編集部ラジオ2025
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
学力喪失と「人間の理解」の謎…今井むつみ先生に聞く
編集部ラジオ2025(24)「理解する」とはどういうこと?

講義一覧を見る▼
今井むつみ先生が2024年秋に発刊された岩波新書『学力喪失――認知科学による回復への道筋』は、とても話題になった一冊です。今回、テンミニッツ・アカデミーでは、本書の内容について著者の今井先生にわかりやすくお話しいただきました。子どもの学力の危機ばかりではなく、「物事を理解するとはどういうことか」に深く迫り、さらにAI時代の問題点についてもご言及いただいた講義となりました。

今回の編集部ラジオでは、この講義について紹介させていただきました。

まず今井先生が書かれた『学力喪失』ですが、この本では最初から5章まで、「実際どれだけ今のお子さんが学力で苦しんでいるか」の実例が展開されます。「なるほど、こういうところで引っかかるのか」と、この部分も興味深い内容なのですが、とりわけ興味深さを増してくるのが、実は第6章以降です。

第6章の「まとめ」から第7章、第8章と読んでいくにつれ、まるで「小さいお子さんが言葉を覚えていって、その抽象化をしていく過程」について、深く理解できるのです。まさに「わかる喜び」を実感できる1冊です。

そもそも、「言葉」は暗記することで身につけるものではありません。「抽象度の高い言葉」は、私たちが思考していく上で欠かせないものですが、それは赤ちゃんのときからすぐに理解できるものでもありません。では、子どもたちはどうやって抽象的な概念を身につけていくのか。たとえば、今井先生は「2分の1と3分の1、どちらが大きいですか?」という問いに約24%の子どもが誤答する例をご紹介くださいますが、そのようなことが、なぜ起きるのか。

その「からくり」について、まず今回の編集部ラジオでポイントを紹介させていただきました。また併せて、生成AIが「しれっと間違える(=ハルシネーション)」事例などを挙げながら、AIが「本当に理解をしているのかどうか」について今井先生に迫っていただいた部分も紹介しております。

人間が「理解する」とはどういうことかが、よく見えてくるこの講義の見どころを、今回も編集部ラジオでお話ししました。ぜひ講義視聴のご参考にしていただければ幸いです。
時間:11分23秒
収録日:2025年9月29日
追加日:2025年10月16日
カテゴリー:
≪全文≫
※本動画は付属のテキストはございません。


(※今回の「編集部ラジオ」で紹介する講義)

◆今井むつみ先生:学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(全5話)
(1)数が理解できない子どもたち
なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5956

■今井むつみ先生の講師ページ
https://10mtv.jp/pc/content/lecturer_detail.php?lecturer_id=370

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(1)心理学研究と日本の幸福度
実は今、「幸せにも気をつける」べき時代になっている
前野隆司
福田恆存とオルテガ、ロレンス~現代と幸福(1)曖昧になった日本人の「自然」
小林秀雄から福田和也まで、日本の文芸批評史を俯瞰する
浜崎洋介
プラトンの哲学を読む(1)対話篇という形式の哲学
ヨーロッパ哲学の伝統はプラトン哲学の脚注だ
納富信留
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(序)『ばけばけ』と『神国日本』
ラフカディオ・ハーンの遺著『神国日本』の深い意義とは?
賴住光子
人の行動の「なぜ」を読み解く行動分析学(1)随伴性
三日坊主、部屋が片付かない…なぜできないか行動分析学で考える
島宗理
ムハンマドを知る(1)その役割と人物像
ムハンマドは神の啓示を受けた預言者で共同体の最高指導者
山内昌之

人気の講義ランキングTOP10
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(8)AI時代の人間の価値
労働市場改革を妨げる労組や、不登校を救えぬ文科省こそが邪魔だ
宮本弘曉
編集部ラジオ2026(17)「過剰な良かれ」の落とし穴
【10minで考える】巨人・阿部監督の辞任と「過剰な良かれ」
テンミニッツ・アカデミー編集部
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎
ウェルビーイングを高めるDE&I(6)エクイティ実現と特権性の理解:前編
改札、公衆トイレ、在宅勤務…構造的格差とエクイティの意味
青島未佳
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(2)失敗の本質
『失敗の本質』初版から30年…同じ失敗を繰り返す日本組織
三谷宏治
いま夏目漱石の前期三部作を読む(1)夏目漱石を読み直す意味
メンタルが苦しくなったら?…今、夏目漱石を読み直す意味
與那覇潤
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
「不便益」とは何か――便利の弊害、不便の安心
川上浩司
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(序)『ばけばけ』と『神国日本』
ラフカディオ・ハーンの遺著『神国日本』の深い意義とは?
賴住光子
高市政権の進むべき道…可能性と課題(1)高市首相の特長と政治リスク
歴史的圧勝で仕事人・高市首相にのしかかるリスク要因
島田晴雄