プロティアン~最先端の自律的キャリア形成
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キャリアオーナーシップ経営へ、CXに取り組む先駆的企業
プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(7)キャリア戦略とキャリアオーナーシップ
田中研之輔(法政大学キャリアデザイン学部・大学院教授/一般社団法人プロティアン・キャリア協会代表理事)
プロティアン・キャリアの特徴は、目に見えない資産への着目やキャリア資本の考え方もさることながら、ビジネス・パーソンの得意なPDCAサイクルを持ち込んで、実践的な手法としたことにある。最終話では、実際にDX時代のCXに取り組む先駆的企業によるキャリア戦略手法の実例も紹介していく。(全7話中第7話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:8分52秒
収録日:2022年3月11日
追加日:2022年6月30日
≪全文≫

●キャリア戦略を中心とするPDCAサイクル


―― これはお話を聞けば聞くほど、多くの方が「あとは悠々自適で」と考えがちになる役職定年や定年間際の段階からが、むしろチャレンジをしていくと、人生100年時代が全く違った景色に見えてきますね。

田中 全然違った景色になると思います。そのために、このスライドも非常に重要なメッセージになるかと思います。皆さんのど真ん中に「経営戦略」や「事業戦略」ではなく、皆さん自身のこれからの「キャリア戦略」を描いてください、としました。

 ビジネス・パーソンであれば、戦略的思考の訓練は結構できています。それにもかかわらず、自分のことになると悩む。自分のことになると「何もできない」と言いがちですが、経営でも「やってみて、いろいろなリアクションをして、失敗であれば撤退する」わけなので、納得されます。そのようにPDCAを回し続け、A/Bテストを回し続けることが非常に重要です。

 キャリアも同じです。キャリア資本という考え方を手に入れた皆さんは今日から何ができるかというと、新しいチャレンジをしたことは資本になっているわけなので、何の失敗でもない。だから、キャリア戦略を進めて、働き方と生き方のバランスを整え、皆さん自身が成長する。それは、もう年齢を問いません。

 その結果、私は「生物学的年齢ではジャッジしない」と決めるようになりました。例えば定年が65歳で一括定年というのはおかしいと思っています。そういうことに賛同する企業などは、「生物学的年齢における一律定年は、新卒一括採用と同様におかしい」と考え、定年廃止を謳うようになったところもあります。

 今後はだんだんそのようになっていくと思いますが、大切なのは(生物学的年齢よりも)むしろ「キャリアエイジ」といって、自分たちのキャリア形成における年齢やキャリア形成におけるチャレンジのステージです。仕事のキャリアのサイクルと、家庭やプライベートのサイクルをデザインしていこうということです。

 これをいきなりやりましょうというのは、なかなか難しいと思います。私の場合、先ほどのキャリア資本の中長期計画と、今の目の前のキャリア戦略の両方を2週間に1回、10分かけて自分でつくってみます。これをやっているから、ぶれないで働くことができると思っています。


●企業現場と...


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