大谷翔平の育て方・育ち方
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
「てっぺん」を目指したい――不可能を可能にする秘密とは
大谷翔平の育て方・育ち方(7)不可能を可能にする力
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
“不可能を可能にする”――その転換の連続だった大谷翔平選手。ではその原動力はどこにあるのだろうか。誰もやっていないことにこそ意欲を燃やし、可能か不可能かと考える前に自分の「やりたい」という気持ちを前面に挑戦を続ける。それは常に「てっぺん」を目指したいという飽くなき向上心からである。(全9話中第7話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:8分23秒
収録日:2024年11月28日
追加日:2025年4月14日
≪全文≫

●「誰もやってないからこそ」目指したい猛烈な意欲


―― 今回は、【大谷翔平の不可能を可能にする力】です。

桑原 これはもう、今まで申し上げてきたような話です。

―― そうですね。普通に考えると、本当に不可能だと思うことばかりをやってきた方です。

―― まず1番目が、「誰もやったことがないと言われてますけど、誰もやってないからこそ、やってるんですから」と。

桑原 これは大谷選手の原点ですね。だから、次の言葉もちょっと一緒にしてしまいますが、花巻東高校で菊池雄星選手の世代がもし優勝していたら、自分は花巻東高には行かなかったと言っているように、「岩手で優勝したい」という思いはあるわけです。岩手で優勝したいのだけれど、花巻東高ではないということです。

 (自分が)いつもやろうとしているのは誰もやってないことであり、無理だといわれることが自分の意欲をかき立てる。これは日本の企業では一番見られない話かもしれません。「みんながやっているからやってしまう」という人が多い中で、「人がやったことがない」とか「初めて」ということに対して猛烈な意欲が湧いてくるという人だと思います。

―― ちょっと冒険家的ですよね。

桑原 そうですね。起業家でいえばベンチャーキャピタル、それこそスティーブ・ジョブズやイーロン・マスクのような、「えっ、火星へ行く?馬鹿じゃないか」ということをやってみたいという発想です。

―― そうですね。次の「160キロを目指していたら、158キロぐらいで終わっちゃう可能性があるので、目標数値は高めにしました」というのは、先ほどお話があったことですね。

桑原 そうですね。これは花巻東高の佐々木監督も、途中でそういうふうに考えて、目標を上げさせようとした。それを大谷に言ったら、大谷が「その数字は僕、もう自分で張ってます」と言われてびっくりしたといいます。なぜそこまで考えられるのか。高校1年生の16歳ですよ。「160キロを目指したら駄目だから、163にする」というのは16歳の子にはない発想です。それが、できる。どこで学んだかは分からないけれど、それができてしまう。「そうしないと、できない」と思える思考力が天性のものなら、すごいですよね。

―― そうですねえ。監督から高いノルマを課せられて、いやだなと思うより前に、自分でそこを目指すと...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾
「アメリカの教会」でわかる米国の本質(1)アメリカはそもそも分断社会
「キリスト教は知らない」ではアメリカ市民はつとまらない
橋爪大三郎
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
津崎良典
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作
プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品
納富信留

人気の講義ランキングTOP10
文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元
なぜ「てふてふ」が蝶々?日本語の変遷を追う…まずは万葉仮名から
釘貫亨
「満洲」から考える日本とアジア(10)戦後の「五族」の運命
「五族協和」の真実と満洲国崩壊後の五族の悲劇…満洲人、朝鮮人、露人、蒙古人、漢人らの戦後悲史を直視せよ
宮脇淳子
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
『源氏物語』を味わう(3)形容詞からの楽しみ方
美しい形容詞の使い分け…『源氏物語』の表現を味わう
林望
本番に向けた「心と身体の整え方」(1)ディテールにこだわる
トップアスリートが実践する「自分の高め方」とは…まず集中のスイッチを入れる方法は?
為末大
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
大国主神に学ぶ日本人の生き方(8)求婚の歌と縁結びの力
大国主神が詠んだ歌…『古事記』の歌の意味と縁結びの力
鎌田東二
インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動
日本の外交には「インテリジェンス」が足りない
中西輝政
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博