テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは

教育一般

(全137件)

学力は関係ない!子どもの将来の幸福にとって重要なこと

楽しく未来を生き抜く「戦略子育て」を学ぶ(2)「3つの力」の伸ばし方(後編)

子育てはいつ、何をもって成功、あるいは失敗といえるのか。非常に難しい問いだが、では何がカギとなるのか。実は子どもたちの「幸せ」について成長ごとに追い続けた海外の調査があり、そこで分かったのは「社会的つながり」と...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/21
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

『戦略子育て』に学ぶこれからの世界で大切な「3つの力」

楽しく未来を生き抜く「戦略子育て」を学ぶ(1)「3つの力」の伸ばし方(前編)

子育てにおいて、子どものどんな力を伸ばすことを親は意識すればいいのか。三谷宏治氏によれば、発想力、決める力、生きる力の「3つの力」が重要だという。それらの力を育てるには、子どもが失敗をしたときの親の接し方が大事に...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/21
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

セブンカフェ、無印良品…成功事例に学ぶ「デザイン思考」

「発想力」の技法を学ぶ(2)発見と探究(後編)

問題解決のためのアイデアを生み出すために有効なのが、「デザイン思考」という方法だ。その思考法において発見からの開発へと向かう中、重要となるのは、どれだけ試行錯誤を繰り返すことができるかということである。そして今...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/14
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法

「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)

発想において最も大切なことは「座って悩むな、動いて考えよ!」である。職場や家庭で、乗り越えなければならない課題は日々やってくるが、それを解決するためのアイデアを発想するためには、誰にでも意識できるコツがある。そ...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/14
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

「放牧型共育」――親と上司に求められるのは我慢

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(4)「決める」技術(後編)

人生には選択がつきものだが、なぜなかなか決められないのか。決めるのは怖いものだし、また決め方をどこでも教わっていないからだ。ではどうすればいいのか。そのための方法を、家庭でのおこづかいを例に考える。また、子育て...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/07
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

三人よれば文殊の知恵!? 重要思考で大事な「決める」技術

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(3)「決める」技術(前編)

「重要思考」で大事な「決める」には、高くそびえたつ「2つの壁」がある。心の壁と技の壁の2つだが、「重要思考」によって考え、伝え、聴き、そして伝え合う先に待ち受けている「決める」局面において、それらの壁を乗り越える...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/02/07
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

男性は「ほめる」のが苦手?傾聴から始まる「ほめる」技術

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(2)「ほめる」技術

人をほめる目的は何なのか。それは、相手にその行為を繰り返してほしいからである。主体は相手、DMUは相手だということだ。また、考え、伝え、聴き、議論するための「重要思考」の中で、「ほめる」は「聴く」のところに分類され...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/31
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス

「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授

エルの物語…臨死体験から考える「どういう人生を選ぶか」

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(16)エルのミュートス(物語)

ソクラテスが『ポリテイア』全10巻の最後に語るのは「エルのミュートス(物語)」である。戦場で亡くなり12日後に蘇生したパンピュリア族の勇士「エル」は、死後の魂の旅路として2つのコースがあることを知る。100年の人生の死...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/31
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

詩人追放論と劇場型政治の批判…イデア論の本質と模倣

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(15)詩人追放論

プラトンの評判を落としている「詩人追放論」には、存在論的議論と心理学的議論の2つの側面がある。存在論的議論では、「寝椅子のイデア」という話を用いながら、ホメロスの作品を標的にして詩というものの存在意義について挑戦...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/24
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

僭主制は欲望の奴隷…過度の自由が過度の隷属に転換する

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(14)ポリスと魂の堕落過程〈下〉僭主の末路

理想的なポリスから劣悪な社会への堕落が起こる過程で、最も重要なのは「民主制」を経て最後の「僭主制」に移行する段階である。なぜ最も重要なのかというと、そもそも『ポリテイア』の問題提起が「僭主制が一番いい」という議...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/17
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

哲人政治から寡頭制、民主制への堕落…金銭欲と分断の末路

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(13)ポリスと魂の堕落過程〈上〉不正の考察

不正とは何か。この議論のキーワードは「欲望」と「分断」。この2つによって、理想的なポリスとしての形が「優秀者支配制」からだんだんと「名誉支配制」「寡頭制」「民主制」、最後の5番目に「僭主制」という順番に堕落したも...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/10
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

太陽の比喩、線分の比喩、洞窟の比喩…「善のイデア」とは

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(12)善のイデア、洞窟の比喩

哲学者=統治者が学ぶべき最大のものは「善のイデア」である。そこに向かうためにプラトンが駆使するのは「太陽の比喩」「線分の比喩」「洞窟の比喩」の3つだ。中でも有名な「洞窟の比喩」は、私たち人間の本性と、そこから脱出...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/03/03
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

船乗りの比喩…哲学者の「哲人政治」は理想か全体主義か

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(11)哲人統治論

理想の国家を目指すための第3の大波が「哲人政治」である。哲学者が訓練を積んで国を支配する、あるいは政治家が真正に哲学をすることで、その役割を果たす。その必要性と最善性を説明するために用いられるのが「船乗りの比喩」...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/02/24
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

男女同業?妻子共有?私有財産廃止?…プラトンの真意とは

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(10)男女平等、家族廃止、財産共有論

「中心巻」と呼ばれる『ポリテイア』第5~7巻は、これまでの「正義とは何か」という議論に対する脱線部として、「不正とは何か」という議論の前に置かれる。理想のポリスを考える上で「コイノーニアー(共同・共生)」というキ...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/02/17
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

理性・気概・欲望…ポリスとの類比でわかる「魂の三部分説」

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(9)魂の三部分説

国家論を議論しているようにみえる『ポリテイア』だが、本当のテーマは「魂(プシューケー)」ではないか。ポリスにおける正義・不正を見ることで、類比的に、人の魂を考察できるからだ。ポリスの階層(守護者・軍人・生産者)...
収録日:2022/09/27
追加日:2023/02/10
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

哲学者になるために「数学」「天文学」「音楽理論」が必須?

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(8)2つの教育論〈下〉高等教育

高等教育は哲人王をめざす哲学教育のステップである。哲学を学ぶ人間は、算術と幾何学に始まり、天文学と音楽で完成する5つの数学的諸学科を学ばなければならない。数学により、人は感覚的世界から離れ、純粋に抽象的思考に至る...
収録日:2022/07/08
追加日:2023/01/05
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

今ある技術で日本は十分に「資源自給国家」になれる

再生可能エネルギー大国・日本への道(2)今の技術で実現可能

再生エネルギーで十分な量の電力が確保できることは分かった。安定性の担保という問題に対しても、新旧の電池で十分に対応可能である。今の技術で、日本は「資源自給大国」に十分なれるのである。残るは、規制緩和や投資による...
収録日:2022/12/08
追加日:2023/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

「農業・林業+ソーラー発電」で電力は十分にまかなえる

再生可能エネルギー大国・日本への道(1)資源自給国家への具体策

日本が「資源自給国家」になるのは、歴史の必然である。人類文明は、鉄や銅の鉱山から都市鉱山へ、化石資源から再生可能エネルギーへと転換する局面を迎えているからだ。忘れてならないのは、原子力発電は過渡期における存在に...
収録日:2022/12/08
追加日:2023/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

2023年頭所感…未来をつくるため、今こそ抜本的改革を

人類史的な転換点における日本人の課題

各所で戦争が続き自国優先のはびこる世界は、一見、まことに「愚かしい」ようにも見える。だが、一方でCOP27やSDGsのような人類全体に貢献する「理性的な」活動が大きな潮流となっている。まさに「愚」と「賢」があざなえる縄の...
収録日:2022/12/08
追加日:2023/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

日本の小学校で「音楽、体育」を学ぶのもプラトンの影響?

