「50歳からの勉強法」を学ぶ
この講義は登録不要で無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
「起承転転」で学び続けることの意味とは
「50歳からの勉強法」を学ぶ(2)人生は「起承転転」
学びには終わりはなく、どんなもの、誰からでも学べるという童門冬二氏は、人生を「起承転転」と表現する。「転」が続くのは、死ぬ瞬間まで学び続け、完全燃焼させて生きていくことを意味する。しかし、50歳からの勉強に関しては拙速を戒めている。「積小為大」で、小さなことを積み重ねていく努力を何より重視している。(全6話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:9分26秒
収録日:2020年1月9日
追加日:2020年5月21日
カテゴリー:
≪全文≫

●細井平洲に学ぶー学んだことは暗い夜道を照らす提灯


―― 前回、「50歳からの勉強心得」三箇条についてのお話がございましたが、その一方で非常に勇気づけていただけるメッセージもございます。

 例えば、「終身現役、一生勉強をモットーに、死を迎える日までこれで良しと鞘に収まることなく、まだ不足、まだ未熟と自戒しながら命の最後の一滴まで燃焼させたい」とか、「学びを忘れたとき、人は本当の意味で老い始める」。逆にいうと、これは学ぶことによって道というか高みというか、それがどんどん開けていくんだという、何かこう勇気づけられる言葉です。

童門 ありがとうございます。

―― ここにはどのような思いがあるのでしょうか。

童門 僕の尊敬する江戸時代の学者で、細井平洲という人がいるんです。この人は改革者として有名な上杉鷹山という人の改革の指導者なんです。この人が「学んだことは、暗い夜道を行く自分の足元を照らす提灯だよ」と言っているんです。が、そのことです。

 闇を歩く(暗い夜道を行く)というのは孤独な道を歩いていくということです。そのときに明かりも何もなければ、つんのめったり、谷へ落っこちてしまったりしますから、やっぱり足元を照らす明かりが必要ですよね。それはもう学ぶこと以外にない。だからそれは、常に孤独な道を歩いていく自分の足元を照らす、つまり自分で自分を照らす提灯だと。だから火を消してはいけないということですね、生涯。

―― なるほど、それがある意味、自分の終生の友というか、ともに歩くものにもなるし、導きの光にもなるというところですね。


●「起承転転」のすすめ―死ぬ瞬間まで完全燃焼させて生きていく


童門 はい、そうです。僕の人生観は、古い言葉に「起承転結」というのがあるんです。「起」があって、「承」るで継承して、それから「転」機が来て、最後に「結」というのは結びですね。だけど僕は、人間の生涯に誰も「結」はないと思うんです。よく棺の中に入ってから評価が分かるという言葉があるけど、あれは「結」の考え。そうじゃなくて、一生「転」だろうと。死ぬ瞬間まで「転」というのは、転がり落ちるということじゃなくて、持っているエネルギーを完全燃焼させて生きていくということです。

 だから、そういう意味で「起承転転」、転イコール学ぶということじゃないかなと。学ぶというのは、何も本だけ読め...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
津崎良典
「ホメロス叙事詩」を読むために(1)ホメロスを読む
2700年前のホメロスの叙事詩が感動を与え続ける理由
納富信留
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作
プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品
納富信留

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(39)上野誠先生の万葉集講義と現代
【10min解説】万葉集に学ぶ「公務員倫理法」の大失敗?
テンミニッツ・アカデミー編集部
ロシア人の見る「ロシアの歴史」(6)ピョートル大帝の宗教改革
王座に乗った革命家・ピョートル大帝の「宗教改革」と、ソビエト時代のロシア正教の「弾圧」と「利用」の実情
上月豊久
「良き対話」とは?――哲学から考える(1)対話とは何か――会話・説教との違い
「良き対話」のヒントを哲学から考える…「対話」の大前提とは、そして「会話」「説教」「場回し」とは何が違うのか?
納富信留
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
「甘え」は現代においてダメなものなのか…名著『「甘え」の構造』への2種類の誤解とは?
與那覇潤
『源氏物語』を味わう(3)形容詞からの楽しみ方
美しい形容詞の使い分け…『源氏物語』の表現を味わう
林望
「満洲」から考える日本とアジア(9)アヘンの実態と満洲開発
満洲国の開発とアヘン問題…アヘンが資金源となったのは事実だが「同時代の世界」と比較せねば真実はつかめない
宮脇淳子
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
なぜ働いていると本が読めなくなるのか問答(1)読書と教養からみた日本の近現代史
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史
三宅香帆
デジタル全体主義を哲学的に考える(1)デジタル全体主義とは何か
20世紀型の全体主義とは違う現代の「デジタル全体主義」
中島隆博
『万葉集』と律令社会~官僚の心得と歌宴(1)国守・大伴家持と地方社会の日常
『万葉集』でわかる奈良時代の貴族と地方豪族の関係と日常…歌人・大伴家持の歌に秘められた国守時代の苦労話
上野誠