育児・子育ては、いつだって、誰にとっても大問題です。とりわけ社会が複雑化し、流動化し、激変している現在においては、さまざまな問題も噴出しています。どう考えるべきか、判断が難しい問題も山積です。
このようなときこそ、原点に立ち返って考えてみることが大切ではないか。
そのような趣旨から、長谷川眞理子先生に生物学から考える子育て論をお話しいただいた講義《ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(全5話)》を、今回の編集部ラジオでは紹介させていただきました。
動物は各々の種ごとに、「配偶システム」(一夫一婦制、一夫多妻制など、どのような配偶を行なうか)や「子育てシステム」(メスだけが育てるのか、オスも関与するのか、産みっぱなしなのか)が明確に異なります。
ヒトと最も近い存在の類人猿でも、それぞれにまったく異なります。たとえば、実はチンパンジーの配偶システムは「乱婚」。そして子育ては「母親のみの育児」だといいます。それはなぜか、そしてそれと比べてヒトの特徴は……。
さらに、母性スイッチならぬ「親性スイッチ」を入れるきっかけがあるというのですが、どのようなことなのでしょうか?
講義の見どころを、今回も編集部ラジオでお話ししました。ぜひ講義視聴のご参考にしていただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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