「時代の大転換期」の選挙に考える
いま、まさに「時代の大転換期」です。この大転換期の選挙で、私たちは何を考え、いかに選択すべきなのでしょうか。個々の政策論などは、メディアでも取り上げられますが、いまこそ必要なのは、いま大きく変わりつつある「社会のあり方」を俯瞰し、その変化の行方についての大局観をつかむことではないでしょうか。現代社会の構造転換から、過去の転換期のあり方までを学べる講義をピックアップしました。
更新日:2026/1/30

核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる

ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題

国際連盟の反省を踏まえて、第2次世界大戦後に設立された国際連合(国連)。国連に加盟する大国間が連帯し、世界の平和を守るために設置されたのが安全保障理事会(安保理)という枠組みであった。だがいまや、安保理常任理事国...
収録日:2023/11/01
追加日:2023/12/25
橋爪大三郎
社会学者

世界で一人負け…「安い国」日本と急性インフレの現実

衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(1)安いニッポンと急性インフレ

現在、世界中でインフレが発生し、日本でもここ1年ほど急激なインフレ(物価上昇)が進んでいる状況である。とはいえ日本は、長い間デフレに苦しみ、経済が停滞してきた過去がある。しかも戦後、デフレを経験したのは日本だけな...
収録日:2023/06/30
追加日:2023/10/31
宮本弘曉
一橋大学経済研究所教授

繰越金が4割も…戦後初「補正予算の会計検査」の実態

会計検査から見えてくる日本政治の実態(3)戦後初となる補正予算の検査

これまで、「補正予算を、いくら、どのように使ったのか」については、非常に見えづらかった。政府答弁でも「溶け込んで、分からない」という説明がよくなされていた。だが、2024年に、戦後初めて「補正予算の会計検査」を行っ...
収録日:2025/04/14
追加日:2025/07/25
田中弥生
東京大学客員教授

毎年100万人ずつ減少…急降下する日本の人口問題を考える

教養としての「人口減少問題と社会保障」(1)急速に人口減少する日本の現実

昨今、日本において「少子化」や、それに伴う「人口減少」が大きな話題となっている。なぜ少子化や人口減少は問題なのか。どうすれば解決できるのか。それについて考えるための前提知識として、まずは日本の人口が歴史的にどの...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/10/29
森田朗
一般社団法人 次世代基盤政策研究所(NFI)所長・代表理事

デモクラシーは大丈夫か…ポピュリズムの「反多元性」問題

危機のデモクラシー…公共哲学から考える(1)ポピュリズムの台頭と社会の分断化

ショーヴィニズム(排外主義)、反エリート主義、反多元性を特徴とする政治勢力が台頭するなどポピュリズムと呼ばれる動きが活発化する中、「デモクラシーは大丈夫なのか」という危惧がかなり強まっている。アメリカのトランプ...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/03/28
齋藤純一
早稲田大学政治経済学術院政治経済学部教授

アメリカ史上80年ごとの制度サイクルを生んだ3つの戦争とは

米国史サイクル~歴史の逆襲と2020年代(1)3つの制度サイクルと戦争

アメリカは歴史上、約80年ごとに制度サイクルが交代する。第一のサイクルは1787年から1865年までのフロンティア時代制度、第二のサイクルは1865年から1945年までの工業化時代制度、そして第三のサイクルは1945年から今日まで続...
収録日:2020/07/29
追加日:2021/01/20
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

未来を洞察するために「独裁・共和政・民主政」の循環を学べ

独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素

「政体循環説」という考え方がある。政治や統治のあり方が、独裁と民主政とで循環していくという発想である。さらに、「独裁と共和政と民主政のバランス」という視点を加えると、多くのことがクリアに見えてくる。近代人は、社...
収録日:2020/08/07
追加日:2020/10/30
本村凌二
東京大学名誉教授

時代の大転換期に必要な「構想係」の真髄…佐久間象山に学ぶ

佐久間象山に学ぶ(1)第4次産業革命と危機感

『佐久間象山に学ぶ大転換期の生き方』を著した田口佳史氏が今、抱いているのは「日本はこのままで大丈夫だろうか」という危機感で、内憂外患のなか近代国家の建設を迫られた明治維新の頃と同じような状況に日本は直面している...
収録日:2020/01/24
追加日:2020/03/04

「王朝国家」と「武士」が誕生した理由は大唐帝国の解体

「武士の誕生」の真実(1)10世紀の東アジア情勢と「王朝国家」

日本における中世の主役といえば、武士である。鎌倉時代、室町時代、江戸時代は、武士が政権を掌握した、まさに「武士の時代」だった。では武士はいったいどこから誕生したのか。これまでの教科書的理解では、農民の中で力をつ...
収録日:2021/10/22
追加日:2021/12/15
関幸彦
歴史学者

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