プロジェクトマネジメントの基本
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論理的?計画的?社交的?冒険的?利き脳による4タイプ
プロジェクトマネジメントの基本(10)大脳生理学によるモチベーション理論
大塚有希子(法政大学専門職大学院イノベーションマネジメント研究科准教授)
論理性・計画性・社交性・冒険性――脳がこのいずれを好むかでモチベーションは左右されるという。「ハーマンモデル」と呼ばれる大脳生理学に基づいた理論が、利き脳診断として取り入れられ、ビジネスに応用され始めている。具体的には4種類のタイプに分かれるが、それぞれそのようなタイプなのか。苦手な相手の理解や、ビジネスチームのつくり方など、具体例を挙げながら解説を進める。(全10話中第10話)
時間:8分07秒
収録日:2025年9月10日
追加日:2026年2月14日
≪全文≫

●「情けは人のためならず」の効用


 では、ここで少し、大脳生理学に基づくモチベーション理論を取り上げてお話をしたいと思います。

 人はいろいろな考え方をしますが、まず自分のモチベーション源泉は何かを考えてみましょう。その後、他の人はどういうモチベーションが源泉かと考えてみましょう。そうすると、他の人は何を望んでいるのかが分かります。

 「情けは人のためならず」ということわざをご存じですか。「人に優しくする(情けをかける)と、その人が成長しない」というような間違った解釈をされる方もあるようです。でももともとは、誰かに優しくしたら、その人が気分がよくなって別の人に優しくする。別の人の気分がよくなって、また他の人に優しくする。他の人は気分がよくなって、また誰かに優しくする。(というように)いつかめぐりめぐって、(自分が)誰かに優しくしてもらえるかもしれない、という意味で「情けは人のためならず」ということわざがあるわけです。

 相手に何かをしてもらおうと思ったら、相手が喜ぶことは何かということを考えなければいけないわけです。そうやって、モチベーションに基づく行動をしてみましょう。

 さて、ハーマンによる分類では、左脳と右脳で考えを分けています。よく左脳は論理的、右脳は創造性といわれたりしますが、明確に分かれているわけではありません。

 ハーマンモデルでは、右脳、左脳だけではなく、大脳皮質と辺縁系、脳の外側と内側、合わせてABCDという4つの分野に分けて、脳のどの部分が得意かという「利き脳」をアセスメントするようなことをしています。


●大脳生理学に基づく4種の利き脳タイプ


 今日はアセスメントはやりませんけれど、ABC(分析)では、どちらかというとAは論理的なスタイル、Bは計画的なスタイル、Dは冒険的なスタイル、Cは社交的なスタイルという、脳の利き脳によって4種類に分かれるといっています。

 Aは論理的なことが得意なスタイルですから、原理原則を大切にする、批判的にする、数量的に物事を捉える、事実重視、ビジネスライクなことが得意です。アメリカの調査では学者などに多いということだそうです。

...

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