黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
妻を怒らせる夫の行動…理由は男性脳の特性にあった
黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(6)男性脳の特性と脳の進化
黒川伊保子(株式会社感性リサーチ 代表取締役社長/人工知能研究者/随筆家)
男性は1つのことに集中すると、周りが見えなくなる傾向にある。それゆえ妻を怒らせることも多いのだが、それは男性脳の特性からどうしても起こり得る事象だ、と黒川伊保子氏は言う。女性には理解しがたい男性の行動の真相とは。(全7話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:6分10秒
収録日:2021年6月28日
追加日:2021年9月27日
≪全文≫

●ボーッとしている間に実は脳が進化している


―― お母さんからしても、先生が先ほど(第3話)おっしゃったように、例えば男の子はボーッとして見えるとか、何を考えているか分からないところがあって、ついつい親は「何々したの?」と言いがちになってしまう。何を考えているか分からないからですね。

黒川 男性脳はボーッとしているのです。このボーッとしている間に、実は脳が進化しているのです。空間認知の領域を書き換えているときに、五感から入ってくる情報を遮断して、自分の脳の中の世界観を書き換えているのです。

 これは、8歳までの男の子に多発します。小脳の発達臨界期が8歳で、ここまでに空間認知の能力を取りそろえていくために、8歳までにどれだけぼんやりさせたかで、のちの理系の能力が決まる。だから男の子は、ボーッとしているときはボーッとさせてあげる。

 うちの息子はボーッとさせ続けてきたら、小学校1年生の2学期のある時、「ママ、今日、不思議なことがあったんだ」と嬉しそうに言うから、「どうしたの?」と聞いたら、「学校に着いたら、2時間目だったんだよ」と(笑)。その1時間がどこに消えたのか全然分からないといったことがありましたけど、立派に理系の男子に育ちましたね。

―― 普通だとおそらく、「何をやっているの~」と烈火のごとく怒るケースのほうが多いパターンの話ですね。

黒川 そういうことがあったらぜひ、1時間、脳が進化したことを喜んであげてほしいですね。

―― なるほど。

黒川 そして、自分の夫にもそうです。夜のニュースを見ながらポーッとしているご主人は、そのあいだに脳が進化していますので、「あなた、見てないでしょ」とピッとテレビスイッチを切らないで、そっとしておいてあげてほしいです。ポーッとしている男性の前で、ああでもない、こうでもないと愚痴を言って、「聞いてないの?」と言わないであげてほしい、せっかくの脳の進化の時間なので、と思います。

―― 今、多くの男性が強く頷いたのではないかと思います(笑)。男の人は何か考えごとをしているというか、考えごとをしているかどうか自覚していないけれどもボーッとしている、というのは確かにあります。

黒川 文脈ではなくて空間認知で物を整理しているので、外界の五感から入ってきたものを遮断しないと、それができないのですよね。少し女性には理解しにくいとこ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
【入門】日本仏教の名僧・名著~空海編(1)空海と最澄
空海と最澄の関係に大きな影響を与えた「密教」の位置づけ
賴住光子
禅とは何か~禅と仏教の心(1)アメリカの禅と日本の禅
自発性を重んじる――藤田一照師が禅と仏教の心を説く
藤田一照
世界の語り方、日本の語り方(1)なぜ「語り方」なのか
今後身に付けるべき知性として「新しい語り方」を考える
中島隆博
「教養」と「リベラルアーツ」の違いとテンミニッツ・アカデミー
教養とリベラルアーツの違い…一般教養からWhy、Howへ
曽根泰教
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博

人気の講義ランキングTOP10
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(4)情報と教養の違い
教養がおろそかな人の限界…「教養は頭の中に、情報は頭の外に」
橋爪大三郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(8)AI時代の人間の価値
労働市場改革を妨げる労組や、不登校を救えぬ文科省こそが邪魔だ
宮本弘曉
ウェルビーイングを高めるDE&I(7)エクイティ実現と特権性の理解:後編
パワハラもコンプラも…企業内エクイティで大事な「境界線」
青島未佳
編集部ラジオ2026(17)「過剰な良かれ」の落とし穴
【10minで考える】巨人・阿部監督の辞任と「過剰な良かれ」
テンミニッツ・アカデミー編集部
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎
地政学入門 歴史と理論編(1)地政学とは何か
地政学をわかりやすく解説…地政学の「3つの柱」とは?
小原雅博
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
【入門】日本仏教の名僧・名著~明恵編(1)批判精神と『夢記』
法然の専修念仏を批判…明恵の「あるべきようは」とは?
賴住光子
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(2)厳格な一神教と選民思想
一神教とは、選民思想の真相とは…ユダヤ教の「最終目的」を考える
鶴見太郎