「自分は縄文系だろうか? それとも弥生系だろうか?」。そんなことを、ふと考えたことはありませんか。
日本は、縄文系の遺伝子や文化がいまなお色濃く残りつつ、そこに弥生系の遺伝子・文化が絶妙に混交して、独自の文明圏をつくりあげてきました。遺伝子で分析してみると、そのような姿も明確に浮かび上がります。
では、最新研究で浮かび上がってくる、弥生時代以降の日本の姿とはいかなるものなのでしょうか? さらに弥生時代の遺跡から出土した人骨の遺伝子分析や、現在の日本国内や周辺諸国の遺伝子分析から見えてくるものとは?
今回の編集部ラジオでは、そのことについて詳細にお話しいただいた藤尾慎一郎先生の《弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化 (全11話)》講義について、見どころをご案内します。
時間:11分29秒
収録日:2024年4月3日
追加日:2025年5月29日
≪全文≫
おかげさまで、大好評をいただいている藤尾慎一郎先生の《弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化 (全11話)》講義。受講すると多くのことが見えてきます。
たとえば、基本的に現代日本人は、だいたい12パーセントぐらい縄文のDNAを持っているといいます。日本人の遺伝子は、周辺の東アジア諸国と比べても独特だといいますが、はたしてそこから何がわかるのでしょうか。
また、弥生時代も当然「全国が同じような状況」であったわけではありません。大きくわけて4つの文化圏があったのではないかと藤尾先生はおっしゃいます。それぞれの違いや共通点、さらに文化圏を超えた交流なども興味深いところです。
さらにこの藤尾先生の講義では、弥生時代の人々の暮らしも明らかにしていきます。
そのような諸点について、ポイントをお話しした今回の編集部ラジオ。ぜひ、お気軽にお楽しみいただければ幸いです。
※本動画は付属のテキスト・資料はございません。
(※今回の「編集部ラジオ」で紹介する講義)
■藤尾慎一郎先生:弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(全11話)
(1)弥生時代はいつ始まったのか
なぜ弥生時代の始まりが600年も改まった?定説改訂の背景
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5728
※この講義全体の内容については、ぜひ藤尾慎一郎先生の講師ページをご参照ください。
■藤尾慎一郎先生の講師ページ
https://10mtv.jp/pc/content/lecturer_detail.php?lecturer_id=223