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(7)2つの教育論〈上〉初等教育

国家の守護者や軍人を育てるために必要なのが教育であることから、言論によるポリス建設は途中から教育論となってくる。そこで彼らに必要だとして語られている教育論は、初等教育と高等教育の2段階で、初等教育は学芸と体育の二...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/29
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

なぜ戦争が始まるのか――ポリスをめぐる壮大な思考実験

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(6)言論でのポリス建設

一人ひとりの正義を知るには、より大きな国の正義を見るのがいい。類比の方法に基づいて第2巻の後半から「言論によるポリス建設」がなされる。そこで一種の壮大な思考実験が行われる。「なぜ私たちは共同体で生きるのか」に始ま...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/22
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

ギュゲスの指輪…悪事がバレないとき人は正義でいられるか

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(5)「正義とは何か」の問い

「正義とは何か」をめぐる第1巻の問答は序曲であった。第2巻以降、プラトンの兄たちによってソクラテスの正義論はさらに追究を深めていく。その中では「善きもの」の3分類、社会契約論の否定、「ギュゲスの指輪」という思考実験...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/15
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

「正義とは何か」第1巻の重要性と全10巻の全体構造

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(4)第1巻の問題提起

全10巻からなる『ポリテイア(国家)』の中で最も重要なのは、「正義とは何か」という主題が明確に示される第1巻だと納富氏は言う。第1巻では、ケファロス、ポレマルコス、トラシュマルコスの3人がソクラテスの対話相手として登...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/08
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

時代設定は「紀元前412年春」…実はそこにも深い秘密が

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(3)『ポリテイア』という対話篇〈下〉

『ポリテイア(国家)』で展開される対話はいつごろの設定なのか。長らく不明のままだったこの点に関して、冒頭部で舞台になっている「祭り」の記述を手がかりに、それを紀元前412年と確定したのは、2000年代前半、納富信留氏と...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/01
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

アテナイから下って…プラトンは冒頭部に何を仕掛けたか?

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(2)『ポリテイア』という対話篇〈上〉

『ポリテイア(国家)』は「ソクラテス対話篇」という形式で書かれている。プラトンの師ソクラテスが主人公として、他の人物と会話を行っていく中で、さまざまな問いが立てられ、読者は自ら考えを答えることが求められる。今回...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/11/24
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

軸、大雑把、「どうせ」…「知識の構造化」のための方法

現代人に必要な「教養」とは?(8)本質を捉えるための「知識の構造化」

「知識の構造化」のためにどんな方法があるのだろうか。検索社会といわれる現在、断片的知識はあふれるほどインプットされるが、いくつかの軸を立てて全体の構造を立体的に捉えることで、それらが生きた知識として役立つものに...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/11/18

全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』

プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作

日本では戦後、『国家』というタイトルで親しまれてきたプラトンの『ポリテイア』。実はこの書物は、現在もアメリカトップ10の大学生の必読書として、最も読まれている本だという。日本では『国家』という邦題のせいもあって、...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/11/17
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

「リスクを取らず」では発展なし…日本社会の負の螺旋構造

現代人に必要な「教養」とは?(7)日本型タテ社会と語学教育の問題

日本型タテ社会で多様性が叫ばれインターネットが進展するに伴って、社会的なつながりが希薄になっているといわれる昨今。ではそうした状況の中、どう社会性を育めばいいのか。母国語と英語教育についてと合わせて、両先生が非...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/11/11

人間の本質とは?混沌とした現代社会に対する大事な問い

現代人に必要な「教養」とは?(6)議論と雑談、人間の本質について問う

「本質を捉える知」は教養にとって大事だが、では「人間の本質」とは何か。また、多様性の時代、「議論」とともにビジネス世界で見直されている「雑談」についてなど、ウェビナー参加者からの質疑応答編第1弾。(全8話中第6話:...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/11/04

なぜわれわれは生涯をかけて学ぶ必要があるのか

現代人に必要な「教養」とは?(5)生涯をかけて学ぶことの意味

世界に比べても変化のスピードが圧倒的に遅いと言われて久しい日本。スタートはアメリカだとしても、そこから出た新しい技術やモノを導入するスピードが遅すぎるのだ。ではどうすればいいか。それは、われわれが「生涯をかけて...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/10/28

決断に必要な「パッション」の欠如と「大きすぎる」問題

現代人に必要な「教養」とは?(4)社会を変えるためには

社会を本気で変えるためにはどうすればいいか。江戸時代は停滞した発展性のない社会だったと思われがちだが、鎖国の中でモノを考える素地が育まれた。そのため幕末に危機感を持ち、西洋の科学技術を取り入れる藩が相次いだ。物...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/10/21

同調圧力で何も言わない若者、議論を阻むタテ社会の壁

現代人に必要な「教養」とは?(3)ダイバーシティの場とタテ社会の問題

知識が圧倒的に不足していた時代には、いわゆる「知識人」とよばれる人が尊敬された。しかし、情報があふれ、それに誰でもたやすくアクセスできる現代では、知識の多寡は教養の有無にとって決定的な条件ではない。むしろ違う分...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/10/14

教養がある人とない人の差は「素敵な振る舞い」に表われる

現代人に必要な「教養」とは?(2)教養がある人とない人の差

明治以来、日本の教養人は行動を起こさず、高等遊民的に物事を傍観するというイメージがあった。しかし、アメリカではリベラルアーツが民主主義社会の一員として必要な要素と見なされている。実際に「教養がある」と思われる人...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/10/07

教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気

現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か

「現代において教養が重要だ」とよくいわれるが、そもそも教養とは何なのか。小宮山宏氏は東京大学で学生たちにずっと言い続けてきたことが3つあるという。それは何か。長谷川眞理子氏との対談ウェビナーの中で飛び出した、痛快...
収録日:2022/06/29
追加日:2022/09/30

東大EMP「知の共有」からテンミニッツTVの「知の革命」へ

テンミニッツTVが挑む「知の革命」

従来のメディアでは、多くの時間を割いて知識人・著名人に取材をするものの、使われる部分はほんの一握りであった。その形態を大転換させたのが「テンミニッツTV」である。その根底には、東大EMPが行っている「知の共有」を一般...
収録日:2022/05/16
追加日:2022/09/07
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

なぜ「知っている」だけでは「教養」とはいえないのか

「今、ここ」からの飛躍のための教養(2)日本の教養離れと知の構造化

日本で教養離れが起こった理由の一つに、いわゆる「教養人」の姿勢があった。世間から遊離して机上の空論をもて遊ぶのではなく、知を活用する人になるためには、広い興味を持って知識を集め、それを構造化する必要がある。そし...
収録日:2022/04/21
追加日:2022/06/01
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

