定年後の人生を設計する
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
定年後の生き方…自分の居場所をどうつくるかが大問題
定年後の人生を設計する(2)「定年後の居場所」づくりのために
楠木新(人事・キャリアコンサルタント/著述家)
定年後の問題の一つに挙げられるのが、「定年後の居場所」をどうつくるのかということだ。居場所とは単に空間的な場所ということだけではなく、自分が輝ける場所という意味もある。そのためにはどうすればいいのか。お金の問題、定年後の働き方と合わせて考えていく。(全6話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:8分18秒
収録日:2021年8月25日
追加日:2021年10月5日
≪全文≫

●自分が一番輝ける「定年後の居場所」を持つことが大事


―― 一つ大きな問題になっているのが居場所です。定年になると、仕事がなくなって、なかなかその穴を埋めるものがないという人がいますが、まずは自分の居場所をどうつくるのかというところから、お話をお聞きしたいと思います。ここは本当にどうすればいいのでしょうか。

楠木 多くの現役の会社員の人は、おそらく会社の仕事が中心にあって、そこでずっと長い間過ごしてきた後に会社を引退します。よって、定年で退職した後に会社の仕事に代わる、生活の中心になるものを持っておくのがベストだということを、多くの人に話を聞いていて感じます。それを「定年後の居場所」という言葉にしてもいいと思います。

 それは自分なりの居場所ということですが、この居場所とは、単に空間的な場所という意味だけではなく、過去の思い出、あるいは過去に自分が好きだったことも含めて、自分自身が自分自身である場所のことでもあります。大袈裟にいうと、「この居場所にいるときが自分は一番輝いている」といえる場所のことで、そうした場所を持てればいいのです。定年後は時間もあるので、そういう場所、そういう気持ちを持てれば非常にいいと思います。そういうことで、居場所という言葉を使っています。

 よって、居場所は単にそこに居るということだけではありません。具体的にいうと、自分で少し小商いや起業をしてみたり、引き続き違う組織で働いたり、ボランティアや地域活動をやってみたり、あるいは学び直しや過去からの自分の趣味をやってみたりするなど、いろいろなパターンがあっていいと思います。

 大切なのは、その人に合っていることをやることです。お金儲けができるから、他人から良く見られるからということではなく、先ほど言ったように、自分が自分でいられる、この居場所が一番だと思えるものに取り組むことが大事であるというのが、取材した私の実感です。


●お金の問題は切り分けず、キャリアや仕事とセットで考えていく


―― そのときに当然ながら考えられる不安としては、そうした自分のやるべきところに行けるかどうか、また経済的な部分をどうするかもあると思います。

楠木 そうですね。

―― 先生は経済的な部分について、案外、心配するほどのことはないと、本にも書いています。これは、例えば厚生年金を受給される人にとっ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
ストーリーとしての競争戦略(1)当たり前の重要さ
柳井正氏の年度方針「儲ける」は商売の本筋
楠木建
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳

人気の講義ランキングTOP10
高市政権の進むべき道…可能性と課題(2)財政戦略3つの問題点
高市政権の財政政策の課題は…ポピュリズム政策をどうする?
島田晴雄
「Fukushima50」の真実…その素顔と誇り(1)なぜ日本人は突入できたのか?
福島第一原発事故…日本の危機と闘った吉田昌郎と現場の人々
門田隆将
インフレの行方…歴史から将来を予測する(1)インフレの具体像を探る
270年の物価の歴史に学べ…急激な物価上昇期の特徴と教訓
養田功一郎
こどもと学ぶ戦争と平和(3)「小さな外交官」と少年兵の問題
外国が攻めてきたらどうすればいい?戦争と少年兵の問題
小原雅博
戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(1)総力戦時代の到来
日英同盟の廃棄、総力戦…世界秩序の激変に翻弄された日本
中西輝政
AI時代と人間の再定義(6)道徳の起源から考えるAIと感情の問題
道徳の起源は理性か感情か?…AI時代に必要な思考の身体性
中島隆博
『三国志』から見た卑弥呼(1)『魏志倭人伝』の邪馬台国
異民族の記述としては異例な『魏志倭人伝』と邪馬台国
渡邉義浩
おもしろき『法華経』の世界(9)「如来寿量品」と三身論
仏の寿命は無量で久遠に実在する…「如来寿量品」の神秘
鎌田東二
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(6)政治と経済をつなぐ公共哲学
どのような経済レジームを選ぶか…倫理資本主義の可能性
齋藤純一
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