今回の編集部ラジオでは、垂秀夫先生(元日本国駐中華人民共和国特命全権大使)にお話しいただいた講義を紹介します。垂先生は『日中外交秘録』(文藝春秋)という本を発刊されていますが、その帯コピーに版元が記したキャッチコピーが「中国が最も恐れる男」。実際に、垂先生は2023年12月に退官されるまで、中国と常にタフに向きあってこられました。
その垂先生が、現在の中国をどのように分析しておられるのか。また、米中関係はじめ中国をめぐる国際情勢をどう見るべきなのか。そのことについてお話しいただきました。垂先生は、現在中国の見るポイントとして、3つを挙げておられます。1つめは「強い中国」。2つめは「一党独裁から一強独裁(=1人独裁)へ」。3つめは「国家戦略目標の転換」です。
また現在、中国がどのような外交を展開しつつあるのかについても、今回、垂先生はご分析くださいます。現在、アメリカこそが中国にとっての「主要矛盾」「敵対矛盾」であり、実はトランプ政権のやり方は、中国からすれば「やりやすい」のだというのですが……。
現在の中国の姿、そして世界の大きな動きを読み解くためにも、学ぶべき講義の見どころを、今回も編集部ラジオでお話ししております。ぜひ講義視聴のご参考にしていただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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