「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する
この講義は登録不要で無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
男性は「ほめる」のが苦手?傾聴から始まる「ほめる」技術
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(2)「ほめる」技術
三谷宏治(KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授)
人をほめる目的は何なのか。それは、相手にその行為を繰り返してほしいからである。主体は相手、DMUは相手だということだ。また、考え、伝え、聴き、議論するための「重要思考」の中で、「ほめる」は「聴く」のところに分類される。つまり、「ほめる」ためにはまず相手から聴くことが必須なのだ。そこで今回は、「ほめる練習」を通じて相手への理解とコミュニケーションを深めた具体例を参照しながら、効果的な傾聴の方法を解説していく。(全4話中第2話)
時間:15分29秒
収録日:2023年10月6日
追加日:2024年1月31日
≪全文≫

●ほめるも叱るもDMUは相手、相手から聴くことが必須


 では、『〔新版〕一瞬で大切なことを伝える技術』の2回目にいきましょう。

 前回、重要思考で、「考え、伝え、聴き、伝え合い、議論しよう」といいました。その中でも「ほめる」というものが「聴く」のところに入っています。

 組織が人をほめる目的は何なのでしょうか。組織が人を叱るということの目的は何なのでしょうか。それは、自分が楽しいからほめるわけでも、自分が悲しいから叱るわけでもありません。相手がその行為を繰り返してほしいからほめます。繰り返してほしくないから叱ります。主体は相手です。DMUは相手なのです。

 もし相手がそれに対して納得しないのだったら意味がありません。うまくいった。でも、本当には何がうまくいったと思っているのでしょうか。どの壁を越えたと思っているのでしょうか。まずそれを聴いてあげないと、本当に伝わる、もしくはインパクトを与えるほめ方はできないでしょう。失敗した。どうせ本人も「やっちまった」と思っています。でも、何を失敗したと思っているのでしょうか。そこをちゃんと聴いてあげていないのに、「これがダメだ」「あれがダメだ」と言っても何も意味がありません。

 叱るもほめるもDMUは相手です。だから、相手からまず、何がダイジだったのか、どういう差を自分は生み出したのか、(何を)やってしまったのか、そういったことを聴くことが必須です。


●相手のいちばんのこだわりを深掘りする


 実はこの「ほめる練習」というものを最初にやったのは、女子高です。その女子高は、下から上がっていくところで、途中から入ることがありません。ほぼ幼稚園から小学校、中学校、高校と、ずっと上がっていくのです。そこで授業をやるということになりました。

 最初、4月にやったのは「決める」という授業でした。これはこの次(第3話)にお話をしますけれど、私は彼女たちに言いました。「君たちには決める力がない。なぜならば人生の大きな意思決定をこれまで一度もやっていないからだ。他の子たちは少なくとも高校に上がるときに意思決定をしている。いろんな選択肢の中で調べ、考え、決めているだろう。君たちにはそういう経験がない。でも高校3年...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子

人気の講義ランキングTOP10
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(1)老年病科と高齢者の疾患・病態の特徴
頻尿、低栄養、転倒、誤嚥、フレイル…増える老年症候群と高齢者の疾患・病態の特徴
小川純人
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(5)恐るべき台湾への「浸透」
浸透工作…台湾でスパイ裁判が約70件、それも氷山の一角
垂秀夫
「満洲」から考える日本とアジア(5)ロシアのシベリア征服と日清日露戦争
「満洲利権」はなぜ日本の手に渡ったか?…ロシアの極東征服、そして朝鮮の混乱が日本を日清・日露戦争へ
宮脇淳子
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
「ホメロス叙事詩」を読むために(5)『イリアス』の世界ーその1
叙事詩イリアス…トロイア戦争最後の50日間を描いた傑作
納富信留
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(1)悩みの99%は他者との関係性
「使命観=パーパス」に立脚できないのは自分のエゴのせい
田村潤
ChatGPT~AIと人間の未来(1)ChatGPTは何ができて、何ができないか
ChatGPTは考えてない?…「AIの回答」の本質とは
西垣通
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