Monthly Program Guide May 2026

5月プログラムガイド


5月特集ラインナップ
  • ・「逆・タイムマシン経営論」は本質を見抜くための方法論(楠木建)
  • ・「不便益」とは何か――便利の弊害、不便の安心(川上浩司)
  • ・重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ(三谷宏治)
  • ・幸せの鍵「なにげなさ」とは何のことか(為末大)
人はついつい自分の考えややり方に固執し、規則やルールも杓子定規に捉え、自分とは異なる価値観や反対意見を遠ざけてしまうものです。心の柔軟性を高め、あらゆる状況に臨機応変に適応していくための思考法を、テンミニッツ・アカデミーの講義から学びましょう。

  • ・「ハイブリッド戦争」の実像…ロシアが考えていることとは何か?(広瀬陽子)
  • ・国際政治の要諦は戦略とインテリジェンス(小原雅博)
  • ・核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる(橋爪大三郎)
  • ・台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性(上杉勇司)
イラン戦争、ウクライナ戦争、さらに台湾危機……。21世紀に入って、戦争や外交のかたちがこれまでとは大きく変わりつつあるようにも思われます。とはいえ、「古典的な分析」を前提にせねば見えてこない部分があることも事実。いま、われわれは「現代の戦争」について、どのように考えるべきなのでしょうか。さまざまな角度から迫ります。

  • ・戦国大名と民衆の過酷な課題…飢饉の常態化をどう生き延びるか(黒田基樹)
  • ・織田信長の「天下」とは…最新研究で激変する人物像・時代像(柴裕之)
  • ・戦国時代の「外交の舞台裏」…意外と知らない大名と国衆の関係(丸島和洋)
  • ・織田信長の資金源…楽市楽座だけではない経済力と軍事力の秘密(小和田哲男)
多くのドラマで描かれてきた戦国時代。しかし近年の研究で、従来のイメージは一変しています。もはや、教科書で読んだ知識だけでは歴史の意味、本質には決してたどりつけません。戦国大名とはいかなる存在だったのか? その外交や経済政策とは? 軍事行動の秘密とは? 激変しつつある名だたる武将の人物像とは? 明らかになりつつある戦国時代の真実を知れば、これまでの見方がガラリと変わり、もっともっと歴史が楽しくなること、うけあいです。

  • ・『百人一首』の歌が選ばれた理由とは?今も残る3つの謎(渡部泰明)
  • ・『万葉集』はいかなる歌集か…日本のルーツと中国の影響(上野誠)
  • ・大国主神が詠んだ歌…『古事記』の歌の意味と縁結びの力(鎌田東二)
  • ・おみくじは「吉凶」だけでなく「和歌や漢詩」を読むのが本当(平野多恵)
「和歌」はかけがえのない日本の文化です。しかも知れば知るほど、その味わいはどんどん増し、日本文化や日本の精神性への理解も深くなります。日本人として知っておきたい「和歌」の様々な側面をわかりやすく解き明かす講義をまとめました。「百人一首」から『古今和歌集』『万葉集』、さらに和歌のはじまりから和歌の不思議で高度な技法まで、ぜひとも学びましょう。



5月配信講義ピックアップ
配信予定日:5月1日(金)
ゴールドやビットコインへの評価は?…現代社会の写し鏡
ゴールドと暗号通貨は、ともに現代社会でプレゼンスを増していますが、それでも現行の法定通貨に取って代わることは難しいといいます。希少性や質の安定性がありながら、社会のメイン通貨たり得ない両者の欠点を分析し、通貨のこれからを考えます。(全5話中第5話)
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員/YODA LAB代表/金融・経済・歴史研究者

配信予定日:5月4日(月)
シオニズムは伝統的なユダヤ教とは異質…イスラエル建国の背景
シオニズムは、もともとエルサレムの別名である“シオン”の丘をめざす運動としてユダヤ人の間で定義されていましたが、イスラエルが建国された今日、それは「イスラエルを守る」という意味合いになってきているといいます。つまり、シオニズムの動きは、ユダヤ教の伝統的な教義に従えば、辻褄が合わないように見えるのです。メシアの到来を待たずしてパレスチナへの帰還を標榜する背景には、シオニストたちの「世俗性」が大きく影響しています。ではこうしたシオニズムの動きとどう向き合うべきなのでしょうか。これはユダヤ人だけではなく、人類の課題です。(全9話中第8話)
東京大学大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻 准教授

配信予定日:5月11日(月)
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
2026年2月、アメリカ軍とイスラエル軍の奇襲空爆によりイラン戦争が勃発し、イランの最高指導者ハメネイ氏が殺害されました。この衝撃的事態の背後には、宗教的終末論が加速要因として深く関わっています。聖書の預言を現実の軍事作戦に重ね合わせ、「第三の神殿」再建を渇望する宗教右派の動向は、米軍の指揮文化までも変貌させているのです。第1話では、キリスト教シオニズムやメシアニズムが米国の国家政策に与える影響について解説します。(全3話中第1話)
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー

配信予定日:5月13日(水)
人材はコストではない!人的資本経営が注目されている背景
VUCAやBANIと呼ばれる不確実な現代社会において、人と組織を取り巻く環境は激変しています。従来のトップダウン型経営では多様化する価値観に対応できないため、現在は部門や企業の垣根を越えたコラボレーションが競争優位の源泉となっているのです。こうした中、人材をコストではなく「資本」と捉える人的資本経営が重視されています。企業の持続可能性を高めるには、労働生産性の向上に加え、DE&Iを組織の土台として構築し、多様な人材が能力を発揮できる環境を整えることが不可欠です。(全9話中第1話)
一般社団法人チーム力開発研究所 理事

配信予定日:5月18日(月)
「AI大格差」――G7で議論された重要なテーマ
生成AIの台頭により、かつての非常識が常識となろうとしています。機械に代替されることはないと考えられていたホワイトカラーの知的業務が今、劇的な変化の波に晒されているからです。この変化の波は、個人の働き方だけでなく、人生そのものを変え得る力を持っています。本講義シリーズでは、AI大格差をテーマに、AIが雇用を奪う懸念と新しく生まれる仕事の可能性に加え、労働市場が硬直的な日本が直面する課題について言及します。第1話では、2024年イタリアで開催されたG7のAI専門家会合に日本代表として出席した時の話を交えながら、AIが社会に与えるインパクトについて解説します。(全8話中第1話)
一橋大学経済研究所教授



講師紹介~テンミニッツ・アカデミーの講師ってどんな人?
ベストセラー『ユダヤ人の歴史』が「新書大賞2026」第2位!気鋭の歴史学者・研究者
東京大学大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻 准教授
今回は、鶴見太郎(つるみ・たろう)先生を紹介します。鶴見先生は1982年のお生まれで、2010年に東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、同大学准教授でいらっしゃいます。ご専門はロシア・ユダヤ史、シオニズムなどですが、2025年1月発刊の『ユダヤ人の歴史』(中公新書)はベストセラーとなり、サントリー学芸賞受賞、新書大賞第2位と大いに話題になりました。鶴見先生にお話しいただいたテンミニッツ・アカデミーの講義も、まさに今だからこそ見逃せない内容です。



テンミニッツ・アカデミーからのお知らせ
今後配信予定の新講義
橋爪大三郎氏(社会学者/東京科学大学名誉教授/大学院大学至善館教授)の新講義(テーマ:AI時代のリベラルアーツ)を6月上旬から配信開始予定です。ご期待下さい。