「戦争の悲しい事実から目を背けない」――世界各地で起こっている紛争という現実に目を向けると、平和な日本で暮らす私たちの中に沸き起こってくるのは、いつ巻き込まれるか分からないという「心の不安」である。たとえ戦後80年間、戦争がなかったとしても、そうした戦争への不安がある状態を果たして「平和」といえるだろうか。今回は「本当の平和」について、皆さんとともに考えたい。(2025年8月23日開催:紀伊國屋書店トークイベントより、全6話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
こどもと学ぶ戦争と平和
「平和」には2つある…今の日本は本当に平和なのか?
こどもと学ぶ戦争と平和(2)「本当の平和」とは何か
小原雅博(東京大学名誉教授)
3.タイトル未定
2026年2月22日配信予定
4.タイトル未定
2026年3月1日配信予定
4.タイトル未定
2026年3月1日配信予定
5.タイトル未定
2026年3月8日配信予定
6.タイトル未定
2026年3月15日配信予定
時間:8分58秒
収録日:2025年8月23日
追加日:2026年2月15日
収録日:2025年8月23日
追加日:2026年2月15日
≪全文≫
●「戦争の悲しい事実から目を背けない」
―― 先生のお話でございましたけれど、今のお話、あるいは皆さんも戦争の体験をされた方のお話、ドラマとかテレビとかでご覧になった方がいるかもしれません。それを踏まえて、何をお感じになったかを紙に書いていただけますでしょうか。
【会場からの意見】
かわいそうだと思った
戦争で生き残るのはすごく難しいことがわかった
戦争は誰も幸せにならない
戦争は絶対にしないでほしい
自分の家に帰れないのはすごく悲しい
戦争をすごく身近に感じました
戦争は絶対にしてはいけないと思いました
小原 ありがとうございます。今皆さんの感想、思い浮かんだ言葉を聞いていて、本当にそうだなと思ったのですけれど、ある1人の方から、「戦争は誰も幸せにしないではないか」という言葉があって、私は本当にすごく感銘を受けたのだけれど、実は戦争は誰も幸せにしないのに何で起こるのだろう、ということをこれから考えたいのです。
そこでは、今回は時間がないので話していないのだけれど、そういう反応が出たので一言だけ言っておくと、帰って、お父さんお母さんとも話してほしいのです。戦争をして利益になる人、つまり戦争を支持する人、あるいは戦争を起こってほしいと思っているような人がいるか、いないか。みんなはたぶんそこまでは今は分からないと思うのだけれど、そういう人が実はいるのです。それだけ言って、今回はこれ以上はお話ししません。
今回、皆さんに伝えたかったのは、戦争というこの現実で起きていることから絶対に目を背けてはいけないということです。
この本(『こども戦争と平和 戦争と平和について考えるきっかけとなる本』)の108ページにそのことを書いてあるのです。「戦争の悲しい事実から目を背けない」という、ここはぜひ読んでほしいページなのです。本当に戦争はなくならなくて、人間の歴史を見てみると、実は戦争の歴史といわれるぐらい、戦争ばかりあったのです。ある人は戦争と平和のことを書いて、平和とはいったい何なのだろう。平和は単に戦争と戦争の間のお休みではないか。だから、私たちはずっと戦争の中に生きてきたのではないかということを言っているのです。
私もそんな気がするわけです。それで今度ぜひそのことを頭に置きながら、お父さんお母さんにも考えて...
●「戦争の悲しい事実から目を背けない」
―― 先生のお話でございましたけれど、今のお話、あるいは皆さんも戦争の体験をされた方のお話、ドラマとかテレビとかでご覧になった方がいるかもしれません。それを踏まえて、何をお感じになったかを紙に書いていただけますでしょうか。
【会場からの意見】
かわいそうだと思った
戦争で生き残るのはすごく難しいことがわかった
戦争は誰も幸せにならない
戦争は絶対にしないでほしい
自分の家に帰れないのはすごく悲しい
戦争をすごく身近に感じました
戦争は絶対にしてはいけないと思いました
小原 ありがとうございます。今皆さんの感想、思い浮かんだ言葉を聞いていて、本当にそうだなと思ったのですけれど、ある1人の方から、「戦争は誰も幸せにしないではないか」という言葉があって、私は本当にすごく感銘を受けたのだけれど、実は戦争は誰も幸せにしないのに何で起こるのだろう、ということをこれから考えたいのです。
そこでは、今回は時間がないので話していないのだけれど、そういう反応が出たので一言だけ言っておくと、帰って、お父さんお母さんとも話してほしいのです。戦争をして利益になる人、つまり戦争を支持する人、あるいは戦争を起こってほしいと思っているような人がいるか、いないか。みんなはたぶんそこまでは今は分からないと思うのだけれど、そういう人が実はいるのです。それだけ言って、今回はこれ以上はお話ししません。
今回、皆さんに伝えたかったのは、戦争というこの現実で起きていることから絶対に目を背けてはいけないということです。
この本(『こども戦争と平和 戦争と平和について考えるきっかけとなる本』)の108ページにそのことを書いてあるのです。「戦争の悲しい事実から目を背けない」という、ここはぜひ読んでほしいページなのです。本当に戦争はなくならなくて、人間の歴史を見てみると、実は戦争の歴史といわれるぐらい、戦争ばかりあったのです。ある人は戦争と平和のことを書いて、平和とはいったい何なのだろう。平和は単に戦争と戦争の間のお休みではないか。だから、私たちはずっと戦争の中に生きてきたのではないかということを言っているのです。
私もそんな気がするわけです。それで今度ぜひそのことを頭に置きながら、お父さんお母さんにも考えて...