一市民として「自分で考える人間」を育てる基礎が教養

「今、ここ」からの飛躍のための教養(1)4つの「限界」と「知の体系」を知る

「教養とは何か」を知るには、教養小説を読めばいいのだろうか。日本では1990年代以降、「教養部廃止」の議論が頻出したが、「教養とは何か」について議論し始めると収拾がつかなくなり、多くの大学で教養学部が廃止となってし...
収録日:2022/04/21
追加日:2022/05/25
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

本当の意味での「自分らしさ」を出すためにすべきこと

生き抜くためのチカラ~為末メソッドに迫る(6)摩擦と空気、その向き合い方

「自分らしさ」というのは、個人の力だけで完成するものではなく、社会や組織との関係性の中で見えてくることもある。我を張って、社会と正面衝突する必要はないが、摩擦を避けるだけではかえって、取り返しのつかない衝突を招...
収録日:2021/06/30
追加日:2021/10/15
為末大
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事

「自分らしさ」の発見は、型にはまってみることから始まる

生き抜くためのチカラ~為末メソッドに迫る(5)「自分らしく」生き抜くためのヒント

宇宙に行くというようなインパクトのある経験は、人々の人生観に多大なる影響を与えることがある。では、人生観を見直すには地球を離れる以外に方法がないかといえば、そうではない。自分が小さい存在であることを自覚してみた...
収録日:2021/06/30
追加日:2021/10/08
為末大
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事

脳や身長に影響を及ぼすゲームやスマホでの夜更かし

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(7)子どものやる気を育てる

子どものやる気を育てるにはどうしたらいいか。やる気や好奇心は、全てホルモンが関係しているので、実はホルモンを正常に出させることが重要なのだ。そのためにはきちんとした生活習慣がポイントになるのだが、もう一つ大事な...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/10/04
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

幸せの鍵「なにげなさ」とは何のことか

生き抜くためのチカラ~為末メソッドに迫る(4)人生の勝敗を考える

「勝負に勝ち負けはつきもので、がんばったかどうかが大切だ」と言ったところで、敗者は納得しないだろう。勝ったら勝ったで、次からは負ける恐怖が襲いかかってくるわけで、永遠に勝者であり続けることも不可能だ。では、どう...
収録日:2021/06/30
追加日:2021/10/01
為末大
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事

妻を怒らせる夫の行動…理由は男性脳の特性にあった

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(6)男性脳の特性と脳の進化

男性は1つのことに集中すると、周りが見えなくなる傾向にある。それゆえ妻を怒らせることも多いのだが、それは男性脳の特性からどうしても起こり得る事象だ、と黒川伊保子氏は言う。女性には理解しがたい男性の行動の真相とは。...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/09/27
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

より納得感のある人生を送るために10代の頃からすべきこと

生き抜くためのチカラ~為末メソッドに迫る(3)選ぶ努力と納得感のある捉え方

世間では「やり続けること」の大切さが説かれることが多いが、特に選択肢が増えた現代においては、自分の人生という時間をどう割り振るか、つまり、いつ、どのように見切りをつけるかという発想も大切になっている。その際に必...
収録日:2021/06/30
追加日:2021/09/24
為末大
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事

家族の対話は問題解決型ではなく、「心の対話」をすべし

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(5)心の対話と問題解決の対話

男性脳と女性脳の違いを踏まえたうえで、家族でうまくコミュニケーションを取るにはどうすればいいか。黒川伊保子氏によると、家族での対話はおしなべて「心の対話」をすべきだという。多くの男性が苦手とする「心の対話」をす...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/09/20
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

自分を知るためのヒントは「いいな」と思う瞬間にある

生き抜くためのチカラ~為末メソッドに迫る(2)柔軟に観察する

「自分の人生はこれだ」と分かりやすく定まることはそうそうない。だから、日常の生活の中で「いいな」とか「好きだな」という小さな瞬間を集めながら、積み上げていくほうが、結局は近道なのではないだろうか。他者に委ねすぎ...
収録日:2021/06/30
追加日:2021/09/17
為末大
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事

為末メソッドに学ぶ「自分の人生を見つけるヒント」

生き抜くためのチカラ~為末メソッドに迫る(1)自分の道を見つけるために

「自分が好きなこと」と「社会の評価」とを両立させるのは簡単ではない。ハードルへの転向、引退時に「自分の人生」と改めて向き合うことになった為末大氏は、「好きなことだけをやる」でもなく、「社会に評価されることだけを...
収録日:2021/06/30
追加日:2021/09/17
為末大
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事

お父さんが息子をたくましくしたいなら、妻を幸せにすべし

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(4)お父さんの役割

女の子の自我は4歳には確立するが、自我が増大しがちになるため、客観性を持たせてあげることが大切となる。そこで大切なのがお父さんの役割だ。ではお父さんは娘にどう接すればいいのだろうか。また、息子をたくましくするため...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/09/13
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

女の子は4歳を過ぎたら女友だちとして接するべし

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(3)女の子は4歳で「女性」である

子どもの自我に関していうと、男の子は自我がなかなか確立しないのに比べて、女の子はすでに4歳で一人前の自我が確立している、と黒川伊保子氏は言う。ではそのような女の子の子育てにおいて、気をつけるべきこととは何か。(全...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/09/06
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

男の子にとって母親とは「座標原点」…揺るがぬことが大事

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(2)男の子の原点はお母さん

とっさに遠くで動くものを見る特性のある男性脳。男の子が、動くものを好む傾向があるのはそのためである。加えて、男の子が自分の世界観を広げていく原点はお母さんであるという。そんな男の子を育てるコツとは――。(全7話中第...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/08/30
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

男性脳と女性脳の違いから分かる「子育てのトリセツ」

黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(1)男性脳と女性脳はどこが違うのか

「男性と女性では、とっさに見る場所が異なる」――。まだ男女の脳が違うということが社会的に話題にならなかった頃から人工知能開発に携わってきた黒川伊保子先生。その過程で気づいた「男女の脳の特性の違い」とは何か。(全7話...
収録日:2021/06/28
追加日:2021/08/23
黒川伊保子
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長

モンテーニュが説いた「歴史を勉強すること」の意義

「教養とは何か」を考えてみよう(15)【深掘り編】学んだ価値観にハマるリスク

三つ目の問いは、学びが深まるにつれて一つの価値観に凝り固まってしまい、バランスのとれた見方を失うことのリスクについてである。それは思想を深める者にとって避けるべき危険なのか、他者と意見を交わし合うことは、そのた...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/08/03

デカルトはなぜ「学ぶ人は一人にしては駄目」と言ったのか

「教養とは何か」を考えてみよう(14)【深掘り編】身につけるか、身から引き離すか

キーボードを意識しなくなるほどパソコンに習熟すれば、パソコンから自由になれる。また一方で、身につけた知識の鎧を脱いでこそ、本当の自分を磨き上げていくことができる。教養を身につけていくプロセスで一見矛盾するように...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/07/27

