Monthly Program Guide November 2026

11月プログラムガイド


11月特集ラインナップ
  • ・ロシア人の見る「ロシアの歴史」を知るとロシアがよくわかる・・・実際に会ってみたプーチンの印象とは?(上月豊久)
  • ・なぜウクライナに侵攻?弱小国を狙ってきたロシアの歴史(山添博史)
  • ・ロシア皇帝のように悪者を叱る人…プーチンの思想と歴史観(山添博史)
  • ・「ハイブリッド戦争」の実像…ロシアが考えていることとは何か?(廣瀬陽子)
安全保障を含め、「日本の針路」に大きな影響を与えつづけてきた隣国・ロシア。しかし、日本人はロシアについて、あまりにも知らなすぎるのではないでしょうか。そもそも、ロシアの歴史とは? そしてその歴史から見えてくる本質とは? また、現在のプーチン政権の戦略や行動原理とは? 視野が一気に広く、深くなる講義群です。

  • ・日本人は地球上最もベジタリアンだった?和食の7つの基本(小泉武夫)
  • ・肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条(堀江重郎)
  • ・食肉3.0時代に突入、「培養肉」研究の今に迫る(竹内昌治)
  • ・進化的に「おかしい」現代生活…人間にとって良い食事とは(長谷川眞理子)
味覚の秋です。美味しいものが食卓に並ぶこの季節だからこそ、食べ物と身体のことを考えてみましょう。いうまでもなく、食べ物は身体をつくりあげるものであり、また、心を満たすものでもあります。日々の食事が、人間の生活に大きく影響することは、あらためていうまでもありません。では、どのような食生活が良いのか。ぜひ、この機会にじっくりと考えてみましょう。

  • ・ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう(水野道訓)
  • ・読み手の琴線に触れる技術が失われてきている(真山仁)
  • ・六甲おろし、栄冠は君に輝く、長崎の鐘…古関裕而の魅力(刑部芳則)
  • ・司馬遼太郎と日本人…まず遠藤周作、池波正太郎との比較で考える(片山杜秀)
暮らしの周りに「エンタテインメント」があふれています。エンタテインメントを音楽や書籍、マンガ、映画などから、知的コンテンツ、ゲームなどまで幅広くとらえるならば、人はエンタテインメントなしには生きられないといっても過言ではないかもしれません。しかし、考えれば考えるほど不思議なのは、「ヒットがいかに生まれるか」。人の心を捉えるのは、どのようなことなのか。そのようなコンテンツは、いかなる才能や組織や組み合わせから生まれるのか。作家自身はどのように考えているのか。その秘密に迫ってみましょう。

  • ・日英同盟の廃棄、総力戦…世界秩序の激変に翻弄された日本(中西輝政)
  • ・小林秀雄と吉本隆明の営為とプラグマティズムの格率(浜崎洋介)
  • ・半藤一利氏のベストセラー『昭和史』が持つ危険な面とは?(渡部昇一)
  • ・「昭和の妖怪」岸信介の知られざる実像を検証する(井上正也)
昭和元年は1926年12月25日に始まりました。2026年は「昭和百年」ということになります。「激動」といわれる昭和史。だからこそ、様々な角度から、少しロングスパンで俯瞰してみることが大切ではないでしょうか。大きな流れを知ることで、歴史を突き動かした要因がクリアに見えてきます。なぜ過酷な戦争に突入することとなったのか。なぜ高度経済成長を成し遂げることができたのか。そのとき、どのような人がどのように関わったのか。未来を主体的に考え、切り拓いていくためにも、必見の講義群です。



