プロティアン~最先端の自律的キャリア形成
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
社会関係資本が貯まらない…キャリア・プラトーの打開策
プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(3)キャリア・プラトーを打開する
田中研之輔(法政大学キャリアデザイン学部・大学院教授/一般社団法人プロティアン・キャリア協会代表理事)
ミドルシニア層が組織内キャリアに依存したり、ポストオフ層のキャリア・モチベーションが低下したりする例は多い。その原因は、経験によりビジネス資本が蓄積されていくのに対し、社会関係資本が増えないことにある。これを「キャリア・プラトー」と呼ぶが、その打開策は「外に出る」ことだというが、その意味と実践法を詳しく解説していく。(全7話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:10分47秒
収録日:2022年3月11日
追加日:2022年6月2日
≪全文≫

●キャリアは「ビジネス資本」と「社会関係資本」で築く


―― 前回、若手の方に向けては、まずはその会社の中できちんとスキルをつくりなさいというお話がありました。また、逆にいうと、40~50代の人はすでに20歳の頃から10~20年もやってきて、いろいろなキャリア、というよりスキルがついてきています。第1話の中でも「棚卸し」という言葉を使われていましたが、それをどう整理して、どう展開していくのかが大事になると思います。具体的には、どういうイメージなのでしょうか。

田中 そうですね。これは一つサジェスチョンできると思うことがあります。キャリアが何によって形成されるのか、二つの大きな資本を想定してください。一つは、「ビジネス資本(ビジネス・キャピタル)」と私が呼んでいる、皆さんの持つ専門的スキルです。これは何でもよくて、例えば資料をまとめる力、市場を分析する力、未来を洞察する力、競合他社を分析する力など、全てビジネス資本というくくりになります。皆さんが働いて経験を積んできた上でスキル化したものがビジネス資本です。

―― 例えば見識とか、そういうものも含めての話ですか。

田中 含めてです。リテラシーも全てビジネス資本に含まれます。だから、ビジネス資本ゼロの人は誰もいない。何らかのビジネス資本があるということです。このビジネス資本というものは、やはり組織の中で貯まっていくと考えます。

 もう一つ大切なのが、「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」と呼んでいるもので、イメージしやすいのはネットワークです。これについてミドルシニアの皆さんに質問したいのが、「ここ数年で新しいネットワークは築けていかますか」ということです。

 若手の時は大学生の頃の同期や友だちがいて、他社で働いていてもつながっていたり、会社の中でも新しいチャレンジをするたびに新しいメンターや上長、同僚に会えたりする。それによりどんどんネットワークが広がっていきます。

 でも私のように同じ組織の中で10年以上働いていると、ネットワークは硬直化していきます。それで何が起きるかというと、ビジネス資本はすでに一定量貯まってきて、それ以上は増えにくくなっている。その中で社会関係資本がそれほど貯まっていかないことになると、一つ大きな問題が生まれます。「キャリア・プラトー」といって、キャリアが硬直して停滞する状態です。

...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
「ものがたり」のあるコンプライアンス(1)その本質とは
なぜ企業はコンプライアンスの本質から外れてしまうのか?
國廣正
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
便利を求めるだけのいいの?…「不便益」で発見できる新たな魅力
川上浩司
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(36)宮脇淳子先生「満洲史」講義の要点
【10min解説】「満洲史」はタブー?…そこから見えてくる教訓とは?
テンミニッツ・アカデミー編集部
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(6)認知症予防と健康寿命の延伸に向けて
フレイル・サイクルは回り出したら抜けられない!?負のスパイラルへの対処法
小川純人
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元
なぜ「てふてふ」が蝶々?日本語の変遷を追う…まずは万葉仮名から
釘貫亨
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
中国春秋戦国時代と始皇帝(序)映画『キングダム』の中国史監修
中国古代史の真実と『キングダム』…史実がわかれば物語はもっと面白い
鶴間和幸
現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か
教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気
小宮山宏