大谷翔平の育て方・育ち方
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野球の師・大谷選手の父から学んだ「3つの教え」とは
大谷翔平の育て方・育ち方(3)リトルリーグ時代の経験と父の教え
哲学と生き方
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
大谷翔平の育ち方を知るため、どんな師に出会い、何を学んだのかを見ていくことが大事である。年上の子どもたちの中で野球に励んだリトルリーグ時代、自分よりうまい子がたくさんいることを知り、素質だけでは勝てない世界で努力の大切さを学んだのである。そして、野球の師でもある父親から3つのことを学んだという。その教えとは。(全9話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:15分47秒
収録日:2024年11月28日
追加日:2025年3月17日
≪全文≫

●リトルリーグ時代、素質だけでは勝てない世界を知り、努力する


―― では、【大谷翔平はどんな師に出会い、何を学んだのか?】の最初のパートに入ってまいります。

 こちらでは、本当に小さいときからのお話を選んでいただいています。まずは、小学校2年生で入ったリトルリーグ時代の年上のお兄ちゃんたちということですね。

桑原 はい。

―― 1番目の言葉です。「世の中にそういう存在(自分より上手い子)がいるんだということは、同い年や年上の子がいる団体の中で野球をやってみて初めてわかることですから」とあります。

桑原 そうですね。小学校2年生というと、やはり非常に早いものですから、通常は軟式のリトルリーグで同じような年の子とやるのですが、大谷選手の場合、早いうちに小学校3~4年から中学1年までぐらいの子たちがいる中に入っていくわけです。小学校のときの1年、2年の差は、体や体力からいってもものすごいですからね。

―― ものすごいですね。走る速さですら全然違います。

桑原 そうなのです。ただ最初に申し上げたように、そのときにもうある程度キャッチボールはできる。ボールに関しては非常に慣れているから、そこはある程度できる。あとは打つほうですが、こちらはだいたい小学校3年生のときに、リトルリーグの球場で外野まで70メーターぐらいあるフェンスを越えていったといわれています。これは水沢リトルリーグの創始者の方がおっしゃっていのですが、当時それを越えられた子はたぶん全国で1人か2人だろうということです。

―― なるほど。

桑原 そのくらい「打つ」ということに関しては、やはり飛ばす才能ですね。よくプロ野球選手の方がおっしゃいますが、飛ばす才能というのは天性のものがあるらしいのです。そのへんは技術論なので少しあれ(難しい)ですが、やはり「飛ぶ」ということに関しては非常に才能があったということです。

 また、小学校6年生のときにはもうピッチャーとしても、バッターとしても非常に(注目されていた)。それこそ「打つ」選手がよく言われることですが、特製フェンスをつくったり、ネットを張ったりしても川に飛び込んでしまう。当時ボールが800円と書いてあったかな。800円のボールがなくなってしまうので、「もうライトに打つな」といわれてレフト打ちができるようになったといいま...

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