高市政権の進むべき道…可能性と課題
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高市政権の財政政策の課題は…ポピュリズム政策をどうする?
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歴史的圧勝で仕事人・高市首相にのしかかるリスク要因
高市政権の進むべき道…可能性と課題(1)高市首相の特長と政治リスク
島田晴雄(慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツ・アカデミー副座長)
「働いて働いて」から「重い重い責任の始まり」へ--2026年2月8日衆議院選挙の歴史的圧勝にもおごることなく公約実現への決意を新たにした高市首相。高市氏が掲げる「責任ある積極財政」は、はたして日本経済復活への救世主となり得るのか、それとも財政破綻への引き金となるのか。“働きまくる”高市氏の過労のリスクとともに、21兆円ものバラマキ予算の危うさ、そしてマーケットが懸念する日本財政の持続性の欠如を鋭く指摘する島田氏。高市氏の特長と高市政権のインフレリスクについて解説する。(全4話中第1話)

※緊急配信のため、講義テキストはございません。レジュメを掲載いたします。ご了承のほどなにとぞよろしくお願いいたします。
時間:5分32秒
収録日:2026年1月22日
追加日:2026年2月20日
≪全文≫

●高市首相の長所と弱点

ー自分の言葉で伝える分かりやすさ
・強い経済、責任ある積極財政、世界の真ん中で咲き誇る外交。
ー業務の過密集中
・高市氏はできるだけ何でも自分でやり、自分で決め、自分の言葉で伝えるのが信条。首相就任の挨拶でも「働いて、働いて、働きまくる」と宣言したほど。
・国会での重要な質疑を前にして、早朝、3時からスタッフを集めて準備した勉強会は有名。
ー政策メニューの詰めすぎではないか。
・国家情報局:各省庁の情報を集約する司令塔。26年に発足させる11.5.準備開始
・労働時間の規制緩和:成長戦略の柱。11.10.「日本成長戦略会議」の初会合で重点施策。
・「人口戦略本部」11.18.設置、首相官邸で初会合。首相は「我が国最大の問題」
・「租特・補助見直し室」11.25 税や補助金の適正化を図る担当室設置。
・旧姓使用法制化11月末:首相私案:住民票に旧姓記載可能を新法明記。
・外国人対策:12.10.排外主義とは一線画し、外国人政策見直し新たな規制を策定。
・自民党安全保障調査会:12月20日、安保関連3文書の改訂に向けた議論を開始。
・サイバーセキュリティー戦略本部。12.21.初会合。
・社会保障国民会議, 2025年1月、立ち上げ。
ー体力管理は大丈夫か
・高市首相がかなり過大な労働負荷を自らにかけて心身を疲労させていることは容易に推察される。彼女は一説ではリュウマチを患っているとも伝えられている。
・高市首相が健康な状態で職務を全うできるか、彼女の健康問題が重大な政治リスクにならないことを祈る。


●大型の総合経済対策、補正予算、26年度予算とその矛盾

ー総合経済対策
・12.21, 臨時閣議で総合経済対策を決定。規模は21.3兆円。財政支出で景気刺激をはかる高市流大型対策。その内容:生活の安全保障・物価高への対応、2. 危機管理投資、成長投資による強い経済の実現、3. 防衛力と外交力の強化。
・具体的には、物価対策があまりにもバラマキで、効果が上がるとは考えにくい。
1. お米券。2, こども1人あたり2万円給付。子供がいない低所得層はおきざりで不公平感が高まる。3. 電気ガス代補助。所得制限なく富裕層も恩恵享受は不適切。
ー25年度補正予算
・18.3兆円:生活支援・物価高対策8.9兆円、
・インフレ懸念:需給ギャップが縮小し、労働市場や供給力が逼迫している中での大型補正予算による過去最大規模の財政出動はインフレ圧力...

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