夏の終わりの哲学特集
夏の終わりには、なぜか、そこはかとない寂しさを覚えます。どことなく、祭や花火が終わったあとにも似た感覚かもしれません。秋から冬への寂しさとも、また少し違った気持ちのこのような季節に、今回ピックアップした哲学者たちを学んでみてはいかがでしょうか。心が沸き立つものが見つかるかもしれません。
更新日:2025/8/19

ニーチェ:超人、ニヒリズム…善悪は弱者の嫉妬心にすぎない

西洋哲学史の10人~哲学入門(10)ニーチェ 超人

ニーチェは牧師の家庭に生まれつつ、キリスト教の価値を全否定した。そこから見いだされた「強いニヒリズム」は、何が「善い」のかを価値付けするのが困難な中で、いかに現実と向き合うかを教えてくれる。こうした「超人」の思...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/29
貫成人
専修大学文学部教授

マルクスを理解するための4つの重要ポイント

マルクス入門と資本主義の未来(1)マルクスとはどんな人物なのか

マルクスは世界で最も偉大な社会科学者の一人であるが、最近の学生の中には彼の思想に関して知らない人も増えてきているという。そこで、今回の講義ではまずマルクスを理解するための重要な点として、ユダヤ系ドイツ人という出...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/12/24
橋爪大三郎
社会学者

リバタリアニズムとは何か…個人的自由も経済的自由も

日本人が知らない自由主義の歴史~後編(5)「リバタリアニズム」の登場

「リバタリアニズム」という言葉がある。アメリカから出てきた思想だが、ある意味では、自由主義の本来的意味を引きついたのがこのリバタリアニズムだといえる。日本ではあまり耳なじみのない「リバタリアニズム」だが、本来、...
収録日:2022/07/25
追加日:2023/08/11
柿埜真吾
経済学者

ルソーが宣言した、新しく国家をつくる際の二重の課題とは

政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(5)社会契約論の議論

ルソーの『社会契約論』の議論は、自然的自由を放棄することで、国家を設立することから始まる。しかし、すべての国家の構成員は自らに備わっている立法権を通じて、国家の一般意志、すなわち法律をつくり出す。すべての構成員...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/10/17
川出良枝
東京大学名誉教授

プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品

プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作

哲学の古典として最も重要な作品ともいわれる、プラトンの『ソクラテスの弁明』。この傑作に何が書かれているのか、6回にかけて解釈していくことで、哲学者とは何かを考える。まず今回は、『弁明』の執筆背景となったソクラテス...
収録日:2019/01/23
追加日:2019/04/28
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授

関連特集

「現代の戦争」をどう考えるか?

イラン戦争、ウクライナ戦争、さらに台湾危機……。21世紀に入って、戦争や外交のかたちがこれまでとは大きく変わりつつあるようにも思われ…

更新日:2026/5/13

心の「柔軟性」を高めよう

人はついつい自分の考えややり方に固執し、規則やルールも杓子定規に捉え、自分とは異なる価値観や反対意見を遠ざけてしまうものです。心…

更新日:2026/5/6

春に「人間力」を高める(令和8年版)

様々な変化が訪れる「春」に、ぜひ自分の人間力を高める講座で学びましょう! 大人気の「人間力」特集の令和8年版です。今回は「自分を変…

更新日:2026/4/22

花まつりに仏教を学ぶ

お釈迦様が生まれたのは4月8日とされます。「花まつり(灌仏会)」などの行事に参加されたことがある方も多いのではないでしょうか。クリ…

更新日:2026/4/8

春に「いのち」を考える

花が咲き、木々が芽吹く春。春は希望の季節であり、また生命の素晴らしさをつくづく痛感する季節でもあります。この春の日に、生命につい…

更新日:2026/3/27

「時代の大転換期」の選挙に考える

いま、まさに「時代の大転換期」です。この大転換期の選挙で、私たちは何を考え、いかに選択すべきなのでしょうか。個々の政策論などは、…

更新日:2026/1/30

その他の特集

更新

大河がもっと楽しくなる戦国時代の真実

多くのドラマで描かれてきた戦国時代。しかし近年の研究で、従来のイメージは一変しています。もはや、教科書で読んだ知識だけでは歴史の…

更新日:2026/5/20

天皇と近代日本

4月29日は昭和天皇の誕生日です。そして令和8年(2026年)は昭和元年(1926年)から満100年の「昭和100年」でもあります。ぜひこの機会に…

更新日:2026/4/29

ユダヤ人とは何か?

イスラエルは、なぜ過剰とさえ思えるような「報復戦略」を取るのか? そもそも、なぜパレスチナの地にユダヤ人国家が建設されたのか? …

更新日:2026/4/15