編集長が語る!講義の見どころ
名人と凡人の違いはどこにあるのか、ヒントとなる3つの講義【テンミニッツTV】
2021/09/21
「自分が凡人だったから良かった」とは、松下幸之助が「松下電器はなぜ成功したのか」という講演のなかで語った、その一つの理由。なぜ昭和の名経営者・松下幸之助はそう語ったのか、その理由についても非常に気になるところですが、では自分のことを凡人と言った彼は「名人」についてどう考えていたのでしょうか。
そもそも「名人」とはどんな人なのか。どこが秀でているのか。凡人とはどのような違いがあるのか。
これらの問いを解くヒントとして3つの講義をご紹介します。
政治や経営の「名人」を輩出するために
松下幸之助(パナソニック<旧松下電器産業>グループ創業者)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=1103&referer=push_mm_rcm1
「準備には達人性がある」とはどういうことか
田口佳史(東洋思想研究者)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3619&referer=push_mm_rcm2
東洋では西洋と違い、自然の力を重視する
大久保喬樹(東京女子大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2220&referer=push_mm_rcm3
松下幸之助は宮本武蔵と刀鍛冶の話から、田口先生は「投網の名人」の話から、また大久保先生は「琴ならし」という中国の物語から、それぞれ貴重なお話をされています。ぜひご視聴ください。
ちなみに、冒頭でお伝えした松下幸之助の話は以下、江口克彦先生の講義のなかに出てまいります。こちらもぜひご視聴ください。
多くの知恵を集めることは絶対的な自信につながる
江口克彦(株式会社江口オフィス代表取締役社長)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2392&referer=push_mm_rcm4
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☆今週のひと言メッセージ
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「私たちは皆凡夫なのだ」
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3768&referer=push_mm_hitokoto
十七条憲法の第一条「和を以て貴つとしと為」の真の意味とは
頼住光子(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部倫理学研究室教授)
聖徳太子はまた、「私たちは皆凡夫なのだ」ということも「十七条憲法」の中で言っています。自分たちそれぞれが限界を持っているのだから、自分を絶対化して、正義の立場から相手を断罪するようなことはしてはいけない。そういうことをしていると議論にならないということを言っているのではないかと思います。
※頼住光子先生の「頼」は、実際は旧字体
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今週の人気講義
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10分で分かる「最高の睡眠」
西野精治(スタンフォード大学医学部精神科教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4157&referer=push_mm_rank
カーボンニュートラル革命が今、ビジネス世界で起きている
猪瀬直樹(作家)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4145&referer=push_mm_rank
「五族協和」に命を懸けた小澤俊夫・征爾・幹雄兄弟の父
小澤俊夫(小澤昔ばなし研究所所長/筑波大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3606&referer=push_mm_rank
過度の「負」のストレスは遺伝子に悪影響を及ぼす
高橋孝雄(慶應義塾大学医学部 小児科主任教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4149&referer=push_mm_rank
熱を電気に変える新素材「カーボンナノチューブ」とは何か
山本貴博(東京理科大学理学部 物理学科 教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4118&referer=push_mm_rank
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編集後記
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皆さま、今回のメルマガ、いかがでしたか。
シリーズというわけではないですが、今回は不定期配信である「ヒントとなる3つの講義」編の3回目ということで、皆さまの新たな学びの一助となれば幸いでございます。
ちなみにこのメルマガでは、これからも新たな試み、面白い企画がいきなり始まるかもしれません。あるいは、じわじわと始まっているかもしれません。その意味では毎回、目が離せませんね。ご期待ください。
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