冷笑から嘲笑、義憤へ、ローマ諷刺詩人の健全な批判精神
江戸とローマ~諷刺詩と川柳・狂歌(3)川柳・狂歌と諷刺詩の時代
日本の川柳や狂歌の源流は、京鴨川の「二条河原の落書」にあるといわれる。悪政に対する批判的風刺の精神が庶民レベルにまで拡大したのが、川柳や狂歌の流行した江戸末期だった。同様のことが、ローマでは風刺詩を通じて紀元前5...
収録日:2021/06/16
追加日:2022/03/28
諷刺精神に富んだパックス・ロマーナ、悲劇より喜劇が人気
江戸とローマ~諷刺詩と川柳・狂歌(1)諧謔精神の爛熟
古代ローマと江戸を比較するうえで、社会のゆとりは欠かせない。200年以上続いた江戸の平和は、ほぼ同じぐらい続いた「パックス・ロマーナ」に匹敵し、庶民にも生活文化を楽しむ心が磨かれていった。両者に共通するのは、物事に...
収録日:2021/06/16
追加日:2022/03/14
ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの人柄と有能な側近
ローマ帝国皇帝物語~ローマ史講座Ⅴ(4)側近アグリッパとマエケナス
ローマ帝国の実権を実質的に握ったアウグストゥスは、文武両面で有能な側近にも恵まれていた。そうした側近たちがついてきたのは、アウグストゥスという人物のある特徴ゆえだ、と早稲田大学国際教養学部特任教授・本村凌二氏は...
収録日:2017/06/16
追加日:2017/08/10