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日本の働き方の大問題~第2の人生を明るくする方策は

編集部ラジオ2025(4)「壁」ばかりの労働市場をどうする?

テンミニッツTV編集部
教養動画メディア
概要・テキスト
日本では、2040年に働き手不足が1100万人になるといわれています。しかしその一方で、定年後の「労働市場」は、まことにお寒い限りです。
2025年4月の高年齢者雇用安定法改正で、企業には『雇用を希望する65歳までの労働者』の雇用が義務づけられました。また、70歳までの就業確保も「努力義務」とされました。
しかし、運用の実態は、65歳までの「義務」の部分を見ても、定年延長ばかりでなく、再雇用制度なども認められていて、多くの企業では給与がガクンと下がる設計になっています。さらに「70歳までの就業確保」というのは、まだまだあまり聞きません。
「では、転職・再就職をしよう」と考えてみても、実際には現状での雇用機会はまことに乏しく、働き甲斐のある仕事に就くのはそうとう難しい状況です。

なぜ、こうなってしまうのか。大きな原因は、日本の「労働慣行」がそのような人材活用の道を阻んでいるからです。

ところが、「労働市場改革」を唱えると、とたんに大手マスコミや、旧態依然とした労働組合が猛攻撃を展開します。2024年9月の自民党総裁選でも、労働市場改革を口にした総裁候補が、たちどころに火だるまになりました。
その一方、いまの若い世代では、「3年で転職する」といった労働市場改革的な志向が、むしろ「ごく当然」になっています。

このギャップの正体はどのようなものか。

今回の編集部ラジオでは、宮本弘曉先生(一橋大学経済研究所教授)の《第2の人生を明るくする労働市場改革》講義を紹介しつつ、そのあたりの実状を考えてみました。
時間:11:09
収録日:2025/02/05
追加日:2025/03/26
カテゴリー:
≪全文≫
※本動画は付属のテキスト・資料はございません。

なんとも、ちぐはぐで、随所に「壁」ばかりの日本の「雇用慣行」。しかし、少し改革を唱えただけで旧態依然の守旧派が一斉に猛攻撃を加えます。その一方で、若者はそんな軛(くびき)から精神的にはとっくに離れていて……。まずはぜひ編集部ラジオをご視聴ください。

(※今回の「編集部ラジオ」で紹介する講義)

■宮本弘曉先生:第2の人生を明るくする労働市場改革(全7話)
(1)日本の労働市場が抱える問題
シニアの雇用、正規・非正規の格差…日本の労働市場の問題
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5663
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