11月配信講義ピックアップ
配信予定日:11月2日(月)
「良き対話」のヒントを哲学から考える…「対話」の大前提とは、そして「会話」「説教」「場回し」とは何が違うのか?
対話とは何か――その基本形は1対1の双方向な関係であり、特定のテーマや問題についてお互いの「考え」を深く交わしあう営みです。「対話」はとても重要なものであり、様々なシーンで求められるものでもありながら、案外、このことについて深く考えたことのある日本人は少ないかもしれません。「対話」の大前提とは、いかなることなのでしょうか。そして「対話」は、「会話」や「説教」や「ディベート」と、何が違うのでしょうか。例えば、良い対話においては、「議論がなめらかに進むこと」よりも、時には「沈黙を共有し、立ち止まって思考を深めること」が重要視されるといいます。本講義では、現代社会で漠然と使われている「対話」の本質について、哲学の視点から問い直します。第1話では、対話について会話・説教・ディベート・場回しなどとの違いから考えていきます。(全8話中第1話)
東京大学大学院人文社会系研究科教授

配信予定日:11月5日(木)
「太陽があるから月が輝くのだ」…ロシア正教会で起きたモスクワ総主教ニーコンによる宗教改革とは?
キエフ・ルーシのウラジーミル聖公は、国家の統合とビザンツとの関係強化のため、正教を受容・国教化しました。カトリックでは教皇の権威・権力が世俗権力を上回ることも多かったのですが、正教では宗教が政治を支えていく役割を果たしてきたのです。コンスタンティノープル陥落後、モスクワへ総本山が移り、「第三のローマ」として世界の正教の中心を担う使命感が生まれます。さらに、17世紀のニーコンによる儀礼改革を継承する「儀礼改革派」と、伝統的な儀礼を守ろうとする「古儀式派」とに分かれます。異端とされた古儀式派は各地に潜伏しながらも、後の経済発展やドストエフスキーらの思想に影響を与え、ロシア史に深い足跡を残したのです。(全10話中第5話)
元駐ロシア日本国特命全権大使

配信予定日:11月26日(木)
明治7年の金融危機でなぜ「三井」のみ生き残ったのか?3大豪商の命運を分けた歴史的出来事に迫る
明治7年(1874年)、新政府による公金預かりの担保率引き上げをきっかけに、明治の金融危機が発生しました。幕末から新政府の金庫番として躍進した豪商である「三井、小野、島田」のうち、担保を差し出せなかった小野と島田は破綻に追い込まれ、三井のみが生き残る結果となったのです。本講義では、現代のメガバンクの黎明期ともいえるこの歴史的出来事を題材に、金融経済という補助線を引いて解説します。第1話は、3つの豪商の歴史的背景や事業規模の違いをはじめ、グローバル金融経済との関係やリスク管理、ガバナンスの重要性など、現代のビジネスや投資にも通じる示唆に富んだ教訓を解き明かしていきます。(全4話中第1話)
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員/YODA LAB代表/金融・経済・歴史研究者



講師紹介~テンミニッツ・アカデミーの講師ってどんな人?
注目の書籍『プーチンの歴史認識:隠された意図を読み解く』の著者で対露外交の第一人者
元駐ロシア日本国特命全権大使
今回は上月豊久(こうづき・とよひさ)先生を紹介いたします。上月先生は昭和56年(1981年)に外務省入省され、長らく「ロシア畑」を中心に活躍されました。その間、多くのロシア指導者と人間関係を築き、平成27年(2015年)から令和5年(2023年)まで特命全権大使ロシア連邦駐箚をお務めになりました。実際に会ったプーチン氏の印象、さらにロシア人が見るロシア史がいかなるものかの話は、まさに現地ご勤務の賜物。日本人が知らないロシアの内奥を知るために必見の講義です。



テンミニッツ・アカデミーからのお知らせ
今後配信予定の新講義
小原雅博氏(東京大学名誉教授)の新講義(テーマ:地政学入門 東アジア編)を11月末ごろから、鶴見太郎氏(東京大学大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻 准教授)の新講義(テーマ:ユダヤ人と世界史)を12月上旬から、それぞれ配信開始予定です。ご期待下さい。