国連など「平和を追求」する仕組みを、ヨーロッパの哲学者たちはいかに構想してきたのか。今回の編集部ラジオでは、そのことを川出良枝先生に教えていただいた講義を紹介します。
国連、EU……。いずれも戦争の惨禍を食い止めるべきものとして、大いに期待されてきたものです。しかし現在、国連安全保障理事会の常任理事国である5国(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国)の対立により、平和の維持は有名無実化しています。たとえば橋爪大三郎先生は、テンミニッツ・アカデミーの講義《ポスト国連と憲法9条・安保》で、「核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる」とおっしゃっています。また、反EUを主張する政治勢力が、欧州では勢力を伸長させてもいます。
このようなときこそ、「国連」や「国家連合」のしくみを西洋の哲学者・思想家たちがどのように考えるのかを振り返ることが重要であるはずです。では、それぞれどのような思索を重ねたのか。
そのことについて、講義の大きな流れをお話ししました。ぜひ講義視聴のご参考にしていただければ幸いです。
この講義シリーズは第2話まで
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