新潟発わくわく教育ファームの推進
この講義シリーズの第1話
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
農業体験を学校教育に取り入れる三つの意味
新潟発わくわく教育ファームの推進(2)農業体験学習
伊藤充(新潟青陵大学 福祉心理こども学部 特任教授)
現在、新潟市の全ての小学校で「アグリ・スタディ・プログラム」に基づいた農業体験学習が行われている。新潟大学特任教授の伊藤充氏によれば、「アグリ・スタディ・プログラム」は、「新潟発わくわく教育ファーム」の中核をなす学校教育分野の農業体験学習プランで、3つの特徴があるという。(全3話中第2話)
時間:13分14秒
収録日:2018年7月5日
追加日:2019年4月6日
≪全文≫

●「新潟発わくわく教育ファーム」の2つの狙い


 「新潟発わくわく教育ファーム」には、狙いが2つあります。

 1つ目は、子どもたちが農業体験学習をもとに、生きる力を獲得することです。

 2つ目は、農家が自らの仕事に自信と誇りを取り戻し、子どもたちの尊敬を勝ち得ることです。

 「新潟発わくわく教育ファーム」の中核が、学校教育分野の農業体験学習プランである「アグリ・スタディ・プログラム」です。

 これは、農業体験学習を文部科学省の「学習指導要領」に基づいて、正規の授業に位置付けたものです。幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校にわたる70のプログラムが用意されています。「アグリ・スタディ・プログラム」の策定には、学校の先生方30名、教育委員会職員24名、市農林水産部職員等16名、民間の方々22名の合計92名が携わりました。

 そして、これまで新潟市の各学校で行われてきた農業体験学習の一つ一つを丹念に調べ、そして新しいプログラムを開発し、子どもが自らの力を伸ばし、農業に親しむ、新潟市らしいアグリ・スタディ・プログラムを創り上げていったのです。


●アグリ・スタディ・プログラムの農業体験学習の3つの特徴


 アグリ・スタディ・プログラムの農業体験学習には、3つの特徴があります。

 1つ目は、五感を通して学ぶことです。子どもたちは言葉の理解だけでなく、見る・聞く・触る・匂いを嗅ぐ・味わうという感覚を自分の知識と結び付けて、生き生きとした学びを実現することができます。

 2つ目は、作物や動物を育てる活動と消費する活動を結び付けることです。これにより、子どもたちは自分の体をつくる食べ物が、どのように生産され、加工され、自分の口に入るかを知ることができます。そして、安全な食について理解するとともに、生きることの意味に気付いていくことができるのです。

 それが、1話目でご覧いただいた映像です。

 3つ目は、農家の方々が直接、子どもたちに教えることです。これにより、子どもたちは、農家の方々の工夫や苦労、働くことの意味などを知り、農家...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
プーチンのロシア―その思想と戦略―(1)プーチン政治の特徴
ロシア皇帝のように悪者を叱る人…プーチンの思想と歴史観
山添博史
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(1)習近平の歴史的特徴とは?
一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界
垂秀夫
経済社会と「隠れた価値」の行方(1)経済の中の価値
人間の幸福と「価値」…お金以外の「隠れた価値」をどう考えるか
吉川洋
会計検査から見えてくる日本政治の実態(1)コロナ禍の会計検査
アベノマスク、ワクチン調達の決算は?驚きの会計検査結果
田中弥生
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
トランプの誤謬…米国製造業を壊した犯人は米国の経営者
島田晴雄
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(1)ポピュリズムの台頭と社会の分断化
デモクラシーは大丈夫か…ポピュリズムの「反多元性」問題
齋藤純一

人気の講義ランキングTOP10
日本の財政の真実を検証する(6)「経済成長3つの源泉」の具体策
現代日本で「経済成長3つの源泉」の具体的プランを考えると?
宮本弘曉
昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(3)戦犯は児戯に類す――丸一陣地の死闘
「諸君、私を戦犯にするというが如きは児戯に類することである」
門田隆将
中国春秋戦国時代と始皇帝(7)始皇帝を支えた家臣たち
始皇帝を支えた家臣たち…史実からいかに実像を描いていくか
鶴間和幸
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(1)あらすじと賢治の原稿
未完の長編『銀河鉄道の夜』の魅力と宮沢賢治の思想に迫る
鎌田東二
編集部ラジオ2026(24)「皇室典範改正」を考える
【10minで考える】「皇室典範改正」社会の空気をどう見るか?
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
現在の宇宙の姿(1)星はなぜ自ら輝くのか
星はなぜ自ら輝くのか…宇宙と銀河の「現在の姿」を概観する
岡村定矩
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(5)AIを最も活用できるのは誰か
実はベテラン層こそAIを存分に活用できる…AI導入の生産性分析
宮本弘曉
AI時代と人間の再定義(7)AIと倫理の問題と法整備の可能性
人間のほうがAIに寄ってしまう?…関係性と倫理のあり方
中島隆博