「何回説明しても伝わらない」「こちらの意図とまったく違うように理解されてしまった」……。そんなことは、日常茶飯事です。しかしだからといって、相手を責めるのは大間違いでは? いやむしろ、わが身を振り返って考えないといけないのではないか――。
今井むつみ先生の《何回説明しても伝わらない問題と認知科学(全3話)》を学ぶと、そう強く思えるようになります。今回の編集部ラジオでは、この講義について紹介します。
なぜ、思いが正しく伝わらないのか? 今井先生がご解説くださるのは、まさに人間の「認知」のあり方です。今井先生によれば、人間の記憶容量には限界があって「1ギガバイト」しかないとのこと。この数値は、人間の能力をどう計るかによって諸説があるようですが、しかし、要領に限界があることは間違いありません。人間は、その限界をカバーするために、いろいろな形で情報の取捨選択をしています。それが「バイアス」につながってしまうというのですが……。
人間の「理解」の不思議について、いろいろな気づきを得ることができる本講義の見どころとは? ぜひ講義視聴のご参考にしていただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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