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「東京ティーンコホート」の「コホート研究」とは、「ユーザーを属性でグループ分けし、時間の経過に伴う行動変化を追跡・分析する」手法のこと。実は、10年前(2012年~2014年)に10歳だった世田谷区、三鷹市、調布市の子供たちを、10年間にわたって追跡調査したのです。該当の6000人から抽出して、最終的に「3171人」のデータを10年間にわたり取得したといいますから、研究の規模の大きさがわかります。まさに、アジア最大規模の「思春期コホート研究」でした。
思春期という時期は、からだを(脳に)追いつかせること、性成熟させること、脳みその配線を変えることを一挙にやらなければいけない時期です。そのため、思春期はとても波瀾万丈なのです。しかしこれまでは、思春期の脳みそがどうなっているかについて、あまりまとまった研究がありませんでした。そこで「東京ティーンコホート」研究が行なわれたわけです。
はたして、そこから見えてきたものは何か。
今回の編集部ラジオでは、そのことを中心に、講義の見どころをご紹介させていただいています。まずはぜひ、こちらをご視聴いただき、講義の全体像把握の一助としてご活用ください。
※本動画は付属のテキストはございません。
(※今回の「編集部ラジオ」で紹介する講義)
■長谷川眞理子先生:今どきの若者たちのからだ、心、社会(全4話)
(1)ライフヒストリーからみた思春期
なぜ思春期は大事なのか?コホート研究10年の成果に迫る
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5851
※この講義全体の内容については、ぜひ下記の講師ページをご参照ください。
■長谷川眞理子先生の講師ページ
https://10mtv.jp/pc/content/lecturer_detail.php?lecturer_id=102


