大人の学び~発展しつづける人生のために
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
「隣の隣」に気づきあり!?…学びには仕掛けが必要
大人の学び~発展しつづける人生のために(3)埋もれた好奇心を掘り起こすために
成長の過程で埋もれてしまった好奇心の発掘が、大人の学びには不可欠である。本当の「好き」も、真の主体性も、そこから始まるからだ。そのためには、自分にはめられているタガをいったん外し、よそ見や寄り道などをして遊ぶことも大事。また、そこでは好奇心を広げるような意図的な仕掛けを作る必要もあるという。(全6話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
※収録時の事情により、一部動画内に揺れが生じている箇所がございます。ご了承ください。
時間:9分46秒
収録日:2024年2月18日
追加日:2024年7月22日
≪全文≫

●「埋もれた好奇心の発掘」が不可欠な大人の学び


―― 柳川先生、(為末さんから)遊びにおける主体性あるいは好奇心という非常に重要なキーワードが出てまいりましたが、いかがお考えでしょうか。

柳川 そうですね。学びの本質は、やはり「好奇心」だと思います。私も、これが非常に重要なキーワードだと思っています。そして、好奇心があるから遊びが出てくるわけです。なので、「では、好奇心はどうやったら生み出されますか」というのが、なかなか難しい質問になります。

 ところで、多くの小さい子はみんな好奇心の塊です。大人に「なぜ?なぜ?」と、どうして、こんなふうになっているのかを訊くわけです。それがだんだん大きくなってきて、先の話のように「お受験」のような時期になる。そうすると、「そんな質問をしている暇があったら、この問題を解きなさい」と言われ、どんどん好奇心の芽を摘まれていく、というより埋もれさせていっているのだと思います。

 だから、大人の学びで大事なことは、埋もれてしまった好奇心をどうやって改めて掘り起こすかということ。結局のところ、ここに尽きる気がするのです。そして、自分の好奇心のままに、いかに関心を広げられるか。

 今日いらっしゃっている方は、こうしてわざわざ足を運んでくださっている以上、好奇心がとてもおありの方だと思うので、あまりそこは心配しなくてもいい気がします。しかし、世の中的には「好奇心が大切」と言われても、「何が面白いか、何が楽しいか、よく分からないのです」というようなことがあり、ここを呼び起こすのは結構大事なことだったりするわけです。


●学びの仕掛けの必要性――タガを外し、強制的によそ見する


柳川 もう一つは、主体性というときには、ある種のタガをはめられていることが多い。これも大人の一つの特徴で、先ほどいわれた仕事とか、「何をやらなければいけない」とか、「何かを求められる」ということでタガをはめられているがために、好奇心がなくなっている面、主体性がなくなっている面が、相当あると思います。

 もう少し「自分が」ということを考えて、そのタガを外してみることが大事で、それが今日申し上げているアンラーンということに結局通じるのです。知らず知らずにタガをはめていませんか。あるいは「知らず知らず」ではなく、タガをはめられていることを認識していて、それがとて...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
「甘え」は現代においてダメなものなのか…名著『「甘え」の構造』への2種類の誤解とは?
與那覇潤
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾

人気の講義ランキングTOP10
伊福部昭で語る日本・西洋・近代(1)チェレプニン賞に輝いた無名の作曲家
映画『ゴジラ』の作曲家・伊福部昭が直面した「日本と東洋と西洋」そして「近代の超克」
片山杜秀
編集部ラジオ2026(38)アメリカ中間選挙と民主主義
【10min解説】第2期のトランプ大統領と中間選挙を考える
テンミニッツ・アカデミー編集部
「良き対話」とは?――哲学から考える(1)対話とは何か――会話・説教との違い
「良き対話」のヒントを哲学から考える…「対話」の大前提とは、そして「会話」「説教」「場回し」とは何が違うのか?
納富信留
ロシア人の見る「ロシアの歴史」(3)ヴァイキング招致説とキエフ・ルーシ
ロシアの起源はヴァイキング?…キエフ・ルーシの興亡と、ロシアとウクライナの決定的な「歴史的溝」
上月豊久
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(1)老年病科と高齢者の疾患・病態の特徴
頻尿、低栄養、転倒、誤嚥、フレイル…増える老年症候群と高齢者の疾患・病態の特徴
小川純人
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(3)「覚り」とは?「空」とは?
「覚り」「因果」「空」とはどういうものか…仏教の本質と変遷
橋爪大三郎
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