「アマチュア」の語源から学びについて考える

「教養とは何か」を考えてみよう(13)【深掘り編】学びの在り方

自分が苦心して学び、気づいたことに対して、先人がとっくに答えを出していたと分かったとき、わたしたちはどう考えればいいのか。それは骨折り損の行為なのだろうか。対話講義の後に行われた質疑応答編その1。(全15話中第13話...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/07/20

福沢諭吉が『学問のすゝめ』で説いた教養の効用

「教養とは何か」を考えてみよう(12)教養は役に立つのか

日本で「教養」という言葉が使われ始めたのは明治末期のことである。その後、教養には「学問と芸術によって知性や人間性などの人格を高めていく」という意味が付加されていく。今は一般に実生活では役立たないもののように捉え...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/07/13

教養は公共財なのか、プラトンの書かなかった「ある事柄」

「教養とは何か」を考えてみよう(11)教養はみんなのもの

プラトンの『第七書簡』には「書かれることのない事柄」についての言及がある。文字では伝わらず、共同体における共同生活と共同探求のなかでしか伝わらない事柄。それが哲学であるとすれば、教養は個人が所有するものと言える...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/07/06

デカルトの思考実験とポルトマンの「生物学的早産」

「教養とは何か」を考えてみよう(10)人間だけがなぜ話をするのか

大型の動物のなかでなぜ人間だけが話をするのだろうか。二人の哲学講師は「生物学的早産」による就巣性に目を向ける。人間が独り立ちするまでの長期間、子育てをしない社会はない。そこにはコミュニケーションが生まれ、規範が...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/06/29

「リベラル・アーツ」と「自由」の関係を歴史的に振り返る

「教養とは何か」を考えてみよう(9)リベラル・アーツと脱我

「本来のわたし」とは、どこまでを指すのだろうか。対外的に意味をなすための名前も地位も「わたし」を守るための鎧だとすると、わたしは鎧に奪われてはいないだろうか。その鎧を捨てたり抜け出したりして自由になるためには「...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/06/22

優越感と劣等感のなか自分を更新していくのが教養

「教養とは何か」を考えてみよう(8)カンニング事変

今回は意外にも「カンニングの告白」から話が始まる。生徒時代のカンニングはありふれた行為だが、その後、優越感と劣等感にさいなまれながら、どのように自分が変化するか、そこは教養とも大きく関わってくる。それは己のなか...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/06/15

レジリエンスとライプニッツから考える教養と他者の問題

「教養とは何か」を考えてみよう(7)レジリエンスと「死者」

教養のもう一つのキーワードとして「レジリエンス」という言葉を挙げたい。「回復力」とか「忍耐力」という意味の言葉だが、他者との出会いによってつまずいたわたしたちは、立ち直っていく過程で教養を磨いていると考えること...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/06/08

アーレントが『人間の条件』で提示したことと「永遠の未決性」

「教養とは何か」を考えてみよう(6)自力か他力か

教養は一般的に「身につける」ものと言われるが、本当にそうだろうか。未知の人と知り合うのは、世界の多様性を知ることにつながる。そのとき、人は自分を磨いているのか、人によって磨かれているのか。また、人は安定を求めが...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/06/01

「教育には二種類ある」キケロが説いた人間性を磨く思想

「教養とは何か」を考えてみよう(5)「大吟醸」のように磨かれて

古代ローマの雄弁家キケロは、教育には二種類あると述べた。子どもに対する教育が一通り終わった後、必要になるのが「フマニタス・ポリティオル」という「人間性を磨く」ための教育だという。人間性を磨くのは、キラキラにする...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/05/25

シンパシーとエンパシーの違いと「教養」について考える

「教養とは何か」を考えてみよう(4)外国語から「教養」を考える

日本語の「教養」という言葉に相当する外国語には、「耕す」というニュアンスの英語“culture”とともに、「つくる」というニュアンスのドイツ語"Bildung”がある。両者の違い、あるいは重なりはどこにあるのか、日本人には分かり...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/05/18

中途半端な教養の人は知識の「箱」をたくさん持っているだけ

「教養とは何か」を考えてみよう(3)知識の「箱」に縛られない

教養が単なる「知識の貯蔵」でないことは、誰もが知っている。知識の「箱」に縛られることなく問いを立て直し、問いと答えの一対一の対応を破り、新たな関係を見いだすためには想像力や発想力が必要とされる。しかし、そうした...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/05/11

レヴィ=ストロースの「ブリコルール」と「教養がある人」

「教養とは何か」を考えてみよう(2)「壊れたペン」と教養の関係

「オネットム」はパスカルの定義した「素晴らしい人間」像であり、「教養人」と重なる部分も多い。それは、自分の心をオープンにして他者とつながることができる人のことだ。その能力があれば、「壊れたペン」でも「壊れたペン...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/05/04

「哲学カフェ」再現講義第二弾「教養とは何か」語り尽くす

「教養とは何か」を考えてみよう(1)「あの人って教養あるよね」とは

「教養」について話すのは面はゆい。話す当人が「自分の教養を疑ってもみない」人間であるように見えてしまうからだ。そうした厚顔さは教養と相容れないものだが、その理由はどこにあるのだろう。わたしたちはどのような人に「...
収録日:2020/10/26
追加日:2021/04/27

東大発ベンチャーで「好きなことをやる」ことが大発展を生む

東大を人と人をつなぐ学びの場に(4)予算思考からの脱却

 これまで東京大学は国立大学だったこともあって「予算」思考であった。だが、今の日本では、それでは尻つぼみになりかねない。「やりたいこと」「やるべきこと」をまず高らかに打ち出し、それをもって社会と対話し、共感を得...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/26
藤井輝夫
東京大学 総長

オンライン教育の最先端と東大発ベンチャーの胎動

東大を人と人をつなぐ学びの場に(3)デジタルとベンチャー

 「対話と共感」の目的は、人と人、組織と組織、多様化した価値観をつないでいくことにある。コロンビア大学などでは、オンライン教育のあり方も大いに進歩しているが、最先端のデジタル技術やサービスを利用しながらネットワ...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/19
藤井輝夫
東京大学 総長

大切なことは「社会実装」と「ネットワーキング」

東大を人と人をつなぐ学びの場に(2)世界大学ランキング

 東京大学に入学する学生の質の高さには定評がある。また、2020年11月から2021年1月までの期間で行われた「赤門脇トイレ」デザインコンペティションでは、学生たちの素晴らしいアイディアが多数集まった。彼らを教室だけの秀才...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/12
藤井輝夫
東京大学 総長

「知を活用する」ためには人間のネットワークが必要だ

東大を人と人をつなぐ学びの場に(1)対話と共感

 2021年4月に東京大学第31代総長に就任した藤井輝夫先生に、お話しをうかがう。藤井総長が掲げるのは「対話と共感」である。今、社会が大きな転換期を迎えるなかで、大学は「いろいろなものをつないでいく役割を果たさなければ...
収録日:2021/03/17
追加日:2021/04/12
藤井輝夫
東京大学 総長

ごっこ遊び、モンテッソーリ教育…子どもの実行機能の発達

「自分をコントロールする力」の仕組み(6)訓練による実行機能発達の可能性

実行機能の発達には親子関係が重要だが、それ以外にも訓練によって発達を促進することができる。保育園や幼稚園への通園をはじめ、ごっこ遊び、モンテッソーリ教育、音楽など、子どもの実行機能の発達に良いと考えられているも...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/04/04
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

