現代人に必要な「教養」とは?
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人間の本質とは?混沌とした現代社会に対する大事な問い
現代人に必要な「教養」とは?(6)議論と雑談、人間の本質について問う
「本質を捉える知」は教養にとって大事だが、では「人間の本質」とは何か。また、多様性の時代、「議論」とともにビジネス世界で見直されている「雑談」についてなど、ウェビナー参加者からの質疑応答編第1弾。(全8話中第6話:2022年6月29日開催ウェビナー〈現代人に必要な「教養」とは?〉より)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:10分43秒
収録日:2022年6月29日
追加日:2022年11月4日
≪全文≫

●「議論と雑談」の両方を大事にする


―― これまでの議論を受けて、(ウェビナーを)お聞きいただいていた皆さまからいろいろ質問をお寄せいただいています。なるべく多く質問を選びたいと思うので、少し手短にお答えいただければと思います。まず最初の質問です。

 「多様性が重んじられた議論やビジネスの世界で見直されている雑談が大切ということでしょうか」

 多様性の時代ということなので、先ほど議論のお話もありましたが、今後のことを考えると「議論の他にも雑談的なもの──先ほどのティーパーティーのような話になるのかもしれないですが──これが今後大切だということでしょうかというご質問ですが、こちらについてはいかがでしょうか。

長谷川 「議論と雑談」は意義が違うと思いますが、両方大事です。議論については、ダイバーシティを本当に突き詰めていくと、大きなコストがかかることになります。議論というのは力がいるし、疲れるし、本当に大変なことです。だけど、それをしないよりもしたほうが絶対にみんなの満足度は増えるし、よい結果を生むと思われるので、議論は絶対にしたほうがいい。

 一方、雑談のほうは、ふと思いがけず、いろいろなところとのつながりや、何かの知識が得られます。一見無駄なことに見えて(「もっと邁進しなさい」といわれるような環境では「雑談などするな」となりますが)、実は厚みのあることだと思います。

小宮山 オンラインで欠けているのは雑談かもしれません。

長谷川 そうだと思います。オンラインでは、そこでつながっている人ではない、例えばこの人(となりの人)とだけコソコソとか、そういう雑談がない。それは(雑談も大事という意味で)足を引っ張りますね。

―― 職場でも、意外と雑談のようなことから始めたほうが(議論は)早く進むというところがありますからね。

長谷川 あります。

小宮山 今の分類でいうと、雑談が議論になることもありますね。

―― 確かにそうですね。やはりそういうところを日本としてどう形づくっていくかというところですね。先ほど、ティーパーティーに誰も来なかったという話もありましたが、それをやっていかなければいけないのだろうと思います。


●前提やビジョンが違う人との議論のきっかけ


―― また別の質問にまいります。

 「前提やビジョンが異なっていると、同じ集団(マンション、...

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