ある国について、あるいはその社会についての詳細な実状は、なかなか外側からではわからないところがあります。やはり、その国についてよくよく知るためには、そこに住んでみるのがいちばんでしょう。さらにいえば、たんに住むだけではなく、その国の第一線でバリバリ働いたりする経験ができれば、ますます真の理解に近づくはずです。
今回の編集部ラジオでは、「日本とアメリカの深い部分」を熟知されている島田晴雄先生(慶應義塾大学名誉教授)の《内側から見たアメリカと日本》講義を紹介します。この講義では、島田先生ご自身の豊富な日米でのご経験から、アメリカと日本の様々な側面を理解するためのヒントがあふれ出してきます。
なぜ島田先生がアメリカと日本の「内側」に通暁されることになったか。アメリカについては、島田先生が1967年から1974年まで、フルブライト奨学金を得てアメリカに留学し、博士号を授与されています。アメリカの第一線の研究者たちに交じって、アメリカ社会の研究に没頭されました。それを通して、古き良きアメリカの姿を肌身で感じられたのです。さらに島田先生は、留学からご帰国後は、すぐに慶應義塾大学経済学部助教授に就任され、政府のさまざまな審議会で大活躍。さらに歴代政権にも深く関わってこられました。
そのようなご経験から見えてくるもの、つまり「内側から見たアメリカと日本」とはいかなるものなのか。今回の編集部ラジオでは、その見どころの一端を紹介しています。ぜひ講義視聴のご参考にしていただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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