実行機能を高める方法は?…重要な生活習慣と親子関係

「自分をコントロールする力」の仕組み(5)実行機能を伸ばす環境要因

実行機能には、さまざまな環境要因によって個人差が生じる。実行機能の発達を高めるためには、規則正しい生活を送る必要がある。また円滑な親子関係や夫婦関係も、ストレスなく子どもが発達していくために重要である。実行機能...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/03/28
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

青年期の暴走には脳の変化と感情面の実行機能に関係がある

「自分をコントロールする力」の仕組み(4)実行機能発達のメカニズム

なぜ実行機能は幼児期に著しく発達するのか。3歳から5歳にかけての子どもを対象とした研究で、実行機能の発達は脳の成長と密接な関係があることが分かった。実行機能は幼児期に著しく発達した後、思考面は緩やかに発達していく...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/03/21
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

マシュマロテストが示す幼児期の実行機能の発達度

「自分をコントロールする力」の仕組み(3)幼児期に発達する実行機能

実行機能には感情面と思考面の二つの側面があるが、それぞれどのように発達していくのか。まず、感情面に関しては「マシュマロテスト」というテストがある。マシュマロという子どもにとって魅力的なお菓子を食べるのをどれぐら...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/03/14
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

アタッチメントが社会情緒的なスキル発達の根底にある

「自分をコントロールする力」の仕組み(2)アタッチメントと社会情緒的スキル

自分をコントロールする力の根底には、「アタッチメント」と呼ばれる親などとの情愛的な絆がある。このアタッチメントがしっかりしていれば、幼児期に「社会情緒的なスキル」、特に「実行機能」と呼ばれる自分をコントロールす...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/03/07
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

教育現場で注目を集める「自分をコントロールする力」とは

「自分をコントロールする力」の仕組み(1)自制心と目標の達成

人間は起きている時間の4分の1ほど何らかの欲求を我慢して過ごしている。実はこの「我慢する」という行為は、目標のために「自分をコントロールする力」と関係があり、「自制心」とも呼ばれている。「自分をコントロールする力...
収録日:2020/12/08
追加日:2021/02/28
森口佑介
京都大学大学院文学研究科准教授

地域研究のキークエスチョンはどのように設定されるのか

国際地域研究へのいざない(8)質疑編~地域研究とコロナ問題

これまでイスラエル、インド、幕末から明治維新にかけての日本を地域研究した成果について講義を行ってきたが、どの講義にもキークエスチョンが設定されていた。島田晴雄氏によれば、キークエスチョンはわれわれ自身が直面して...
収録日:2020/04/07
追加日:2021/01/02
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

スペシャリストにならないとジェネラリストにはなれない

財政再建のために何が必要か(2)ジェネラリストの育成

財政再建に向けての課題として、マクロとミクロ、金融経済と実体経済のつながりや経済全体を見ることのできるエコノミストの不在がある。企業がこの数十年、さまざまな改革に取り組んできたのに対して、省庁は縦割り構造から脱...
収録日:2020/08/19
追加日:2020/11/08

今は失敗の経験が不可欠になっている時代

答えなき時代、「目利き」と失敗に学ぶ(2)起業と副業のススメ

真剣にリスクテイクすれば、たとえ失敗してもその経験から学べるものがある。重要なのはその失敗の経験をどう生かすかということだ。そのために学生にとっては起業することがいい訓練になり、社会人なら副業にチャレンジなどし...
収録日:2020/08/19
追加日:2020/10/25

なぜ今、「目利き」の存在が重要になっているのか

答えなき時代、「目利き」と失敗に学ぶ(1)なぜ日本の成長力は減退したのか

かつてはどこかの成功事例をあてはめれば答えが見つかりやすい時代だったが、今は通用しない。そんな答えなき時代に必要なのは「目利き」の存在ではないだろうか。日本は皆の合意といった民主的意思決定を重要視してきたが、一...
収録日:2020/08/19
追加日:2020/10/18

どんな時もひるまないという心構えなしに人を教育できるか

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(9)自分で自分を教育せよ

人間は自己教育の範囲を超えて人を教育することはできない。よって、人を教育するためには、自己教育の範囲を広くしておかなければいけない。それは自分との闘いでもあり、修行ともいえる。よって、他人が強制できるものではな...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/08/20
井口潔
九州大学名誉教授

他者操作は道徳的に禁止しなければならない

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(8)道徳と自己抑制

子どもの健全な成長にとって道徳教育は非常に大事だが、特に自己を抑制するという意識を持つことが重要と、井口潔氏は指摘する。幼年期に必要なのは自己抑制で、そのために道徳がある。しかし、青年期になって道徳を身につけよ...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/08/13
井口潔
九州大学名誉教授

「この子を天才にしよう」と詰め込むと大変なことになる

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(7)親が気をつけること

子どもの成長において大事なのは、友だちから好かれるかどうかという点だ。親としては、さまざまな人と触れ合う中で、人に好かれる人間になるようアシストしてあげることが求められる。また、子どもを天才にしようとして、脳の...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/08/06
井口潔
九州大学名誉教授

ゆとり教育の間違いは幼年期と青年期の教育の違いにある

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(6)幼年期と青年期の教育の違い

しつけと同様に、教育の方法も幼年期と青年期では異なる。幼年期の教育は、パターン認識としてひたすら知識を蓄えていき、中学から高校にかけての青年期は、そうした知識を論理的に理解していく教育が望まれる。この違いにゆと...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/07/30
井口潔
九州大学名誉教授

子離れ、親離れで大事なのは、「心を離さない」ということ

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(5)10歳からの子育て

子どもは10歳になると、大脳が発達し始め自立して行動するようになる。この段階ではこれまでの我慢のしつけを抑えて、子どもが意欲的に物事に取り組むことを後押しするように切り替える必要があるという。そこで重要となるのが...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/07/23
井口潔
九州大学名誉教授

しつけするときに大事な「温・凛・厳・畏」とは何か

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(4)我慢ができる子になるために

脳の発達段階に応じてしつけの方法を変える必要があると前回指摘されたが、具体的にはどのようにすれば良いのか。1、2歳の頃から始まる第1次反抗期において我慢を身に付けることも大事だが、そのときにポイントとなるのは、「温...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/07/16
井口潔
九州大学名誉教授

赤ちゃんの脳を人間の脳にする「リリーシング」とは

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(3)「リリーシング」としつけ

生物学的な観点から教育を見ると、年齢に応じて必要な教育は異なる。赤ちゃんに必要なのは、人間としての脳にするために重要な「リリーシング」という働きかけである。赤ちゃんは親の表情や行動などから非常に多くの影響を受け...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/07/09
井口潔
九州大学名誉教授

なぜ「生まれたばかりの子はまだ人間ではない」のか

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(2)「ヒト」から人間へ

生物の体としてのヒトの進化は、チンパンジーまで行き着いてひと段落した。ヒトはその体に巨大な脳を備えた生物として誕生したが、生まれた時点ではまだ人間ではない。しつけと教育によって、人間へと変わっていく。このことは...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/07/02
井口潔
九州大学名誉教授

