新着一覧

「自由主義はもう終わった」という議論は、いつか来た危険な道

編集部ラジオ2026(29)自由喪失の危機に考えるハイエク-2

幸平氏が論ずる「気候崩壊の非常時だから計画経済へ」という言説は本当に正しいのだろうか。やはり、計画経済という劇薬は、どれほどプランを魅力的に語ろうとも、結果的には全体主義の影を帯びざるをえない。そもそも、インセ...
収録日:2026/08/03
追加日:2026/08/22

斎藤幸平氏に物申す…自由喪失の危機に読みたい自由主義の近現代史

編集部ラジオ2026(28)自由喪失の危機に考えるハイエク-1

テンミニッツ・アカデミー講義録『“自由喪失の危機”に読みたい自由主義の近現代史』を発刊した柿埜真吾氏。このタイトルのとおり、今、世界的に民主主義は動揺し、自由は喪失の危機にあるともいえるだろう。世界的な危機といえ...
収録日:2026/08/03
追加日:2026/08/22

「尊王攘夷か佐幕か」…天皇絶対主義に結びつく厄介な問題

徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(2)開国の是非と将軍継嗣問題

保守的かつ現実的だった井伊直弼が先駆的な政策として唱えた「開国」論には、当時の将軍・徳川家定の継嗣問題が絡んできた。本来別々の問題である二つが結びつくことになったのは、水戸藩・徳川斉昭の存在が大きい。斉昭は「尊...
収録日:2021/04/12
追加日:2026/08/21

「桜田門外の変」の謎…井伊直弼の警護に問題はなかったのか

徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(1)桜田門外の変と井伊直弼の人物像

安政7(1860)年に起こった「桜田門外の変」は、江戸幕府大老の井伊直弼が水戸藩等の浪士に襲撃、暗殺された事件である。これ以降、幕府の権威は崩壊し、時代は未曾有の動乱期に入っていく。ここでは桜田門外の変について現代人...
収録日:2021/04/12
追加日:2026/08/20

「一人で悟るのは危険だ」…学ぶことの本質と日本の役割とは?

資本主義の再定義…哲学で考える(6)「学ぶ」ことの本質と道徳の問題

AIや世界情勢の激変に直面する現代において、哲学という「概念の学」の重要性を提示する最終話。戦後80年間の日本の平和や国民皆保険制度などの価値を再認識・概念化し、世界へ発信していく必要性を訴える。また、古代中国思想...
収録日:2026/01/21
追加日:2026/08/18
中島隆博
東京大学東洋文化研究所教授

企業が「CPO=最高哲学責任者」を置く時代…人間の知性とは?

資本主義の再定義…哲学で考える(5)ホモ・サピエンスとしての役割

フェアな経済活動の実現に向けて倫理的インフラを構築するためにはどうすればいいだろうか。急速な寡占・独占が進む現代の資本主義に対し、CPO(最高哲学責任者)の設置や、グラスルーツ(草の根)での世界的連携によるガバナン...
収録日:2026/01/21
追加日:2026/08/17
中島隆博
東京大学東洋文化研究所教授

【10min解説】根本博…戦後の内蒙古での激闘と台湾での義戦

編集部ラジオ2026(27)昭和の名将・根本博

昭和の名将・根本博――。一般にはまだ、それほどよく知られた方ではないかもしれません。しかしとりわけ戦後、人間としての「本義」を貫く決断をした人物です。 1つは、敗戦の直前・直後の内蒙古でのことでした。内蒙古は、当...
収録日:2026/07/23
追加日:2026/08/15

大義にもとづく「個人の決断と行動」が歴史を動かす…名将の教訓

昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(5)1人の力で歴史を変えた男たち

根本博は復員後、かつての恩義に報いるため台湾へと渡り、金門島の戦いで中国共産党の進出を食い止めた。根本は大酒飲みでユーモアがあり、なによりも部下に信頼された、まさに名将である。ソ連の侵攻から日本を守った樋口季一...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/08/14
対談 | 門田隆将早坂隆

根本博の功績は台湾では消されていた…取材でいかに正史を変えたか

昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(4)消された歴史を掘り起こす

台湾の古寧頭戦役で共産党の侵攻を防いだ国民党軍の勝利の裏には、日本人・根本博の尽力があった。しかし、台湾統治の正当性を保ちたい当局の思惑や派閥争いにより、その存在は歴史から意図的に消し去られていた。戦後60年を経...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/08/13
対談 | 門田隆将早坂隆

利とは、義の和である…なぜ道徳的なふるまいが企業活動に重要か

資本主義の再定義…哲学で考える(4)共感としての見えざる手

現代の世界的な哲学の最前線では、中国古典などの思想資源の再解釈を通じた資本主義の再定義が進められている。マルクス・ガブリエル氏は「道徳的事実への共感」を「見えざる手」と定式化し、これからの企業活動における道徳的...
収録日:2026/01/21
追加日:2026/08/11
中島隆博
東京大学東洋文化研究所教授

