葛飾北斎と応為という「画狂親娘」の人生と作品について、堀口茉純先生にそれぞれの絵をふんだんに示しながら教えていただいた講義を、今回の編集部ラジオで紹介しました。
葛飾北斎といえば知らぬ人はいない江戸の絵師です。「画狂」とも名乗ったその生涯は、まさに芸術に打ち込み、芸術に生きた人生でした。そして葛飾北斎の三女・お栄も、「応為」という画号を名乗る絵師でした。父・北斎と同居して父を生活面で支えつつ、画業でもしっかりと支えていました。応為の名で、みごとな肉筆画も残しています。
北斎が最初期に描いた絵と、応為の絵を比べてみると、その格段の違いに大きな驚きを覚えます。北斎が、日本画や西洋画の様々な技法や画材を取り入れながら、自らの絵をどんどんと高めていったからこそ、応為がそれを受け継いでさらに発展させることができたともいえるでしょう。
破天荒な暮らしを送ったともいわれる親娘。その芸術と人生はどのようなものだったのか。編集部ラジオでも、本編で紹介された絵を少しばかり用いながらお話ししました。ぜひ講義視聴のご参考にしていただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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