人間科学は宗教や哲学ではなく生物学的に人の心を見る学問

98歳の医師が明かす「生物学的教育論」(1)人間科学と危機感

昨今、教育に関する議論はますますヒートアップしてきており、学力だけではない人間力を高めることの重要性が各所で指摘されている。その中でも、井口潔氏の掲げる「生物学的教育論」というコンセプトは、非常にユニークなもの...
収録日:2020/01/11
追加日:2020/06/25
井口潔
九州大学名誉教授

時間の中身を「濃く」する最良の方法は「同時進行」である

「50歳からの勉強法」を学ぶ(6)時間の使い方

よく「時間がない」「忙しい」という人がいるが、江戸時代の蘭学者・佐藤一斎もいうように時間は自分でつくりだす、一種の生産物だと童門冬二氏は説く。時間のある・なしより、やる気のある・なしのほうが問題である。やる気さ...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/06/18

「心の鏡をきれいに保つ」ことがなぜ記憶力につながるのか

「50歳からの勉強法」を学ぶ(5)記憶力を鍛えるために

記憶力を鍛えるには「忘れっぱなしにしない」ことが大切だと、童門冬二氏は言う。また、中江藤樹の言葉や孔子の「恕」を例に、「心の鏡をきれいに保つ」ことも記憶力を鍛えるには欠かせないと説く。きれいに磨いた心の鏡には、...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/06/11

学ぶ気持ちがあれば、どこでも書斎になる

「50歳からの勉強法」を学ぶ(4)勉強空間の工夫

「家の外にもあちこちに書斎を持っている」と童門冬二氏は言う。それは勉強空間の工夫ということで、学ぶ気持ちをもっていれば、喫茶店もタクシーもどこでも学びの場になるという意味だ。これはモンテーニュのいう「自分だけの...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/06/04

50歳までの人生の負の要素も幸福の調味料になる

「50歳からの勉強法」を学ぶ(3)己の中にあるものを恃む

50歳からの学びはそれまでの生き方を大事にし、自分の中にあるものを再発見、再評価するつもりで臨むべきだと、童門冬二氏は言う。多少不格好であっても誠実に学び続ければ、人生の負の要素さえ幸福の調味料になり得る。そうす...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/05/28

「起承転転」で学び続けることの意味とは

「50歳からの勉強法」を学ぶ(2)人生は「起承転転」

学びには終わりはなく、どんなもの、誰からでも学べるという童門冬二氏は、人生を「起承転転」と表現する。「転」が続くのは、死ぬ瞬間まで学び続け、完全燃焼させて生きていくことを意味する。しかし、50歳からの勉強に関して...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/05/21

大人の学び・3つの心得=自由、世間が教科書、孤独を覚悟

「50歳からの勉強法」を学ぶ(1)大人の学びの心得三箇条

大人の学び、50歳からの勉強法について童門冬二氏に伺ったシリーズ講義。人生のプロセスをある程度終えてからの勉強の仕方として、童門氏は三つのポイントを挙げている。一つ目は「学びの姿勢は自由でいい」、二つ目は「教科書...
収録日:2020/01/09
追加日:2020/05/14

教養とリベラルアーツの違い…一般教養からWhy、Howへ

「教養」と「リベラルアーツ」の違いとテンミニッツTV

講演会終了後の質疑応答編で、リベラルアーツの本質についての質問に答える。日本における教養主義とは異なる考え方をアメリカから学ぶことで、新たな時代の教育理念を考える。(2020年2月15日開催・テンミニッツTV講演会「激動...
収録日:2020/02/15
追加日:2020/04/17

AI人材育成に向けて高専生に注目した「高専DCON」とは

日本のAI人材育成に向けた取り組み

日本のAI人材育成の課題とその解決のための取り組みについて語る松尾豊氏。ディープラーニングという新しい技術を伝達、活用するための仕組みづくりが重要だと説く。そこで注目しているのが高専生だ。2019年、ビジネスでの価値...
収録日:2019/08/28
追加日:2019/11/24
松尾豊
東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 技術経営戦略学専攻 教授

医師に向いている人、向いていない人

世界と日本の医療~課題と未来(5)求められる医師の姿

医療の大原則は、「手当て」という言葉で表現されるように、患者さんと同じ場にいて、その場を共有することだと堀江重郎氏は話すが、現在の医療はそれを難しくしているという。いったいどういうことなのか。また、求められる医...
収録日:2019/09/17
追加日:2019/10/12

テンミニッツTVの3つの目的とリベラルアーツの全体像

われわれの求めるリベラルアーツの全体像

テンミニッツTVはさまざまな情報を提供しているが、大きな目的は3点に集約されるという。1点目は、対象の全体像を提供できるかということ。2点目は、その全体像の中で変化するダイナミズム、その方向性を読み取ることができるか...
収録日:2019/08/28
追加日:2019/10/11
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

建設的な議論には「事実認識」と「価値判断」の違いが重要

いま求められる「教養」とは(4)建設的な議論のために

対談の最終回では、教養を磨くために必須となる「議論」のあり方を考えていく。建設的に議論を進めるには、「事実認識」と「価値判断」を分けて考えることが大事である。また、より良い議論をもたらす「経験」と「モデル共有」...
収録日:2019/07/10
追加日:2019/09/23

「課題オリエンテッド」でつくり上げていく人材が大事

いま求められる「教養」とは(3)教育と人材登用

教養のためには、専門性という「土台」をつくり、他分野の人とコミュニケーションをとり「土台を耕す」ことが肝心である。そのためには、好奇心と「聞く力」が必要になる。では、そのような人材に育てる教育はどうあるべきなの...
収録日:2019/07/10
追加日:2019/09/23

隠れている好奇心をあぶり出す癖をつけるのが教養の第一歩

いま求められる「教養」とは(2)教養と好奇心

教養を身に付けるには、「正解のない問いを考えて答えを見つけていく」こととともに、「相手の立場になってものを考える」ことが重要だと第1話で話された柳川範之氏。そこで大事なのは好奇心だが、「みんな、好奇心の芽を摘まれ...
収録日:2019/07/10
追加日:2019/09/16

正解なき時代に重要な「問いを考えて答えを見つける」発想

いま求められる「教養」とは(1)武器としての教養

ネット検索であらゆる情報がすぐ手に入る今ほど「教養」が必要な時代はない、と識者は口をそろえる。ただし、教養の在り方や中身は従来と様変わりしている。第1話では、そもそも教養とは何か、また、何を目指すことだったのかを...
収録日:2019/07/10
追加日:2019/09/16

日本の課題を解決し、活性化させるために有効なツール

知識の構造化のために(5)テンミニッツTVが担う今後の役割

テンミニッツTVは、日本に議論文化を根付かせるための有効なツールである。今後さらにシステムを進化させていくだろう。その取り組みの延長線上で、学術専門家と実務家が積極的に議論を展開させることが重要である。これはさら...
収録日:2019/07/19
追加日:2019/09/01

日本に欠けているのは議論文化である

知識の構造化のために(4)学生の重要な役割

専門横断的な研究機構を作る上で重要なのは、社会的な視点と学術的な視点を生かすことである。そこで明らかなのは、日本では議論文化が足りないため、分野間連携が少ないということである。状況を改善するためには、学生の力を...
収録日:2019/07/19
追加日:2019/09/01

