黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
脳や身長に影響を及ぼすゲームやスマホでの夜更かし
黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(7)子どものやる気を育てる
黒川伊保子(株式会社感性リサーチ 代表取締役社長/人工知能研究者/随筆家)
子どものやる気を育てるにはどうしたらいいか。やる気や好奇心は、全てホルモンが関係しているので、実はホルモンを正常に出させることが重要なのだ。そのためにはきちんとした生活習慣がポイントになるのだが、もう一つ大事なことがある。親が子どもの失敗に対して大らかになることだ。(全7話中第7話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:9分53秒
収録日:2021年6月28日
追加日:2021年10月4日
≪全文≫

●やる気や好奇心に関係するホルモンのために大切な生活習慣


―― 最後に、子育てということでいいますと、どうやってやる気を育てるか。これも非常に多くの親御さんが困っていらっしゃることかと思いますが、いかがですか。

黒川 やる気については、ポイントが2つあります。一つは、小さな頃には、実験期があります。2歳から、長ければ7、8歳くらいまで続きます。子どもが自分の脳と外界との関係性を探っているところです。例えば、ミルクのコップを倒す。お母さんがあわてて拭いて新しいミルクのコップを出したら、また倒す。このように「どうなっているの、この子」というときがあるのです。オモチャを投げる。取ってあげても、また投げる、といった具合に。

 あれはもちろん意地悪をしているわけではなく、同じことが起こるかどうかの物理実験とまったく一緒で、世の中がどうなっているかということを、自分が世の中に働きかけて知ろうとしているときです。そのときに、あまり叱ったり禁止したりしてしまうと、「世の中はどうなっているの」という好奇心が少し弱ってしまうことがある。2歳から始まる実験期を大人も一緒に楽しんであげて、と私はまず思います。

 でも、これはそれほど大きな問題ではありません。人間の好奇心は抑え切れるものではありませんから。ですが、好奇心を出すためのドーパミンやセロトニンというホルモンがあるのですが、これは生活習慣がきちんとしていないと出てこないのです。

 例えばセロトニンは、きちんと朝起きて、ご飯を食べて、1日を始める。そのご飯も、甘いだけのご飯は危険で、たんぱく質もきちんと摂らなければいけない。このように、早寝早起きをし、しっかりとした朝ごはんを食べるといった普通の生活習慣の中で、脳内の神経を制御するホルモンがしっかり出てくる。好奇心のホルモンであるドーパミンやセロトニン、それから集中力のホルモンであるノルアドレナリンが、しっかり出てくるわけです。

 結局、やる気も好奇心もホルモンが出させてくれるのです。栄養が足りていない、生活習慣が悪いと、ホルモンは出てきません。だから、早寝早起き、そして、たんぱく質やビタミンをしっかりとる、食事に気をつけてあげてほしいなと思います。

 それから、コレステロールは体に悪いと思い込んで、成長期の子どもにもコレステロールはあまり食べさせたくないと思っているお...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
津崎良典
『孫子』を読む :計篇(1)「戦わずして勝つ」の意味
「戦わずして勝つ」ことを唱える『孫子』が注目される理由
田口佳史
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
日本人が知らない自由主義の歴史~後編(1)ニューリベラリズムへの異議
ハーバート・スペンサーとダイシー…20世紀の危機の予言者
柿埜真吾
「自分をコントロールする力」の仕組み(1)自制心と目標の達成
自制心の重要性…人間は1日4時間も何かを「欲求」している
森口佑介

人気の講義ランキングTOP10
『万葉集』と律令社会~官僚の心得と歌宴(1)国守・大伴家持と地方社会の日常
『万葉集』でわかる奈良時代の貴族と地方豪族の関係と日常…歌人・大伴家持の歌に秘められた国守時代の苦労話
上野誠
編集部ラジオ2026(36)宮脇淳子先生「満洲史」講義の要点
【10min解説】「満洲史」はタブー?…そこから見えてくる教訓とは?
テンミニッツ・アカデミー編集部
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(1)老年病科と高齢者の疾患・病態の特徴
頻尿、低栄養、転倒、誤嚥、フレイル…増える老年症候群と高齢者の疾患・病態の特徴
小川純人
現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か
教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気
小宮山宏
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(3)「古くて新しい問題」と雇用の未来
AIは「失業」を増やすか減らすか…創造的破壊か?資本化効果か?
宮本弘曉
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
「甘え」は現代においてダメなものなのか…名著『「甘え」の構造』への2種類の誤解とは?
與那覇潤
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