プロティアン~最先端の自律的キャリア形成
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DXとCXを駆動させる要因としてプロティアンがある
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なぜ第二の人生のためにキャリアの棚卸しが必要か~組織から自律へ
プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(1)変幻自在のキャリア論
田中研之輔(法政大学キャリアデザイン学部・大学院教授/一般社団法人プロティアン・キャリア協会代表理事)
人生100年時代、ただ働き続けるためだけでなく、より本人の可能性を開いていくキャリア論が登場している。40年前からよみがえった「プロティアン・キャリア」がそうで、主体的かつ変幻自在に働く方法を提唱したものだ。第1話では転換期を迎えた日本の労働環境とともに、プロティアンを概括していただく。(全7話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:11分13秒
収録日:2022年3月11日
追加日:2022年5月19日
≪全文≫

●プロティアン・キャリアと「キャリア自律」


―― 皆様、こんにちは。本日は、田中研之輔先生に、「プロティアン・キャリア」についてお話をいただきたいと思っております。田中先生、どうぞよろしくお願いいたします。

田中 はい。よろしくお願いいたします。

―― いきなりの質問です。今回は「プロティアン・キャリア」ということで、「キャリア」とついているのでキャリア論だと思いますが、どういうキャリア論なのですか。

田中 はい。これは分かりやすくいうと、われわれ働くビジネスパーソン一人一人の可能性を最大化させるために考えられている「キャリア自律」という考え方の、最先端のキャリア知見になります。

―― 「キャリア自律」というと何でしょうか。

田中 「キャリア自律」は、変化の時代である今注目されている概念です。一人一人が自ら主体的にキャリア形成をしていくためには、自律することによって個人と組織の関係性をよりよいものとしてキャリア形成していこうという考え方になります。

―― これまでの歴史の中にはいろいろなキャリア論があったと思うのですが、今、「プロティアン・キャリア」というキャリア論が出てくる必然性、あるいは必要性はどこにあるのでしょうか。

田中 これについては、今は本当にキャリアをめぐる歴史的変革期だと捉えています。


●組織内キャリアにおける三つの課題


田中 今、スライドをお見せしますが、皆さんの働かれている企業の中で、かなりの確率で当てはまるのではないかという三つの課題があります。

 まず、ファーストキャリア形成期。大学を出ておよそ10年弱ぐらいの若手の社員を見てみると、これからのキャリアをどのように形成していったらいいか分からない(「不透明なキャリア展望」と私は呼んでいますが)、キャリアが見えにくい状態があります。

 次に、私ぐらいの年代、ミドルシニアのキャリア形成期になると、今度は働いている組織との関係ですね。私も大学で働いていますが、例えばその大学に雇われているということにおいて組織に依存していくような、「組織内キャリア依存」が生まれやすくなります。

 もう少し先輩社員になると何が起きるか。ポストオフ後、あるいは定年を見据える頃になると、モチベーションが下がってしまう傾向が強くあります。この三つの課題...

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