強欲資本主義は死んだ…他者を助けることのできる他者を助ける

資本主義の再定義…哲学で考える(3)害なき利とコミュニティの時代

「強欲資本主義」と呼ばれるように、これまでの資本主義は環境や社会に害を与えても利を追求すればいいというグリーディな方向へ進みすぎたが、これからは「害なき利(profit without harm)」の時代だという。企業は「他者を助...
収録日:2026/01/21
追加日:2026/08/10
中島隆博
東京大学東洋文化研究所教授

【10min解説】特集で考える《お盆とあの世》の本質

編集部ラジオ2026(26)お盆とあの世を考える

毎年やってくる「お盆」。その行事を、皆さんはどのようにしていらっしゃるでしょうか? 迎え火を焚いてご先祖をお迎えし、お供え物や盆提灯でおもてなしをし、親族で集まって近況の報告などをしながら楽しく過ごし、最終日に...
収録日:2026/07/23
追加日:2026/08/08

共産軍2万を金門島で殲滅…ただし一般人の命を守る軍人の本義を重視

昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(3)共産軍を殲滅――金門島での戦い

「林保源」の名で国民党軍・湯恩伯司令官の「顧問」となり、対共産党戦の作戦を立案した根本博。根本は商業都市・厦門(アモイ)をあえて放棄し、金門島に敵を誘い込んで退路を断って殲滅する「厳島の戦い」を模した戦略を献策...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/08/07
対談 | 門田隆将早坂隆

情に厚くなければ情報工作はできない…明石元二郎の対露工作の教訓

昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(2)情報畑の人びとの「情の厚さ」

戦後、情報機関に対してネガティブなイメージを抱く日本人は少なくない。しかし、日露戦争を勝利に導いた明石元二郎の謀略戦に見られるように、本来の情報工作とは相手との間に情を通わせ、信頼関係を築くことで成り立つもので...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/08/06
対談 | 門田隆将早坂隆

「国共内戦」危機の台湾…根本博の密航と涙で迎えた中国人将軍

昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(1)危機の台湾への密航

国共内戦で、蒋介石軍は共産党軍に押され敗走に次ぐ敗走に陥った。その窮地に、元陸軍中将の根本博は台湾へ渡る決意を固める。終戦時に、蒋介石政府による邦人送還の恩義を返すためである。当時、日本はGHQの支配下にあり復員軍...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/08/06
対談 | 門田隆将早坂隆

AI時代にこそ「熟達者の経験」が生きる&現状の日本経済の実情は

日本の財政の真実を検証する(7)AIと長寿化&質疑応答

現在の日本経済を読み解く最重要キーワードはAIと長寿化である。AIは一見、若者向けの技術と思われがちだが、実は長年培った知識や経験を持つシニア層こそ親和性が高いと宮本氏は説く。AIが提示する回答の成否を評価・判断する...
収録日:2026/04/25
追加日:2026/08/05
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

「共生」の本当の意味とは?…人間はHuman Co-becoming

資本主義の再定義…哲学で考える(2)今の時代の人間観と共生

現代において私たちが考えるべきなのは、19世紀的な「自律した個人」という旧来の人間観ではなく、感情を通じて他者に開かれた「根源的な社会性」を備えた人間像である。言語や心、また自由も個人が所有するものではなく、他者...
収録日:2026/01/21
追加日:2026/08/04
中島隆博
東京大学東洋文化研究所教授

資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論

資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」

これからの資本主義はどうなるのかを、哲学的に考えていく講義シリーズ。まず、私たちは社会全体が資本主義に覆われていると錯覚しがちだが、実際には医療や教育など資本主義に還元できないシステムが多数存在しており、資本主...
収録日:2026/01/21
追加日:2026/08/03
中島隆博
東京大学東洋文化研究所教授

【10min解説】田口佳史先生×堀江重郎先生《老子の神髄》

編集部ラジオ2026(25)《老子の神髄》を学ぶ

『老子』を学んでみたい――。そう思う方も多いのではないでしょうか。しかし、『老子』はけっして読解が容易い本ではありません。どう読めばいいのか、その真意はどういうことなのか、途方に暮れてしまう場合もあります。 今...
収録日:2026/07/16
追加日:2026/08/01

情報を基にいかに決断するか…その深い葛藤と「南泉猫を斬る」

昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(4)決断のかげにあった深い葛藤

駐蒙軍司令官・根本博が終戦時に下した、ソ連軍に対する反撃と在留邦人救出の決断。根本の決断の背景には、情報将校としての優れた「情報力」があった。ソ連軍の暴虐を予見し、一方で中国軍の敵将・傅作義の人格をも緻密に分析...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/07/31
対談 | 門田隆将早坂隆

「諸君、私を戦犯にするというが如きは児戯に類することである」

昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(3)戦犯は児戯に類す――丸一陣地の死闘

終戦直後、ソ連軍から「即時降伏せよ。さもなくば指揮官を戦犯として死刑に処す」という脅迫のビラが内蒙古の張家口方面で撒かれた。緊迫する幕僚会議で意見が真っ二つに割れる中、駐蒙軍司令官の根本博中将は「私を戦犯にする...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/07/30
対談 | 門田隆将早坂隆

現代日本で「経済成長3つの源泉」の具体的プランを考えると?

