大谷翔平の育て方・育ち方
この講義は登録不要で無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
なぜ二刀流は日米で成功したか?才能と出会いが生んだ幸運
大谷翔平の育て方・育ち方(2)プロ野球選手としての歩み
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
「大谷翔平にはダルビッシュ有と松井秀喜がいる。だから二刀流をやめろとは言えない」――これは高校時代から大谷選手の類まれなる才能を認めていた栗山英樹氏の言葉だが、北海道日本ハムに入団した大谷選手は、栗山監督(当時)のもと二刀流に磨きをかけ、チームを日本一へと導く。その後メジャーに挑戦すると、米国でも二刀流が通用することを証明し、MVPにも輝く。そして、WBCでは記憶に残る名試合の主役となり、日本の世界一に貢献する。(全9話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:13分32秒
収録日:2024年11月28日
追加日:2025年3月10日
≪全文≫

●ドジャースのスカウト、そして日本ハム栗山監督との出会い


―― 前回のような経歴を経て、高校3年生の年の10月にドラフト会議で北海道日本ハムが1位指名をしています。しかし、もともと本人は「メジャーリーグに行きたい」と言っていたわけですね。

桑原 そうですね。これも後で出ますが、結局、ロサンゼルス・ドジャースの極東のスカウトの方が、菊池雄星選手のときからずっと追いかけていて、花巻東高校に何度も足を運んでいた。その過程で当然大谷翔平選手の存在を知った。それで、高校1年あたりのときに、「この子を大リーグに連れていけば、2、3年はマイナーリーグで苦労するだろうが、その後はサイ・ヤング賞も3回ぐらいは取るだろう」という言い方をするぐらい、高く評価していたわけです。

―― なるほど。

桑原 それまでの大谷選手は「プロ野球選手になりたい」とは思っていても、自分がまさか大リーグに行けるとまではまだ想像は…。

―― なるほど。そうだったのですね。

桑原 もちろん夢ではあったとしても、(意識)していなかった時代です。ところが、ドジャースのスカウトが来て非常に励ましてくれることによって、それが現実の目標になっていく。そこから「大リーグに行きたい」という思いが出てきた。本人は本当に一度、「大リーグに行く」と発表したぐらいです。

 そこで、ちょうど日本ハムの監督であった栗山英樹氏が面白いことを言ってきます。栗山監督は、それ以前にテレビのリポーターやスポーツコメンテーターをされていたので、高校時代の大谷選手を知っていたわけです。「彼は打つほうと投げるほう、二つの才能がすごい。そのため、絞りきれなかった」と。そして、「例えばダルビッシュ有にピッチャーをやめろと言えるのか、松井秀喜に打つのをやめろと言えるのか」というぐらいの評価をしているわけです。

―― もう両方のレベルがそうだったのですね。

桑原 そうです。


●2桁勝利・2桁ホームランで、日本ハムを日本一へ


桑原 「大谷翔平にはダルビッシュ有と松井秀喜がいるわけだから、やめろとは言えない」。では、両方やればいいのではないかという二刀流の発想になっていった。これは本当に運命の分かれ道ですね。

―― そうですね。そして、日本ハムとしては「まず最初はメジャーリーグに行くのではなく、日本のプロ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
「甘え」は現代においてダメなものなのか…名著『「甘え」の構造』への2種類の誤解とは?
與那覇潤
プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作
プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品
納富信留
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎
日本人が知らない自由主義の歴史~後編(1)ニューリベラリズムへの異議
ハーバート・スペンサーとダイシー…20世紀の危機の予言者
柿埜真吾
「自分をコントロールする力」の仕組み(1)自制心と目標の達成
自制心の重要性…人間は1日4時間も何かを「欲求」している
森口佑介

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(39)上野誠先生の万葉集講義と現代
【10min解説】万葉集に学ぶ「公務員倫理法」の大失敗?
テンミニッツ・アカデミー編集部
ロシア人の見る「ロシアの歴史」(6)ピョートル大帝の宗教改革
王座に乗った革命家・ピョートル大帝の「宗教改革」と、ソビエト時代のロシア正教の「弾圧」と「利用」の実情
上月豊久
「良き対話」とは?――哲学から考える(1)対話とは何か――会話・説教との違い
「良き対話」のヒントを哲学から考える…「対話」の大前提とは、そして「会話」「説教」「場回し」とは何が違うのか?
納富信留
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
「甘え」は現代においてダメなものなのか…名著『「甘え」の構造』への2種類の誤解とは?
與那覇潤
『源氏物語』を味わう(3)形容詞からの楽しみ方
美しい形容詞の使い分け…『源氏物語』の表現を味わう
林望
「満洲」から考える日本とアジア(9)アヘンの実態と満洲開発
満洲国の開発とアヘン問題…アヘンが資金源となったのは事実だが「同時代の世界」と比較せねば真実はつかめない
宮脇淳子
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
なぜ働いていると本が読めなくなるのか問答(1)読書と教養からみた日本の近現代史
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史
三宅香帆
デジタル全体主義を哲学的に考える(1)デジタル全体主義とは何か
20世紀型の全体主義とは違う現代の「デジタル全体主義」
中島隆博
『万葉集』と律令社会~官僚の心得と歌宴(1)国守・大伴家持と地方社会の日常
『万葉集』でわかる奈良時代の貴族と地方豪族の関係と日常…歌人・大伴家持の歌に秘められた国守時代の苦労話
上野誠