他分野とのインターフェイスを作り、相互成長の活性化へ

知識の構造化のために(3)教育と研究の新しい理念

知識の爆発という現在の状況下では、教育の位置付けや専門分野間の関係も変わるべきである。教育はもはや、一緒に成長し合う相互成長しかありえない。また、研究機関についても、専門分野間の連携によって、これまでなされてこ...
収録日:2019/07/19
追加日:2019/09/01

テンミニッツTVは知的耳学問をデジタル化するイノベーション

知識の構造化のために(2)専門分野の「前提」を疑え

フェイクニュースが世界を席巻しているが、こうした状況に対峙するには、信頼できる専門家からの「知的耳学問」の積み重ねが不可欠である。その意味で、テンミニッツTVは知的耳学問をデジタル化するイノベーションである。こう...
収録日:2019/07/19
追加日:2019/09/01

「知識の爆発」の時代、不可欠なのは世界の全体像の把握

知識の構造化のために(1)テンミニッツTVの問題意識

現在の世界において、世界の全体像を把握するのは非常に困難である。知識の爆発が起き、専門家でさえ、状況を網羅的に理解するのが不可能になっている。その際に有効な方法は、各分野において信頼できる専門家を複数見つけ、そ...
収録日:2019/07/19
追加日:2019/09/01

シチズンシップ教育・主権者教育とは何か…重要点と問題点

シチズンシップ教育の課題

若者の投票率が低いことを懸念してシチズンシップ教育、主権者教育が行われてきた。投票率の背景には選挙に関連するテクニカルな問題があるのだが、そもそもシチズンシップ教育とは投票率の問題だけではなく、公のことを考える...
収録日:2019/07/03
追加日:2019/08/03
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

「津波てんでんこ」の深い意味は家族の絆と信頼

釜石の子どもたちにみる防災教育(3)「津波てんでんこ」

釜石での防災教育として子どもたちに行ったのは、津波の記念碑のところに連れていき、先人の気持ちに想いを馳せることだった。東北地方には「津波てんでんこ」という言葉がある。そこには悲しい過去の繰り返しから生まれた災害...
収録日:2019/03/30
追加日:2019/06/01
片田敏孝
東京大学大学院情報学環 特任教授

避難3原則で子どもたちに本当に教えたかったこと

釜石の子どもたちにみる防災教育(2)避難3原則の徹底

東日本大震災で子どもたちは、片田敏孝氏が伝えた避難3原則を実践。そのおかげで、ハザードマップの想定を超える津波の被害から逃れることができた。避難3原則で片田氏が子どもたちに本当に教えたかったこととは何か。(全3話中...
収録日:2019/03/30
追加日:2019/06/01
片田敏孝
東京大学大学院情報学環 特任教授

東日本大震災の8年前から釜石で防災教育を行ってきた理由

釜石の子どもたちにみる防災教育(1)しっかり逃げる社会

大きな地震は周期的に起こってきたが、およそ100年間隔となるとその記憶を次の世代に引き継ぐことが難しいという問題が生じる。そこで、片田敏孝氏は東日本大震災の8年前から釜石で防災教育に取り組んできた。その結果、子ども...
収録日:2019/03/30
追加日:2019/06/01
片田敏孝
東京大学大学院情報学環 特任教授

超大学が今後のイノベーションの一つになる

プラチナ社会へのビジネス創造(8)超大学構想

近年、地方の大学に企業が出資して行う寄付講座や共同研究プロジェクトが立ち上がっている。学生はそこで、科学技術の実用化に向けて主体的に関わることが可能になってきている。学生がイノベーションの中核となり、科学に情理...
収録日:2018/12/12
追加日:2019/05/30
小宮山宏
東京大学第28代総長

「第二のふるさとづくり」で第二の人生をきちんと考える

プラチナ社会へのビジネス創造(7)高齢者が人財

プラチナ構想ネットワークでは、「プラチナ未来スクール」や、プラチナマイスターの授与など、高齢者の知恵や経験を次世代に伝える仕組みづくりを行っている。さらに最近では、地方の人材不足解消に向けて「第二のふるさとづく...
収録日:2018/12/12
追加日:2019/05/23
小宮山宏
東京大学第28代総長

人財とアクションをつなげる「プラチナ構想ネットワーク」

プラチナ社会へのビジネス創造(6)人財とアクション

2020年、プログラミング教育が小学校で必修化されるが、子どものためのプログラミング教育に退職したシニアと大学生に参加してもらうという試みが今、始まっている。必要なのは人財とアクション、そしてそれをどうやってつなげ...
収録日:2018/12/12
追加日:2019/05/16
小宮山宏
東京大学第28代総長

農業を核とした、新潟市ならではの地方創生

新潟発わくわく教育ファームの推進(3)新潟市の地方創生

「アグリ・スタディ・プログラム」の取り組みの中で、新潟大学特任教授の伊藤充氏は農家にも変化が生じていることに気付く。そして、農業を核とした新潟市の地方創生の取り組みが、全国の自治体にとっての先駆けになる、と語る...
収録日:2018/07/05
追加日:2019/04/13
伊藤充
新潟青陵大学 福祉心理学特任教授

農業体験を学校教育に取り入れる三つの意味

新潟発わくわく教育ファームの推進(2)農業体験学習

現在、新潟市の全ての小学校で「アグリ・スタディ・プログラム」に基づいた農業体験学習が行われている。新潟大学特任教授の伊藤充氏によれば、「アグリ・スタディ・プログラム」は、「新潟発わくわく教育ファーム」の中核をな...
収録日:2018/07/05
追加日:2019/04/06
伊藤充
新潟青陵大学 福祉心理学特任教授

新潟市が農業体験施設アグリパークを作った理由

新潟発わくわく教育ファームの推進(1)取り組みの背景

新潟が、国内でも有数の農業が盛んな場所であることはよく知られている。そんな新潟でさらに持続可能な農業の発展を目指すべく、「新潟発わくわく教育ファーム」という取り組みを進めている。その背景には、農業への無理解に対...
収録日:2018/07/05
追加日:2019/03/30
伊藤充
新潟青陵大学 福祉心理学特任教授

21世紀のリベラルアーツを定義する

21世紀のリベラル・アーツ

未知の問題に立ち向かい、深みのある意思決定をするためには、「生きるための知的力」が必要だ。知力、すなわち、考える力が生きる力に直結する今、これからの人生を支える「21世紀のリベラル・アーツ」は、どうすれば身に付け...
収録日:2019/01/11
追加日:2019/03/12
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

大人の学びは自分のペースで勉強することが重要

「大人の学び」のスタイル:重要なことと重要ではないこと

人生100年時代といわれる現在、「大人の学び」のスタイルは学生のときの学びとは異なると、柳川範之氏は語る。では、大人の学びにおいて、何が重要で何が重要ではないのか。そのポイントについて解説する。
収録日:2018/10/02
追加日:2019/01/25
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

教育分野でVRが果たす役割とその応用例

VRがつくりだす未来(4)教育分野でのVRの活用

2018年2月、東京大学に設置された「バーチャルリアリティ教育研究センター」では、VRの教育分野での応用が研究されている。VRは、これまでの座学による知識やスキルの注入といった教育モデルに代わり、体験によって身体的に学ぶ...
収録日:2018/10/19
追加日:2018/12/22
廣瀬通孝
東京大学名誉教授

