Monthly Program Guide November 2024
11月プログラムガイド
11月特集ラインナップ
- ・三つの建国――その歴史的背景から迫るアメリカの原点(中西輝政)
- ・「キリスト教は知らない」ではアメリカ市民はつとまらない(橋爪大三郎)
- ・イノベーションの中心地シリコンバレーはどんな場所なのか(島田晴雄)
- ・2016年、2020年の米大統領選の各州の結果はどう違ったか?(杉山晋輔)
いったいアメリカはどこへ向かうのか? そもそも、アメリカとはどのような国なのか? ニュースを見ているだけでは、アメリカの核心はわかりません。歴史や宗教、さらに現状の分析から、アメリカの動きの底流を明らかにしていきます。
- ・謎多き紫式部の半生…教養深い「女房」の役割とその実像(林望×ロバート キャンベル)
- ・『源氏物語』の謎…なぜ藤壺とのスキャンダルが話のコアに?(板東洋介)
- ・「実事」とすら書かない、『源氏物語』に秘めた色恋の話(林望)
- ・ぬばたまの、あしひきの……不思議な「枕詞」の意味は?(渡部泰明)
日本人として知っておきたい『源氏物語』。いつかは読んでみたいと思いながら実現していない方も多いのでは?『源氏物語』を味わうために知っておきたいこと、そして『源氏物語』の愉しみを、深く、わかりやすく解説する名講義群です。
- ・モーツァルトの生きた時代は「就職氷河期」(片山杜秀)
- ・「運命」交響曲と「田園」交響曲が拓いた世界(野本由紀夫)
- ・ポーランド分割、11月蜂起…革命のエチュードの真意とは?(江崎昌子)
- ・マーラーの交響曲はなぜそれほどまでに愛されているのか(片山杜秀)
クラシック音楽は、作曲家の生涯や、当時の時代状況を知ると、もっともっと興味深く聴けるようになります。そしてクラシック音楽を聴けば、歴史が生き生きとよみがえります。学ぶほどに「楽しみ」が増していく、珠玉の講座を集めました。
11月配信講義ピックアップ
配信予定日:11月1日(金)
明治期、一番人口が多かった県は?近代化で破壊されたもの
日本における中間団体の形成は、いつ見られるのでしょうか。それは明治以降、農村から都市部への人口移動が新しい中間団体の形成と発展に影響したといいます。なぜ日本においてそのような現象が起こったのか、どのような集団が形成されたのかについて解説します。(全8話中第3話)
慶應義塾大学法学部教授/音楽評論家
配信予定日:11月2日(土)
フリーターだった若き日の空海、なぜ密教の頂点へ?
真言宗の開祖にして日本三筆のひとりである空海を「詩人」として理解していくのが、本講義の要訣です。鎌田東二氏によると、密教は詩的な感覚をフルに活用した宗教であり、詩が分からなければ密教は分からないということです。最初は空海の前半生から、たぐいまれなる詩的感性によって、密教の扉をどんどん開いていった入唐時代を振り返ます。(全7話中第1話)
京都大学名誉教授
配信予定日:11月3日(日)
与党も野党もシンクタンク機能は必須…どうすればいい?
これからの日本の政治において、政党の政策立案力を高めることは必須であり、特に野党がその任を負う立場にあります。政策能力を向上させるために重要なのは、各政党がシンクタンク機能を持つことと、政党助成金の有効活用です。マニフェスト選挙の課題を乗り越え、政策本位の選挙を実現するためには、比例代表制を活用した政策論争の場を充実していくことも大切です。今回はシンクタンクのあり方など、具体的な取り組みを考えます。(全8話中第3話)
早稲田大学政治経済学術院教授
一般社団法人未来政経研究所 理事長
配信予定日:11月4日(月)
世界で初めて英訳された『源氏物語』と日英同盟への影響
『源氏物語』が初めて英訳されたのは1882年、末松謙澄という日本人によるものでした。当時、末松や岡倉天心などがロンドンにいましたが、その後、20世紀初頭にアーサー・ウェイリーによっても翻訳された『源氏物語』は、日本と同盟を結んでいたイギリスが日本文化を理解する上で重要な作品でした。ウェイリーにとって『源氏物語』の何が画期的だったのか、またイギリスがどのように本作を受容したのかを振り返ります。(全5話中第4話)
作家・国文学者
日本文学研究者/早稲田大学特命教授/早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問/東京大学名誉教授
配信予定日:11月7日(木)
テロメアの研究から分かるアンチエイジングの本質
朝食を抜くことは体に悪いのでしょうか。テロメアは伸ばして、寿命を伸ばすことはできるのでしょうか。今回は、前回までの講義を受けた質疑応答編の前編。食事の具体的なタイミングや怪しげな治療法に惑わされないための心構えのほか、テロメア研究から見えてきたアンチエイジングの本質を解説します。(全6話中第5話)
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授
講師紹介~テンミニッツTVの講師ってどんな人?
近世・近代日本文学が専門、さまざまなメディアで活躍中!
日本文学研究者/早稲田大学特命教授/早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問/東京大学名誉教授
今回は、ロバート キャンベル先生を紹介します。ロバート キャンベル先生をご存じの方は多いことと思いますが、今回、テンミニッツTVでは、林望先生とのご対談で『源氏物語』の深い魅力について縦横無尽にお話しいただいています。とりわけ、林先生の「無茶ぶり」に応えて、アーサー・ウェイリーの名訳"The Tale of Genji"(1921~1933年)の「末摘花」の箇所を英語で朗読いただいているところは必見。様々な切り口から『源氏物語』を読む愉しみを深掘りしていく名講義です。
テンミニッツTVからのお知らせ
今後登場予定の新講師&新講義
橋本周司(早稲田大学名誉教授/工学博士):テーマ/動くガンダム
また、11月下旬から田口佳史二氏(東洋思想研究家)の新講義(テーマ/東洋思想、松下幸之助、AIと肉体)の配信が開始予定です。ご期待下さい。