テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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平野多恵

平野多恵

ひらのたえ

成蹊大学文学部日本文学科教授
お茶の水女子大学文教育学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)
十文字学園女子大学短期大学部を経て、現職。
『明恵 和歌と仏教の相克』(笠間書院 2011)で古典文学学術賞。

〔専門〕鎌倉室町時代の文学、おみくじや和歌占いの文化史、アクティブラーニングによる古典教育の実践研究。

神社・企業・学生・大学院生と協働し、ときわ台 天祖神社(東京都板橋区)の「天祖神社歌占」や武蔵野坐令和神社「千年和歌みくじ」の制作、知識データベースサイトJapanknowledgeにおいて江戸時代の和歌占いを体験できるWebアプリ「開運☆せいめい歌占」に携わっている。

〔主な著書〕
『おみくじの歴史』(吉川弘文館、2023)
『歌占カード 猫づくし』(夜間飛行、2016)
『おみくじのヒミツ』(河出書房新社、2018)
『おみくじの歌』(笠間書院、2019)
『明恵 和歌と仏教の相克』(笠間書院、2011)
『秋篠月清集 明恵上人歌集』(明治書院、2013)
『明恵上人夢記訳注』(勉誠出版、2015)
『大学生のための文学レッスン 古典編』(三省堂、共著、2010)
『国語をめぐる冒険』(岩波ジュニア新書、共著、2021)
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おみくじと和歌の歴史 (全5話)

収録日:2023/11/10
追加日:2023/12/20

おみくじは「吉凶」だけでなく「和歌や漢詩」を読むのが本当

おみくじと和歌の歴史(1)おみくじは詩歌を読む

追加日:2023/12/20
日本人にとって身近な「おみくじ」。しかし、その歴史を知る機会はあまり多くない。つい吉凶にばかり目が行きがちなおみくじだが、本当に受け取るべきメッセージはそこではないという。どういうことなのか。まず、おみくじの成り立ち...

征夷大将軍も勅撰和歌集の撰者も「おみくじ」で選ぶ?

おみくじと和歌の歴史(2)おみくじのルーツ

追加日:2023/12/27
おみくじには3つのルーツがある。1つ目が「和歌みくじ」、2つ目が「神仏の前で引く自作のくじ」、3つ目が「漢詩みくじ」だが、それぞれどのようなものなのか。また、歴史のなかでは、くじ引きで征夷大将軍が決まった「くじ引き将軍」...

なぜ和歌で神意を伝えるのか…古典文献の事例と巫女の歌占

おみくじと和歌の歴史(3)神意を伝える和歌と歌占

追加日:2024/01/03
古来より日本人に親しまれてきた和歌。神様として信仰されたスサノヲノミコトが最初に詠んだとされる和歌は、神意を人々に伝えるための重要なツールだったが、人々がその神意を受け取るために必要としたのが巫女だった。『伊勢物語』...

江戸時代に流行した「歌占本」…その実際の占い方は?

おみくじと和歌の歴史(4)歌占本の流行と歌占の方法

追加日:2024/01/10
神意を伝える歌占(うたうら)は、江戸時代になると「歌占本」が登場し、流行することになる。では、当時の人々は、いったいどのようにして歌占をしていたのだろうか。そこには易の占いも影響しているという。実際に賽と歌本を使って...

「和歌みくじ」で運をつかむ…現代に息づくおみくじの知恵

おみくじと和歌の歴史(5)現代の和歌みくじ

追加日:2024/01/17
明治時代に入り、おみくじは大きな転換期を迎える。神仏分離令を契機に、江戸の歌占とは違う新しい和歌みくじが作られるようになるのである。その流れで現代に至るわけだが、注目したいのが明治神宮の和歌みくじだ。神道学研究の第一...

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