大人の学び~発展しつづける人生のために
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
好奇心はコントロールが効かない…遊びの重要な条件とは
大人の学び~発展しつづける人生のために(2)熟達と遊び~好奇心から始まる学び
アンラーンには二通りの活用方法があるという。大きく方向転換するためのものと、今自分が集中していることから一旦視線を外すことで世界を広げるためのものの二通りである。一方、人の学びの構造として、為末氏は著書『熟達論』で扱った「遊」から始まる5つの段階について解説する。いずれも鍵となるのは、最初が好奇心という点である。(2024年2月18日開催「大人の学びフェス」基調講演「発展しつづける人生のために」より、全6話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
※収録時の事情により、一部動画内に揺れが生じている箇所がございます。ご了承ください。
時間:12分05秒
収録日:2024年2月18日
追加日:2024年7月15日
≪全文≫

●好きなことがあるなら、アンラーンしなくていい


―― (前回の)お話をうかがってまいりまして、「アンラーン」という考え方は確かにそうだろうとうなずくところがあります。しかしながら、では自分自身ができるのかどうかを振り返ると、もしかするとそこは意外に難しいかもしれませんね。

 学びの話でいうと、例えば歴史好きで、どうしても歴史的なことを見てしまうところがある。そのため、「好きこそものの上手なれ」という形で、ずっとそれに関連する好きな本を読んできた、というような方もいるかもしれません。

 仕事でいっても、例えば自分は経理畑でやってきた(ということで)、経理の仕事でずっときて、ここまで突き詰めたので、「究めたいです」というような方もあると思います。知らず知らずにそう思ってしまうものを、どうアンラーンすればいいのか。ここのところは、いかがですか。

為末 その話については、ちょっと私が先に(答えて)いいですか。好きなことがあるのなら、アンラーンは全然しなくていいと思うのです。それでそのまま最後まで行ってしまったら幸せではないですか。つまり、アンラーンは「しなければいけない」というものではなく、「今がいいのなら、いいではないですか」という感じです。

 ところが、やはり時代も変わるし、自分自身も年齢を重ねていくことで不具合が生じたりする。むしろ積み重ねのトレーニングをすればするほど自分が窮屈になって、息苦しさや生きにくさを感じたり、または仕事上のスキルがうまくいかない、そういうときに、そこからさらに「積もう」とすると、もっと苦しくなるので、そういうときはアンラーンではないか、という感じで考えています。

 なので、好きなことがあるのなら絶対アンラーンしないほうがいいと私は思っているし、それはそれでそのまま残したらいいと思うのですが、そうではない部分で苦労することがあったときに、「どうアンラーンするか」ということだと思います。そんな感じでしょうか。だって(柳川先生は)経済学が好きで、ずっと続けられていますものね。


●方向転換と「寄り道」――二つのアンラーン


柳川 そこは、ある種の方向転換のためのアンラーンの場合と、もっと大きな話、例えば私が経済学者ではなく、別の学問の専門家になろうと思うためのアンラーンの話(がある)。それと、私が経済学者として生きていく上で行...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
鎌田東二
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
逆境に対峙する哲学(1)日常性が「破れ」て思考が始まる
逆境にどう対峙するか…西洋哲学×東洋哲学で問う知的ライブ
津崎良典
もののあはれと日本の道徳・倫理(1)もののあはれへの共感と倫理
本居宣長が考えた「もののあはれ」と倫理の基礎
板東洋介
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作
全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』
納富信留
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIは間違いが分からない…思考で大事なのは訂正可能性
中島隆博

人気の講義ランキングTOP10
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
仏法僧の三宝――なぜ1人で仏教に向かってはいけないのか
中島隆博
独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素
未来を洞察するために「独裁・共和政・民主政」の循環を学べ
本村凌二
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(8)秀長の死の影響と秀吉政権の瓦解
「家康対奉行」の構図は真っ赤な嘘!? 秀吉政権瓦解の真相
黒田基樹
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち
なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る
今井むつみ
歌舞伎はスゴイ(3)歌舞伎のサバイバル術(前編)
草創期からの度重なる「規制」と「スキャンダル」を超えて
堀口茉純
逆境に対峙する哲学(1)日常性が「破れ」て思考が始まる
逆境にどう対峙するか…西洋哲学×東洋哲学で問う知的ライブ
津崎良典
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
健診結果から考える健康管理・新5カ条(2)健診結果はダルマ落としでアプローチ
バラバラ事件!? 検査項目をバラバラに見てはいけない
野口緑
渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(1)古き良きキリスト教社会
古き良きヨーロッパのキリスト教社会が克明にわかる名著
渡部玄一