楽しく未来を生き抜く「戦略子育て」を学ぶ
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
『戦略子育て』に学ぶこれからの世界で大切な「3つの力」
楽しく未来を生き抜く「戦略子育て」を学ぶ(1)「3つの力」の伸ばし方(前編)
三谷宏治(KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授)
子育てにおいて、子どものどんな力を伸ばすことを親は意識すればいいのか。三谷宏治氏によれば、発想力、決める力、生きる力の「3つの力」が重要だという。それらの力を育てるには、子どもが失敗をしたときの親の接し方が大事になる。ただ叱るのではないのだ。今回は著書『戦略子育て 楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方』(東洋経済新報社)をもとに、子どもの思考を促す働きかけ方を解説する。(全2話中第1話)
時間:11分06秒
収録日:2023年10月6日
追加日:2024年2月21日
≪全文≫

●探究に必要な背景への想像力


 皆さん、こんにちは。三谷宏治です。ずばり、子育ての話です。何冊かあるのですけれど、『戦略子育て 楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方』(東洋経済新報社)に沿って話をしていきましょう。「発想力」、「決める力」、そして「生きる力」、この3つの力をどう伸ばすのか。そういった本です。

 では、こんな問題からいきましょう。消えた職業というものです。

 何年か前にネットで出回っていたので、ご存じの方、ずばり知っている方もいらっしゃるかもしれません。1900年頃でしょうか、120年前、ヨーロッパにはこういう職業の方がけっこう多くいらっしゃったそうです。この方はある職業を遂行中です。その職業は何でしょうか、という問題です。

 もちろん、“知っている・知らない”では面白くないので、本来であればこれは発見、そしてそれから探究する、そんな問題でもあるのです。

 この1枚の写真からさまざまなことが分かりますよね。女性が立っている。そうでしょう。そして上を向いて、細い棒状のものを口につがえて、何だかにらんでいる。でも、場所はどこだといわれたら、まず道路ですよね。そして、歩道と車道がきれいに分かれています。後ろの女性は歩道に立っています。でも、この女性はわざわざ車道に出て、車のほうを向いているわけではなくて、おそらく家のほうを向いています。家のほうを向き、そして少し距離をとって、上のほうを向いて何をしているのでしょうか。

 これで分かる人たちもいるでしょう。

 もう1つはこの写真です。この男性もまったく同じ職業を遂行中です。この人はもっと直接的にやっています。長い棒を持って、そして窓を叩いています。これは、上に向かってノックする人、アッパーノッカーとか、ノッカーアッパーと言われていたらしいのです。要は、朝、起こす役の人たちです。「朝ですよ」と、契約した相手に対して起こしに行くというお仕事だそうです。

 この仕事は1920年頃に一斉に消えてしまったそうです。何で消えたのでしょうか。それはもちろん、目覚まし時計が発明されたからではありません。そんなものは、おそらくもうその前からあったでしょう。でも、今でもそうですけれど、機械式のもので正確なものを手づくりしようと思ったら...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
日本人が知らない自由主義の歴史~後編(1)ニューリベラリズムへの異議
ハーバート・スペンサーとダイシー…20世紀の危機の予言者
柿埜真吾
「怒り」の仕組みと感情のコントロール(1)「キレる高齢者」の正体
「キレやすい」の正体とは?…ヒトの「怒り」の本質に迫る
川合伸幸
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作
全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』
納富信留
楽観は強い意志であり、悲観は人間の本性である
これからの時代をつくるのは、間違いなく「楽観主義」な人
小宮山宏
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
『「甘え」の構造』への誤解…甘えはダメなものなのか?
與那覇潤

人気の講義ランキングTOP10
ピアノでたどる西洋音楽史(1)ヴィヴァルディとバッハ
クラシック音楽の歴史をピアノ演奏で辿る~ヴィヴァルディ四季
野本由紀夫
テロメアから考える「アンチエイジング」(1)老化とテロメアの関係
テロメアの長さが「がんリスク」と「老化」のカギを握る
堀江重郎
「満洲」から考える日本とアジア(4)蒙古襲来と清朝建国
実は元寇はモンゴル人ではなかった?満洲をめぐる民族興亡史と「漢族」との関係…蒙古襲来から清朝建国まで
宮脇淳子
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
クラシックで学ぶ世界史(1)時代を映す音楽とキリスト教
クラシック音楽で世界史がわかる…宗教音楽からクラシックへ
片山杜秀
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(2)教義の宗教と覚りの宗教
キリスト教は教義の宗教、仏教は覚りの宗教…仏教はなぜ普遍宗教か
橋爪大三郎
バッハで学ぶクラシックの本質(1)リベラルアーツと音楽
音楽の父バッハ…なぜ「音楽」が西洋でリベラルアーツなのか?
樋口隆一
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
数学と音楽の不思議な関係(1)だれもがみんな数学者で音楽家
世界は音楽と数学であふれている…歴史が物語る密接な関係
中島さち子