行徳哲男が語る稀代の変乱煽起者・吉田松陰
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いま求められる波動を出してエネルギーを生み出す者
行徳哲男が語る稀代の変乱煽起者・吉田松陰
行徳哲男(日本BE研究所 所長)
日本BE研究所所長・行徳哲男氏は、いま日本に必要なのは「変乱煽起者」だと言う。変乱煽起者とは波動を出してエネルギーを生み出す人であり、その代表的人物の一人が吉田松陰である。行徳氏が吉田松陰の姿を通して、日本を救う変乱煽起者の在り方を語る。
時間:12分15秒
収録日:2014年12月26日
追加日:2015年7月23日
≪全文≫

●いま日本に必要なのは変乱煽起者である


行徳 私が今、一番やりたいのは、変乱煽起者になるということです。

―― 行徳先生の『感奮語録』(致知出版社)に「ボルテージとは波動である」と、書いてありますね。そして、こう続きます。

 「波動を出す人物は元気を生み出す。その代表的人物が吉田松陰である。松陰の一挙一動は波動となって伝わり、若者たちを奮起させ、煽起させ、幕末を揺り動かすエネルギーを生み出した。吉田松陰は、変乱煽起者である。アジテーターである。熱狂のディスペンサーであった」

 熱狂のディスペンサー、これはすごい表現ですね。続けます。

 「今の日本に一番必要なのが、この変乱煽起者なのである。吉田松陰は時に目に涙を含み、声震わして弁じ、甚だしきは熱涙点々と書をしたため、また、時に目が裂けるほど大きく見開き、髪の毛が逆立つほどの怒りを示したという。その一方で、和んだときには、花に蝶にと戯れたともいう。この二面性が松陰をして変乱煽起者としたのではないか」

 これですよ、先生。これは、先生自身だし、先生の真骨頂でしょう。

行徳 何だかんだといっても、変乱煽起者の最たる人物は、中野正剛です。3000人を前に「天下一人を以て興る」と言った、あの中野正剛です。その中野正剛の師匠は、反共の頭山満です。

 中野正剛が早稲田の大隈講堂で行った演説は、日本の演説史上に残るもので、3000人もの若者が集まったそうです。やはり、あれは現代史に残るものだと思いますし、しかも、中野正剛の果て方がすごいでしょう。割腹自決ですから、今も、血だらけになった服が残っていますよ。

―― あれはすごいですね。


●幕末期、若者たちを煽起した先達の存在

 
行徳 実は昨日、私は大阪の適塾に行ってきたのです。孫を連れていましたから、京都の帰りに少し適塾に行こうということになったのです。慶應義塾をつくった福沢諭吉も適塾出身ですけれど、私は、やはり橋本左内に注目します。

 橋本左内は、二十歳前から適塾にいましたが、その橋本左内を橋本左内たらしめたのは、松平春嶽 (越前藩藩主)です。春嶽は、二十歳の若者の意見を聞いていたのです。その意見を聞く部屋である料亭が今、史跡として福井市内に残っています。ここは一回、行かれたらいいですよ。そこに、春嶽はいつも左内を呼んでいたのです。

―― すごいことですね...

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