経験学習を促すリーダーシップ
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
経営ビジネス
松尾睦(青山学院大学 経営学部経営学科 教授)
2.米長邦雄のアンラーニング、弟子の弟子になってV字成長
2025年9月17日配信予定
3.タイトル未定
2025年9月24日配信予定
4.タイトル未定
2025年10月1日配信予定
組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団に成長を促すための経験学習サイクルと合わせて解説する。(全4話中第1話)
時間:8分52秒
収録日:2025年6月27日
追加日:2025年9月10日
収録日:2025年6月27日
追加日:2025年9月10日
≪全文≫
●「育て上手」の人たちがやっていること
青山学院大学経営学部の松尾と申します。よろしくお願いします。今回は「経験学習を促すリーダーシップ」、副題が「成功を振り返り、強みを生かす」、こういったテーマで話をしていきたいと思います。よろしくお願いします。
本講義のゴールなのですけれど、経験学習を支援する方法を理解していただきたいと思っています。経験学習というのは、要は経験から学び取るという考え方なのですけれど、いい育て方というのは、部下、メンバーが経験から学び取れるようにサポートしていく。それがいい教え方なのです。
もう少し具体的にいうと、失敗とか問題、つまり日本人は失敗とか、問題ばかり見てしまう傾向があるのですけれど、そうではなくて成功です。うまくいったことをしっかり、なぜうまくいったのかということを考えさせる。それとそれぞれの人が持っている強みです。これを気づかせて活用させる。そういったことを育て上手の人たちはやっているのです。非常に望ましい育成方法です。これを理解していただくというのが今回の講義のゴールになります。
アウトラインですけれど、まず経験学習とは何かというところです。これは基本になります。人がどうやって経験から学ぶのかという話をした後で、次に、ここから育て上手の指導者がどう育てているのかということです。
主に、先ほど申し上げたように、成功を振り返らせる。もちろん失敗も大事なのです。なぜ失敗したのかというところを深掘りしていくというのは非常に大事なのですけれど、日本人は特に100・0になりがちなのです。だから、そこを50・50とまでいかなくても、70・30ぐらいで、30パーセントぐらいは成功を振り返らせたほうがいい。そちらのほうが育ちますよということをPart 2でお話しします。
最後に強みです。個人が持っている強いところをしっかりと見極めて、「君はここが強いね」と言って「もっと強くしよう」「もっと使おうよ」という指導方法が非常に効果的です。
今回はこういうパートに分けて話をしたいと思っています。
●人を成長させる「連携・変革・育成」
まずPart1です。経験学習の基本...
●「育て上手」の人たちがやっていること
青山学院大学経営学部の松尾と申します。よろしくお願いします。今回は「経験学習を促すリーダーシップ」、副題が「成功を振り返り、強みを生かす」、こういったテーマで話をしていきたいと思います。よろしくお願いします。
本講義のゴールなのですけれど、経験学習を支援する方法を理解していただきたいと思っています。経験学習というのは、要は経験から学び取るという考え方なのですけれど、いい育て方というのは、部下、メンバーが経験から学び取れるようにサポートしていく。それがいい教え方なのです。
もう少し具体的にいうと、失敗とか問題、つまり日本人は失敗とか、問題ばかり見てしまう傾向があるのですけれど、そうではなくて成功です。うまくいったことをしっかり、なぜうまくいったのかということを考えさせる。それとそれぞれの人が持っている強みです。これを気づかせて活用させる。そういったことを育て上手の人たちはやっているのです。非常に望ましい育成方法です。これを理解していただくというのが今回の講義のゴールになります。
アウトラインですけれど、まず経験学習とは何かというところです。これは基本になります。人がどうやって経験から学ぶのかという話をした後で、次に、ここから育て上手の指導者がどう育てているのかということです。
主に、先ほど申し上げたように、成功を振り返らせる。もちろん失敗も大事なのです。なぜ失敗したのかというところを深掘りしていくというのは非常に大事なのですけれど、日本人は特に100・0になりがちなのです。だから、そこを50・50とまでいかなくても、70・30ぐらいで、30パーセントぐらいは成功を振り返らせたほうがいい。そちらのほうが育ちますよということをPart 2でお話しします。
最後に強みです。個人が持っている強いところをしっかりと見極めて、「君はここが強いね」と言って「もっと強くしよう」「もっと使おうよ」という指導方法が非常に効果的です。
今回はこういうパートに分けて話をしたいと思っています。
●人を成長させる「連携・変革・育成」
まずPart1です。経験学習の基本...
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
部下を育てるには、まず佐藤一斎に学べ!
田口佳史
人気の講義ランキングTOP10
チンパンジーは乱婚、ヒトは夫婦…人間の特殊性と複雑性
長谷川眞理子
著者が語る!『『江戸名所図会』と浮世絵で歩く東京』
テンミニッツ・アカデミー編集部