経験学習を促すリーダーシップ
この講義シリーズの第1話
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
米長邦雄のアンラーニング、弟子の弟子になってV字成長
経験学習を促すリーダーシップ(2)経験から学ぶ力
松尾睦(青山学院大学 経営学部経営学科 教授)
人が成長していくために重要な経験学習。その学習サイクルを適切に回していくためには、「経験から学ぶ力」が必要になる。ではそこにはどのような要素があるのか。ストレッチ、リフレクション、エンジョイメントという3要素と、それを支える「思い」と「つながり」という2つのドライバーから、経験学習の要点について、米長邦雄の事例などをもとに解説する。(全4話中第2話)
時間:8分06秒
収録日:2025年6月27日
追加日:2025年9月17日
≪全文≫

●ストレッチ・リフレクション・エンジョイメント


 この経験学習サイクルについて、こんなときはありませんか。しょぼい経験をして、何かずれた振り返りをして、間違った教訓を出して応用するみたいなことです。そうしたら、ずれずれになってしまうのです。だから、適切に経験学習サイクルが回らなければいけなくて、そのためには経験から学ぶ力が必要になってきます。

 それは、まずストレッチです。仕事を与えられたら、そこで目標値に個人差が出てしまうのです。ここまで高いレベルのことをやろうという人と、このぐらいやれば課長は怒らないだろうというような、そこの差です。ストレッチは、目標値をグーッと引き上げるかどうかの差です。

 リフレクション力は振り返りの力です。けっこう私はやってしまうのですけれど、人のせいにばかりしてしまうのです。「まったくもう、あの人は」とか、自分は全然反省しなかったりします。だから、「自分はどうなのだろう」「相手はどうなのか」「状況はどうだったのか」と、俯瞰できる人はすごく経験から学べるのです。振り返り力があるのです。視野が広いのです。

 ストレッチとリフレクションだけだと、実はだんだん疲れてきて修行僧みたいになってしまうので、(そこで必要になるのは)エンジョイメント、やり甲斐みたいなことです。「これは何かやる価値があるな」とか、「面白いな」とか、「手応えがあるな」とか、そういうことを見つけることができたら、実はストレッチにつながります。もう少し頑張ってみようと。壁が高いとなかなか乗り越えられないので、振り返り力が鍛えられるのです。振り返る中で面白さを見つけるとか。

 これが3つリンクしていくとすごくいいです。(つまり)経験から学ぶ力が充実していくのですけれど、(そこに)ドライバーというものが2つありまして、1つは「思い」です。どうありたいかとか、どうなりたいか、ビジョンとか、バリューとか、信念とか、そういうことをしっかり持っている人は、それに向けてストレッチします。振り返るときもそれが物差しになって、「先週はどうだったかな、けっこういけてたな」とか、「ちょっと問題があるな」というように、そういう思いに近づけたら、仕事の中でエンジョイメントを感じることができます。

 もう1つは「つながり」です。いろいろな先輩と...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
企業改革の核心は何か(1)組織の危機をいかに克服するか
V字回復のためには社員に「個人の痛み」を迫る覚悟を持て
三枝匡
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(6)賴住光子先生ラフカディオ・ハーン論
ラフカディオ・ハーン『怪談』と『神国日本』の深い秘密
テンミニッツ・アカデミー編集部
印象派の解体と最後の印象派展(5)ポスト印象派の台頭
ゴーガン、ルドン、スーラ、ゴッホ…ポスト印象派の時代へ
安井裕雄
墨子に学ぶ「防衛」の神髄(1)非攻と兼愛
『墨子』に記された「優れた国家防衛のためのヒント」
田口佳史
『孫子』を読む:地形篇(1)六地形の戦略を学ぶ
ベトナム戦争でホー・チ・ミンが学んだ『孫子』地形篇とは
田口佳史
変化する日本株式市場とPEファンド(3)米国型への転換を迫られる日本企業
いまアクティビストの動きは?…進む「米国化」の現状
百瀬裕規
AI時代と人間の再定義(6)道徳の起源から考えるAIと感情の問題
道徳の起源は理性か感情か?…AI時代に必要な思考の身体性
中島隆博
新撰組と幕末日本の「真実」(4)江戸の剣術道場が流行した背景
剣術三大流派の道場主も農民出身?…剣術道場の意外な真実
堀口茉純
「Fukushima50」の真実…その素顔と誇り(1)なぜ日本人は突入できたのか?
福島第一原発事故…日本の危機と闘った吉田昌郎と現場の人々
門田隆将
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(7)領国経営と秀長の統治能力
想像以上に有能――領民に慕われた秀長のリーダーシップ
黒田基樹
大谷翔平の育て方・育ち方(7)不可能を可能にする力
「てっぺん」を目指したい――不可能を可能にする秘密とは
桑原晃弥