過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
トランプ政権と過激化した米国…MAGA内戦、DSAの台頭
過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス
東秀敏(米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー)
「米国の過激化は完了したとみなすことができる」と言う東氏。右派ではMAGAの内戦が勃発、「白人vsユダヤ」の対立構造が急速に台頭。一方、左派ではニューヨーク市長選でゾーラン・マムダニ氏が当選するなどDSA(民主社会主義者)という政党の台頭が著しいと語る。二極化する米国で今、何が起こっているのか。そして第二次トランプ政権にどんな意味をもたらすのか。今回の過激化プロセスを解説しながら米国の現在地を理解する。(全3話中第1話)
時間:9分37秒
収録日:2025年11月13日
追加日:2025年12月29日
カテゴリー:
≪全文≫

●右派、左派を問わず過激化した米国


 今回もよろしくお願いします。CSPC(米国大統領制兼議会制研究所)の上級フェローを務める東です。今回は「過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲」というテーマについてお話しさせていただきたいと思います。

 まず問題提起なのですが、2025年11月中旬現在、米国において内戦の前提である過激化はどのレベルに達したのかということを問題提起として提示したいと思います。一つのその答えとして提案したいのが、まず右派と左派に分けると、右派の場合はMAGAの内戦が先々週ぐらい(編注:2025年10月末ごろ)に勃発しました。

 そして左派の場合は、民主社会主義者(DSA: Democratic Socialists of America)という政党があるのですけれど、そのDSAの台頭が著しいということであり、今後内戦を考えるときに、散発的な暴力以上のまとまった紛争のレベルにはまだ達していないのですが、米国という一つの国を見ますと、右左両方とも過激化はもう完了したといっていいような状況に来ています。

 そして、今回のその発表に関しては、過激化プロセス、そしてMAGA内戦、そしてDSAの台頭、そして来年(2026年)の中間選挙、そして2028年の大統領選への影響を考察していきたいと思います。

 そこで要旨なのですが、2025年11月中旬現在、米国の過激化は完了したとみなすことができます。過激化プロセスは後で詳しく説明するのですが、過激化プロセスにおいて最終段階の行動(アクション)が残るのみで、その思想的な過激化、社会的な過激化、こういうレベルにおいてはもうすでに完了しています。つまり、右派および左派がもはや対話ではなく暴力で政治を決める段階になっています。

 そこで右派を見ていきますと、まず(2025年)10月末にイスラエルおよびユダヤ問題をかけてMAGA内戦が勃発しました。そして、「白人対ユダヤ」という対立構造が今までその可能性論として論じられてきたわけなのですけれど、これが急速に台頭して現実化する勢いです。そして、皮肉にもトランプ大統領ご本人がMAGAの敵になる可能性が今、急浮上します。これが右派の現状です。

 そして左派の現状を見ていきますと、2025年11月4日のニューヨーク市長選でゾーラン・マムダニ氏という候補が当選しました。こ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
財政問題の本質を考える(1)「国の借金」の歴史と内訳
いつから日本は慢性的な借金依存の財政体質になったのか
岡本薫明
資産運用の思考法…経済や市場の動きをどう読むか
市場予測のポイント…短期・中期・長期の視点と歴史的洞察
養田功一郎
戦争とディール~米露外交とロシア・ウクライナ戦争の行方
「武器商人」となったアメリカ…ディール至上主義は失敗!?
東秀敏
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(1)習近平の歴史的特徴とは?
一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界
垂秀夫
教養としての「人口減少問題と社会保障」(1)急速に人口減少する日本の現実
毎年100万人ずつ減少…急降下する日本の人口問題を考える
森田朗
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(17)「過剰な良かれ」の落とし穴
【10minで考える】巨人・阿部監督の辞任と「過剰な良かれ」
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
地政学入門 歴史と理論編(1)地政学とは何か
地政学をわかりやすく解説…地政学の「3つの柱」とは?
小原雅博
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
もののあはれと日本の道徳・倫理(4)「なあなあ」の日本ともののあわれ
「なあなあ」と自粛警察…大和魂と漢才の対から見えるもの
板東洋介
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
日本神話の基本を知る~世界・人間・文化のはじまり
「国生み・国作り・国譲り・国治め」と「むすひ」の力
鎌田東二
地政学入門 ヨーロッパ編(1)地図で読むヨーロッパ
ヨーロッパとは?地図で読み解く地政学と国際政治の関係
小原雅博
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(6)賃金の未来シナリオ
AIが人間の仕事を「完全代替」したらどうなる?…仕事と賃金の未来
宮本弘曉
ウェルビーイングを高めるDE&I(5)心理的安全性の高い組織づくり
無知、無能、邪魔!?…心理的安全性を阻害する5つの要因
青島未佳