッパ編(1)地図で読むヨーロッパ

国際政治の戦略を考える上で今やかかせない地政学の視座。今回のシリーズではヨーロッパに焦点を当て、地政学の観点から情勢分析をする。第1話目では、まず地政学の要点をおさらいし、常に揺れ動いてきた「ヨーロッパ」という領...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/05
小原雅博
東京大学名誉教授

「法華経はSFだ!」というナラティブの神秘的体験

おもしろき『法華経』の世界(1)法華経はSFだ!

『法華経』といえば紀元1世紀から3世紀に成立したといわれる大乗仏教の代表的経典である。厳しい修行や哲学的思索を行う出家が中心だった当時のインド仏教に対し、誰もが平等に成仏できると説く『法華経』は画期的なものだった...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/04
鎌田東二
京都大学名誉教授

宇宙帝国主義――トランプ2.0の最重要アジェンダの正体

トランプ2.0~アメリカ第一主義の逆襲(3)トランプ2.0のゴールと日米関係

トランプ第2次政権のゴールは、アメリカの「ゴールデンエイジ(黄金時代)」を築くことである。そこでは、究極的なフロンティアとしての宇宙の覇権を取ることや、西半球の欧州との外交が重要視されることを意味する。いったいど...
収録日:2025/03/21
追加日:2025/05/03
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

株式リターンの歴史検証…大きな構造変化の影響を見抜く

株価と歴史…トランプ関税の影響を読む(2)株価リターンの歴史から考える

トランプ関税の影響を、歴史を踏まえつつ分析していく講義。第2話ではいよいよ、アメリカ、ドイツ、香港、日本などの株価の歴史を追いながら検証していく。実は株価の歴史的な動きを把握するためには、「株価」の動きでみるので...
収録日:2025/04/18
追加日:2025/05/02
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員

米国史の教訓…ドル基軸通貨体制の信認を問う大転換に?

株価と歴史…トランプ関税の影響を読む(1)アメリカ史の教訓とは

トランプ関税の影響は、今後、どのように広がっていくのだろうか? 過去の大きな構造変化や金融環境の変化が各国の「株価リターン」にどのような影響を与えたのかを分析しつつ、今後を考えるヒントがないかを検証していく。第1...
収録日:2025/04/18
追加日:2025/05/02
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員

どのような経済レジームを選ぶか…倫理資本主義の可能性

危機のデモクラシー…公共哲学から考える(6)政治と経済をつなぐ公共哲学

政治と経済を、いかに公共哲学が架橋していけるのか。政治と経済、それぞれの理想を毀損しない形で互いが共存できるあり方はあるのだろうか。動機付け、公正、共通善といったキーワードをもとに考えていく。(全6話中第6話)
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/02
齋藤純一
早稲田大学政治経済学術院政治経済学部教授

出発のときの民主主義は「自由か、しからずんば死か」

民主主義を考えるための十二の根本原理(8)自由か、しからずんば死か

本当の民主主義とは「自由か、しからずんば死か」である。これはアメリカのパトリック・ヘンリーの言葉で、その根本にある言葉は前回伝えた「独立自尊、すべて自己責任」である。このような社会を求めてアメリカは独立し、そこ...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/02
執行草舟
実業家

フェンタニルの麻薬中毒も意図的な戦略?非対称兵器の脅威

医療から考える国家安全保障上の脅威(1)「非対称兵器」という新たな脅威

国家安全保障上の脅威といえばミサイルや爆弾投下などの「武力攻撃」を想定しがちだが、現在、特に先進諸国では異なる見方をしているという。2024年米国下院の特別委員会で、国内に大量の中毒者・死亡者を出して社会問題視され...
収録日:2024/09/20
追加日:2025/05/01
山口芳裕
杏林大学医学部教授