プロジェクトマネジメントの基本
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
発注側と受注側で異なるプロジェクトの成功・失敗要因
プロジェクトマネジメントの基本(7)アジャイルプロジェクトと成功の鍵
大塚有希子(法政大学専門職大学院イノベーションマネジメント研究科准教授)
昨今はアジャイルによりリスクヘッジすることも増加したが、伝統的プロジェクトで成否の鍵を握るのはビジネスアナリシスである。彼らが要求や情報を引き出す技法は「Elicitation」と呼ばれ、混沌とした状況下に埋もれた潜在要求を顕在化させていく。受発注する双方の満足するプロジェクトが理想なのだ。(全10話中第7話)
時間:11分22秒
収録日:2025年9月10日
追加日:2026年2月3日
≪全文≫

●アジャイルプロジェクトによるリスクヘッジ


 昨今、「アジャイル」というプロジェクトのやり方でスコープを変えてリスクヘッジをするやり方もあります。

 アジャイル(プロジェクト)は「変化駆動」といわれますが、伝統的な「計画駆動(ウォーターフォール)」というプロジェクトのやり方に比べて、短い時間で少しずつやっていくスタイルになります。

 伝統的なプロジェクトでは全体計画をして、ビジネスアナリシスで要求分析をし、設計をして、実際に作り、チェックして、納品するという流れですが、アジャイルプロジェクトは非常に短い時間で行います。場合によっては数週間単位で行うわけです。

 それは、少しずつ短い時間で行うことによって、「これでいいですか」「実際にものを見てください」「これでいいですか」「デモを見てください」というように、短い単位で発注側と受注側が一緒にチェックし、合意していく。これによって、思っていたものと違うとか追加の要求などがなるべく少なくなる。そのように、少しずつやっていくやり方としてアジャイルを使うことによって、スコープ・クリープのリスクヘッジをしているような業界もあります。

 ちなみにアジャイルプロジェクトは、公式な文書をあまり作らず、コミュニケーションを重視する。それから変更は受け入れる。優先順位を合意する。

 「顧客によるプロダクト・バックログ」とは顧客中心のことで、「こんな機能もほしい、あんな機能もほしい」という顧客の要求は、顧客のほうで管理をする。つまり、顧客のほうでどれだけコストがかかるか、どれだけお金を払わなければいけないかが分かるというわけです。

 そして、実際に見られる「デモンストレーション(プロトタイプ)」によって、早めのフィードバックを行う。この短い単位のことを「スプリント(イテレーション)」といいますが、これごとにレトロスペクティブ(振り返り)をして、成果物や作業プロセスの変更や調整を行います。

 数週間ごとに、「これでいいですか」「これでいいですか」「これでいいですか」というように、お互いに責任を持ってやっていくと、大きな変更にはつながりにくいというわけです。


●成果物のビジネスアナリシスはプロジェクト成功の鍵



スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
真理は平凡の中にある
感動した言葉は野球部監督の「あいさつは野球より難しい」
上甲晃
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
そこまでやるか
当たり前のことを徹底してやった時、初めて人の心は動く
上甲晃
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓

人気の講義ランキングTOP10
デジタル全体主義を哲学的に考える(1)デジタル全体主義とは何か
20世紀型の全体主義とは違う現代の「デジタル全体主義」
中島隆博
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(8)シオニズムとユダヤ教
シオニズムは伝統的なユダヤ教とは異質…イスラエル建国の背景
鶴見太郎
編集部ラジオ2026(12)自転車の青切符と「法と自粛」
【10minで考える】自転車の青切符と「法と自粛」
テンミニッツ・アカデミー編集部
お金とは何か?…金本位制とビットコイン(5)ゴールドや暗号通貨への評価
ゴールドやビットコインへの評価は?…現代社会の写し鏡
養田功一郎
小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える(1)「断絶」を乗り越えるという主題
小林秀雄と吉本隆明の営為とプラグマティズムの格率
浜崎洋介
高市政権の進むべき道…可能性と課題(2)財政戦略3つの問題点
高市政権の財政政策の課題は…ポピュリズム政策をどうする?
島田晴雄
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(6)日本人の当たり前と山本七平の違和感
日本の異様さ…フィリピンから復員した山本七平が驚いたこと
與那覇潤
新撰組と幕末日本の「真実」(5)主要隊士、そして羽織や旗の実像
沖田総司、山南敬助、永倉新八、斎藤一…彼らの実像とは?
堀口茉純
インフレの行方…歴史から将来を予測する(4)10年後の物価…5つのシナリオ
5つのシナリオ分析…10年後の日本の物価水準はどうなる?
養田功一郎
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
考えるとは相手の頭を使って考えること…共同で思考する意義
中島隆博