女性の活躍と長時間労働の是正が必要な理由

出口治明が語る「教養と日本の未来」(3)働き方改革

日本経済の基盤が製造業モデルからサービス業へと変化した今日、必要となるものは何か。立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明氏は、「人・本・旅」というキーワードを挙げて、働き方改革のあるべき方向性を提示する。(...
収録日:2018/02/23
追加日:2018/05/01
出口治明
元・立命館アジア太平洋大学(APU)学長

教養とは「知識×考える力」である

出口治明が語る「教養と日本の未来」(2)「人・本・旅」

立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明氏は、知識と考える力を掛け合わせた教養こそ、現代日本に求められる能力である、と説く。サービス産業の時代である現代では、自ら考える能力が求められる。そのためには「人・本・...
収録日:2018/02/23
追加日:2018/05/01
出口治明
元・立命館アジア太平洋大学(APU)学長

「学び」とは、入り口がどこにでもあるもの

学びとは何か~哲学の入口と自分の発見~

学びとは結局、何を意味するのか。専修大学文学部教授の貫成人氏はソクラテスから始まった哲学のエッセンスから、学びが常に身の周りにあること、それが新しい自分の発見につながることを論じる。
収録日:2018/02/09
追加日:2018/05/01
貫成人
専修大学文学部教授

人間だけが大人になっても「学び」を持続できる

「学びたい」心のための環境づくり

次世代の研究者を養成するための国立大学法人である総合研究大学院大学長で人類学者の長谷川眞理子氏。行動生態学や自然人類学の専門家としてチンパンジーやクジャクなどの研究に携わってきた長谷川氏に「学びとは何か」につい...
収録日:2018/02/14
追加日:2018/05/01
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

本人が一番良い解決策を見出すのが「正しい学び」

大人の学び直しのために(2)大量情報時代の学び方

若い頃とは違う大人ならではの学び方がある一方で、現代のような大量の情報が流れてくる時代ならではの学び方もある、と柳川氏は言う。大量の情報をどう選び、残していくか。また、そこからどう学びを深めていくか。東京大学大...
収録日:2018/02/16
追加日:2018/03/25
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

学生とは違う「大人の学び直し」のポイントとは?

大人の学び直しのために(1)知識を知恵に変えていく

東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏が、「大人の学び直し」について解説する。スマホやタブレットですぐに情報が手に入るようになった現在、これから必要とされる「学び」は、得た知識を知恵に変えていくこ...
収録日:2018/02/16
追加日:2018/03/24
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

南三陸町海底の再調査とカメラロボット普及の課題

遠隔操縦機~カメラロボ(5)水産高校への普及

九州工業大学社会ロボット具現化センター長・浦環氏が、南三陸町での2度目の調査について解説する。この調査では、新たに音響装置を用いることに成功した。今後は、いざというときのために、カメラロボット操縦者の育成が課題で...
収録日:2017/01/27
追加日:2017/06/04
浦環
東京大学名誉教授

市場経済と民主主義の矛盾が格差を生む

格差の固定化と教育問題

東京大学名誉教授で学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏が、グローバル規模で拡大する格差の固定化とその是正について解説する。伊藤氏は、市場経済と民主主義の概念の衝突が格差を生むと言う。では今後、格差の固定化を...
収録日:2017/04/25
追加日:2017/06/02
伊藤元重
東京大学名誉教授

「歴史総合」は2022年から!近現代史の重要性を説く

アジア政治経済の過去と現在(2)歴史総合とリーダーシップ

政策研究大学院大学学長・白石隆氏が、グローバル化の時代に向けたアジアの政治経済の過去と未来を、幅広く語るシリーズレクチャー。今回は、2022年から、新教科として設置される「歴史総合」と、今後求められるリーダーシップ...
収録日:2016/09/20
追加日:2016/11/13
白石隆
公立大学法人熊本県立大学 理事長

人工知能に代替されない能力を!「AI時代」の教育法

ファミリービジネスとAI(7)これからの教育に向けて

これからの教育に求められるのは、人工知能に代替されない能力の育成だ。しかし従来の教育はむしろ代替されやすい能力ばかり重視してきた。東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授の柳川範之氏は、産業構造が大きく、そして...
収録日:2016/07/25
追加日:2016/11/04
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授

若手育成のキーワードは「若い人も捨てたもんじゃない」

松下幸之助の経営理念(6)質疑応答

公益財団法人松下政経塾理事長・佐野尚見氏とセミナー受講者との一問一答。日米の企業風土の違いや次世代育成、そして、「理念」について、「人」について。語り手も聞き手も限られた時間の中で熱心に交わした一部始終を紹介す...
収録日:2016/02/18
追加日:2016/06/20
佐野尚見
元・松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)代表取締役副社長

失敗してもいいから難しいテーマを選んで挑戦せよ!

水と地球と人間と~日本と世界の水問題(7)勉強と研究の違い

大学時代、科学や数学の研究をすることは、社会に出て、ビジネスをする上でも役に立つという。それは一体なぜなのか。地球規模の水循環と世界の水資源に関する研究の第一人者である東京大学生産技術研究所教授・沖大幹氏の語る...
収録日:2015/03/19
追加日:2016/04/21
沖大幹
東京大学大学院工学系研究科 教授

あのケネディの名演説のルーツは高校時代にあった!

ケネディ演説の起源

あの名演説には元ネタがあった!? 歴史に残るケネディ大統領の就任演説のルーツは、高校時代のある体験にあったのだという。政治学者で慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授・曽根泰教氏が、米英教育事情を絡めて語る。
収録日:2015/12/03
追加日:2015/12/28
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

いま求められる波動を出してエネルギーを生み出す者

行徳哲男が語る稀代の変乱煽起者・吉田松陰

日本BE研究所所長・行徳哲男氏は、いま日本に必要なのは「変乱煽起者」だと言う。変乱煽起者とは波動を出してエネルギーを生み出す人であり、その代表的人物の一人が吉田松陰である。行徳氏が吉田松陰の姿を通して、日本を救...
収録日:2014/12/26
追加日:2015/07/23
行徳哲男
日本BE研究所 所長

高度経済成長期のすさまじい公害を日本は見事に克服!

日本が成し遂げた四つの偉業

「日本の若者に如何にして自信を持たせるか」ということは、「大人が何に自信を持っているのか」とほとんど等しい。自信を持つ根拠として、日本が明治維新後、さまざまな課題を克服し、成し遂げてきた四つの偉業について解説する。
収録日:2012/11/10
追加日:2014/05/31
小宮山宏
東京大学第28代総長

欧米一流校のレジデンシャルカレッジ機能をどう代替する?

駅前大学の限界

日本の大学は今、都市部に回帰する「駅前大学」化が進んでいる。しかし、このままでは、グローバル人材の育成能力で欧米の大学にかなわない、と曽根泰教氏は警鐘を鳴らす。では、日本の大学にはいったい何が足りないと言うのか...
収録日:2014/03/24
追加日:2014/05/29
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

教育 の他のサブジャンル一覧