生き続ける松下幸之助の経営観
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
次の動画も登録不要で無料視聴できます!
松下幸之助の経営の土台にあるのは人生観や人間観
第2話へ進む
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
江口克彦(株式会社江口オフィス代表取締役社長 /元参議院議員/PHP総合研究所元社長)
「松下幸之助の考え方はまだ生きている」、株式会社江口オフィス代表取締役社長の江口克彦氏は、そう語る。松下幸之助が亡くなってから30年がたつが、松下幸之助の考え方はいまだに語り継がれている。それは、幸之助の考え方には昔と今を貫くものがあるからである。(2018年5月31日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「生き続ける松下幸之助の経営観」より、全12話中第1話)
時間:14分09秒
収録日:2018年5月31日
追加日:2018年10月13日
≪全文≫

●松下幸之助の考えは今も生きている


 松下幸之助さんが亡くなってから、2018年4月でちょうど30年がたちます。平成元年の4月27に亡くなったので、平成の年号と同じだけ経過しています。もし今も元気であれば、124~125歳くらいになっていると思います。

 亡くなってから30年もたちますと、普通は、歴史上の人物というか過去の人物になってしまいます。しかし、松下幸之助さんの本は、いまだにいっぱい出版されています。そして私も、参議院議員を辞めてからのんびりしようと思っていたら、松下幸之助さんの話をしてくれとよく言われます。

 そういうことで今でも、松下幸之助という人について非常に多くの人たちが関心を持っています。私自身も、現在までに82冊の本を書いているのですが、そのうちの50冊くらいが松下幸之助に関する本です。新しいものですと、『凡々たる非凡 松下幸之助とは何か』という本をエイチアンドアイという会社から出しました。その前には、東洋経済新報社から、『松下幸之助はなぜ成功したのか』や『ひとことの力:松下幸之助の言葉』という本を出しました。

 このように、亡くなって30年がたってもなお松下幸之助さんについて語られていて、あるいは松下幸之助さんについての話を聞いていただける、そういう状況です。その意味では私は、松下幸之助さんは死んでいないのではないかと思っています。


●松下幸之助だったらどう考えるか


 人間は二度死ぬと、よく言われています。1度目は肉体的に滅びることです。2度目は人々から忘れ去られることであり、人間はそのときに完全に死ぬ。そのような言葉があります。これは、タレントや俳優が言ったとか、いろいろと言われていますが、実際には随分と古い言葉で、ヨーロッパで使われてきたものだと思います。

 私には、松下幸之助さんを殺したくない、死なせたくないという思いがあります。私は、政治家をやっていた時もそうでしたが、今困ったときなどには、松下幸之助さんだったらどう考えるかと、そういった思いで過ごしています。私は、松下幸之助さんのお墓参りをしていない、唯一の松下電器OBになると思います。また、私はPHP総合研究所の社長をやっていた時、隣には空席となる机と椅子を置いてありました。これは、松下幸之助さんの席で、それを用意することで、見えざる松下幸之助さんに問いかけて、それを通じて自分で答える、と...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(1)変幻自在のキャリア論
なぜ第二の人生のためにキャリアの棚卸しが必要か~組織から自律へ
田中研之輔
重職心得箇条~管理職は何をなすべきか(1)時代に請われ、時代に応えた佐藤一斎
リーダーの心得…幕末の偉人たちを育てた佐藤一斎に学べ!
田口佳史
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子

人気の講義ランキングTOP10
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(8)AI時代の人間の価値
労働市場改革を妨げる労組や、不登校を救えぬ文科省こそが邪魔だ
宮本弘曉
ウェルビーイングを高めるDE&I(6)エクイティ実現と特権性の理解:前編
改札、公衆トイレ、在宅勤務…構造的格差とエクイティの意味
青島未佳
編集部ラジオ2026(17)「過剰な良かれ」の落とし穴
【10minで考える】巨人・阿部監督の辞任と「過剰な良かれ」
テンミニッツ・アカデミー編集部
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(2)失敗の本質
『失敗の本質』初版から30年…同じ失敗を繰り返す日本組織
三谷宏治
いま夏目漱石の前期三部作を読む(1)夏目漱石を読み直す意味
メンタルが苦しくなったら?…今、夏目漱石を読み直す意味
與那覇潤
睡眠と健康~その驚きの影響(1)睡眠が担う5つのミッション
睡眠不足が生活習慣病や精神疾患を招く…睡眠の5つのミッション
西野精治
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
「不便益」とは何か――便利の弊害、不便の安心
川上浩司
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