「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
三谷宏治(KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授)
「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるようになったが、その技法を体系的に学ぶ機会は少なく、またハードルも高い。今回のテーマである「重要思考」は、そのロジカルシンキングを誰でも実践できるようにもっともシンプルな形にしたものだ。それは「重みと差」、そしてDMU という3つのコンセプトで考えるやり方だが、それぞれどのような意味があるのか。「重要思考」の要点とともに解説する。(全4話中第1話)
時間:15分49秒
収録日:2023年10月6日
追加日:2024年1月24日
≪全文≫

●考え、伝え、聴き、会話・議論するための「重要思考」


 皆さん、こんにちは。三谷宏治といいます。今日はこれから『〔新版〕一瞬で大切なことを伝える技術』(知的生きかた文庫、三笠書房)、この文庫の水色の本をベースに、まずは3ステップのお話をしたいと思います。

 まずはこの本の中心課題である「重要思考」ということです。実はこの文庫になる前に、もう10数年前でしょうか、この前の本があります。四六判の『一瞬で大切なことを伝える技術』です。かんき出版というところから出したのですけれど、編集の方が来られて、「三谷さん、伝える技術という本を書きませんか」というご提案がありました。

 でも彼は、それまでに私が書いた本も読んでいて、「分かっています、三谷さんが言いたいことは伝える技術ってことじゃないですよね」と言うのです。その通りです。私は伝える力が9割などとかけらも思っていません。中身がないのに伝えても仕方がありません。私が一番大切にしていることは考えることです。

 でも、彼は言うのです。残念ながら、考えるという本はあまり売れません。考えるという本は、読者に「おまえは考えていない」と突きつけることになるのであまり売れないのです。だから、「考えはあるけれど、うまく伝わりませんよね」と言うと、本は売れるのです。ということで、「では、いいだろう、タイトルは『伝える技術』だ」と。

 でも、私の本なので、第1章は「考える」です。ちゃんと考えていないから伝わらないのです。だから、ちゃんと考えよう。ちゃんと考えれば自動的に伝わりやすくなるよ、となっています。

 でも、このタイトル(書題)には、もう1つ大きな嘘があります。それは伝える技術という本なのに、「伝えてうれしい」ではありません。それで終わりではありません。最終的な目的はちゃんと議論ができることです。ちゃんと議論をする。そのためにはもう1ステップ必要ですよね。それが「聴く」ということです。聴覚の「聴」という漢字を使っています。

 最近、よく「傾聴」といいますよね。もとからある日本語ですけれど、今われわれがよく使ういわゆる「傾聴」は、心理学用語としての傾聴でしょう。カウンセリングだとかコーチングで使うようになったから、「傾聴」「傾聴」といいます。...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
重職心得箇条~管理職は何をなすべきか(1)時代に請われ、時代に応えた佐藤一斎
リーダーの心得…幕末の偉人たちを育てた佐藤一斎に学べ!
田口佳史
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(9)「トランプ大統領」の視点・論点
【テンミニッツで考える】「トランプ大統領」をどう見るか?
テンミニッツ・アカデミー編集部
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(7)若者の引きこもりと日本の教育問題
日本の引きこもりの深い根源…「核家族」構造の問題とは?
與那覇潤
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(7)日本の倫理こそ未来の理想
他人の幸福実現に喜びを見出す日本の道徳こそ未来の理想だ
賴住光子
「同盟の真髄」と日米関係の行方(7)トランプ氏の評価とその実像
こりごり?アイ・ラブ・トランプ?…トランプ陣営の実状は
杉山晋輔
『貞観政要』を読む(2)著作に登場する人物たち
房玄齢・杜如晦・魏徴・王珪―太宗の四人の優れた側近
田口佳史
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教
なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景
橋爪大三郎
インフレの行方…歴史から将来を予測する(6)高市政権誕生の影響
ポイントは財政悪化よりインフレ?…高市政権でどうなるか
養田功一郎
学びとは何か、教養とは何か
教養の基本は「世界史」と「古典」
本村凌二
新撰組と幕末日本の「真実」(1)近藤勇…教養人の素顔と日野宿本陣
近藤勇と日野宿本陣…多摩の豪農たちの財力と教養力の凄さ
堀口茉純