日本の財政の真実を検証する(6)「経済成長3つの源泉」の具体策

少子高齢化で人口が減少する日本において経済成長を実現させる鍵となるのが、労働力・生産性・資本という「3つの源泉」である。中でも労働力に関しては、高齢者や女性など潜在的余地のある人材を生かすことが求められる。また、...
収録日:2026/04/25
追加日:2026/07/29
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

合従軍、秦に迫る!…秦王・嬴政を滅ぼしかねなかった激戦の史実

中国春秋戦国時代と始皇帝(8)合従軍と秦の激闘

秦に対抗する合従軍の侵攻は、恵文王、昭王、荘襄王、そして始皇帝の時代に発生している。荘襄王の時代には、魏の信陵君率いる5カ国軍が函谷関に迫り、始皇帝の即位6年目には秦の都・咸陽郊外まで敵軍が侵入する最大の危機を迎...
収録日:2026/06/16
追加日:2026/07/28
鶴間和幸
学習院大学名誉教授

始皇帝を支えた家臣たち…史実からいかに実像を描いていくか

中国春秋戦国時代と始皇帝(7)始皇帝を支えた家臣たち

秦は他国からの優秀な人材を積極的に登用したのが特徴で、楚の出身である李斯は呂不韋の食客を経て秦の役人となり、始皇帝を帝王に育て上げた名家臣である。さらに、昌平君や蒙氏一族などの外国人人材、王翦や白起といった秦生...
収録日:2026/06/16
追加日:2026/07/28
鶴間和幸
学習院大学名誉教授

秦による中国統一への道…恵文王、昭王、荘襄王が行なったこと

中国春秋戦国時代と始皇帝(6)秦の恵文王、昭王、荘襄王の時代

秦が中国統一を成し遂げる礎を築いた、恵文王、昭王、荘襄王の3代にわたる激動の時代。恵文王の時代には、豊かな水田稲作地帯である巴蜀や漢中に郡を置き、占領地支配によって国力を飛躍的に高めた。続く昭王の時代には、約半世...
収録日:2026/06/16
追加日:2026/07/27
鶴間和幸
学習院大学名誉教授

【10minで考える】「皇室典範改正」社会の空気をどう見るか?

編集部ラジオ2026(24)「皇室典範改正」を考える

令和8年(2026年)7月17日に「皇室典範改正」法案が国会で成立しました。いうまでもなく、これは本来「静謐な環境」で議論すべきものです。そのため、国会で何年にもわたり議論が重ねられてきました。 ところがこの法案成立...
収録日:2026/07/16
追加日:2026/07/25

武装解除の「厳命」を守るか、戦って在留邦人の「生命」を守るか

昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(2)在留邦人の生命財産を保護する決断

昭和20年(1945年)8月15日、玉音放送により外地の日本軍には武装解除命令が下った。しかし、駐蒙軍司令官の根本博中将はこれを拒絶し、ソ連軍との戦いを継続した。ソ連軍や中国共産党軍に対して武装解除すれば、内蒙古に在住す...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/07/24
対談 | 門田隆将早坂隆

ソ連軍から在留日本人4万人を守れ…内蒙古での「戦後」の激闘

昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(1)軍人の本義を貫いた根本博中将

日本陸軍の中国専門家として活躍した根本博中将は、昭和19年(1944年)11月、対ソ戦を見据えて駐蒙軍司令官に就任した。当時、彼の赴任した内蒙古には4万人もの日本人居留民が暮らしていた。昭和20年(1945年)8月、ソ連軍が日...
収録日:2019/07/30
追加日:2026/07/23
対談 | 門田隆将早坂隆

どうすれば経済成長できるのか…財政政策の可能性と限界とは?

日本の財政の真実を検証する(5)財政政策で経済は成長するか

高市政権が掲げる「責任ある積極財政」は、財政政策によって経済成長を促し、将来的な税収増で財政健全化を目指す方針である。しかし、国が資金を投入した際の経済成長効果を示す「財政乗数」は、「借金残高の多さ」や「高齢化...
収録日:2026/04/25
追加日:2026/07/22
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

秦はいかに強大な国になったのか…「商鞅の変法」でどう改革したか

中国春秋戦国時代と始皇帝(5)孝公・恵文王の時代と商鞅の変法

戦国七雄の中で最終的に中国を統一した秦は、なぜ強大な国へと成長したのか。秦では恵文王の時代に王号を用いはじめ、それに伴い改元方法も「踰年称元法」へと変化した。また、他国と競いあって独自に王陵の作り方も変えていっ...
収録日:2026/06/16
追加日:2026/07/21
鶴間和幸
学習院大学名誉教授