東大を人と人をつなぐ学びの場に
この講義シリーズの第1話
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
オンライン教育の最先端と東大発ベンチャーの胎動
東大を人と人をつなぐ学びの場に(3)デジタルとベンチャー
藤井輝夫(東京大学第31代総長)
 「対話と共感」の目的は、人と人、組織と組織、多様化した価値観をつないでいくことにある。コロンビア大学などでは、オンライン教育のあり方も大いに進歩しているが、最先端のデジタル技術やサービスを利用しながらネットワークを構築することにより、学生たちの学ぶ幅も増える。また、東大発ベンチャーの動きも盛んだが、2020年のオープンキャンパスでは、学生の力で「バーチャル東大」も実現した。(全4話中第3話)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)
時間:10分24秒
収録日:2021年3月17日
追加日:2021年4月19日
カテゴリー:
≪全文≫

●デジタル活用で「グローバルフェロー」を実現させる


―― 人と人をつなぎ、組織と組織をつなぐというのは、非常に分かりやすい指針ですね。その延長線上にダイバーシティも、デジタルも、グローバルも、さらにグリーンもある。その根っこの部分ですね。

藤井 そうです。まさにそういうコンセプトとして「対話と共感」を打ち出していこうということです。

―― まさに一番大事なテーマですね。

藤井 そうだと思います。

―― 逆に言えば、今まではネットワーキングのなかに入れてもらえなかった。そこに入り込むことが大事だと分かって、入り込みはじめたら、上がり方は劇的に早いでしょうね。

藤井 はい、そうなると思います。それから、先生方個人個人は、やはりそれなりにネットワークをお持ちになっている。それを目に見えるかたちにしていくというのはどうだろうか。個人と個人の一対一のつながりはネットワークとも言い難いわけですが、たとえば大学が背中を押してあげるなりして、それをもう少し意識的にしっかりした結びつきにする。

 いずれは先生たちだけではなく学生も行き来できるようにしたり、お互いに学生を受け入れたりする。「こちらで研究して博士を取ってもらいましょう」というようなかたちで広げていくと、結びつきがしっかりしてくるので、これを広げていく。そのような方向で進めていくといいのではないかと思っています。

―― ネットワーキングの組み立てが、オックスフォードだったら多分クラブになっていると思いますが、そういう場所も誰かが見つけてきて、一緒に取り込んでくることで始まりますよね。

藤井 そうですね。

―― そういう感じでいいのですね。

藤井 そういうふうに思います。今はとくにいろいろなメディアも多様化していますから、いろいろな場所で広げやすいですよね。

 大学でも「グローバルフェロー」という新しい仕組みを考えています。海外の先生をアポイントしてしまって、講義もやってもらうし、研究指導もやってもらう。さらに海外の先生の講義に学生が参加してもいいようにしてもらうとか、そういうことをやろうという話も今、進んでいます。

―― それはZoomができたら完璧にできますね。

藤井 そうですね。あとは時差の問題だけです。

―― どちらが早いほうを取るか、あるいは遅いほうを取るかだけで。

藤井 そうですね(笑)。...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
鎌田東二
学びとは何か、教養とは何か
教養の基本は「世界史」と「古典」
本村凌二
神話の「世界観」~日本と世界(1)踊りと物語
世界の神話の中で異彩を放つ日本神話の世界観
鎌田東二
折口信夫が語った日本文化の核心(1)「まれびと」と日本の「おもてなし」
「まれびと」とは何か?折口信夫が考えた日本文化の根源
上野誠
もののあはれと日本の道徳・倫理(1)もののあはれへの共感と倫理
本居宣長が考えた「もののあはれ」と倫理の基礎
板東洋介
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIは間違いが分からない…思考で大事なのは訂正可能性
中島隆博

人気の講義ランキングTOP10
「進化」への誤解…本当は何か?(8)偶然の進化と多様性創出の原理
なぜ変異が必要なのか…現代にも通じる多様性創出の原理
長谷川眞理子
独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素
未来を洞察するために「独裁・共和政・民主政」の循環を学べ
本村凌二
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(8)秀長の死の影響と秀吉政権の瓦解
「家康対奉行」の構図は真っ赤な嘘!? 秀吉政権瓦解の真相
黒田基樹
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
仏法僧の三宝――なぜ1人で仏教に向かってはいけないのか
中島隆博
逆境に対峙する哲学(10)遺産を交換する
ナイチンゲールの怒りから学ぶこと…逆境の中で考えるとは
津崎良典
歌舞伎はスゴイ(1)市川團十郎の何がスゴイか(前編)
市川團十郎の歴史…圧倒的才能の初代から六代目までの奮闘
堀口茉純
健診結果から考える健康管理・新5カ条(4)血圧を甘く見てはいけない
血圧を甘く見てはいけない…血圧が血管を傷つける仕組み
野口緑
徳と仏教の人生論(5)陰陽と東洋思想を知ることの意味
『孟子』に学ぶ、リーダーが過酷な境遇に追い込まれる意味
田口佳史
平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか
国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?
川出良枝
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