プロジェクトマネジメントの基本
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
PDCAサイクルを回すための5つのプロセスとそのすすめ方
プロジェクトマネジメントの基本(3)プロジェクトのすすめ方
大塚有希子(法政大学専門職大学院イノベーションマネジメント研究科准教授)
プロジェクトを進める際にPDCAサイクルの概念は欠かせない。国際標準PMBOKでは、PDCAを応用した「立上げ」「計画」「実行」「監視コントロール」「終結」の5段階をプロジェクトに有用とし、複数フェーズでそれを回す。ステークホルダー、スコープ定義、WBS(Work Breakdown Structure)の解説も交えながら理解を深めよう。(全10話中第3話)
時間:17分54秒
収録日:2025年9月10日
追加日:2025年12月10日
≪全文≫

●プロジェクトとPDCAサイクル


 では、プロジェクトのすすめ方についてお話をしたいと思います。

 PDCAサイクルをご存じでしょうか。品質マネジメントの大家、デミングが提唱したものですが、“Plan”“Do”“Check”“Act”の頭文字を取ったものです。グローバルなプロジェクトマネジメント体系、PMBOKでもこのPDCAサイクルに基づいて「立上げ」「計画」「実行」「監視コントロール」「終結」という5つのプロセスを設定し、これを回していくといっています。

 まずプロジェクトを立ち上げ、具体的な計画を作って、計画通りに実行して、計画通りにできたかどうか、モニタリング(監視)をする。もし計画通りでない場合は何らかのアクションを考え、コントロールをする。そして、出来上がったら終了という流れです。

 さて、少しこんな絵もご紹介したいと思います。プロジェクトの最初から最後まで全体をプロジェクトライフサイクルといいます。このライフサイクルだけでなく、部分部分でもPDCAを回しましょう(というものです)。部分部分のことを、プロジェクトでは一般的に「フェーズ」という言い方をします。立上げフェーズ、要件定義フェーズ、設計フェーズ、実装フェーズ、テストフェーズなど、業界ごとにいろいろ言葉があります。それぞれの期間のことをフェーズといい、各フェーズの中でもPDCAを回していきます。

 このようにいわれなくても、実際に皆さんは自分の生活でやっていると思います。例えば1年の最初に、「今年はこれを達成しよう」と思います。半年たって、「うまくいってるな。下期も頑張ろう」となったり、「ちょっとうまくいってないから下期はやり直そう」と反省をしたりすると思います。上期の中でも、今月、来月、再来月と、月初に計画をして月末に確認をします。このように、大きな流れの中でも、具体的な小さな流れの中でも、PDCAを回しているわけです。

 各フェーズに「立上げ」とあるのが少し分かりにくいという方もいらっしゃると思いますが、これは「テーラーリング」です。例えば、最初のフェーズは立上げのところをしっかりやらなければいけません。関係するステークホルダー間で共通認識をしたり、決裁をもらったりします。2番目のフェーズは確認だけでいいかもしれません。3番目のフェーズも、...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
営業から考える企業戦略(1)成功するブランド戦略とは?
ブランド力を高めるために「自社の強み」を徹底的に聞け
田村潤
「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)
“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法
三谷宏治
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳

人気の講義ランキングTOP10
日本の財政の真実を検証する(4)日本の台所事情と財政の本義
「1秒間に41万円?」…この数字はいったい何を意味するか?
宮本弘曉
中国春秋戦国時代と始皇帝(3)戦国時代初期――戦国七雄と合従連衡
戦国七雄とは?合従連衡とは?…各国の勢力拡大と小国家の運命
鶴間和幸
天皇のあり方と近代日本(1)「人間宣言」から始まった戦後の皇室
皇室像の転換…戦後日本的な象徴天皇はいかに形成されたか
片山杜秀
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(1)なぜ「中国史はつまらない」のか?
驚きの中国史~「中国史はつまらない」という通説の裏の波乱の真実
宮脇淳子
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(3)リベラルアーツの伝統と教育
身につけるべきリベラルアーツとは?…欧米の伝統と変遷から探る
橋爪大三郎
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
編集部ラジオ2026(22)「中国古代史」特集紹介!
【10min解説】「中国古代史という知の宝庫」特集の各話紹介
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
高市政権の進むべき道…可能性と課題(1)高市首相の特長と政治リスク
歴史的圧勝で仕事人・高市首相にのしかかるリスク要因
島田晴雄