編集長が語る!講義の見どころ
第二の人生へのエール~新しいことに挑む!(特集&小林りん先生)【テンミニッツTV】
2023/04/07
いつもありがとうございます。テンミニッツTV編集長の川上達史です。
春といえば入学式、新学期……。子どもや学生の頃は、大きな変化が訪れるタイミングでした。
さて、では人生の大きな変化といえば……。やはり「第二の人生」の過ごし方は、まことに大きなテーマといえましょう。
学校生活を終えて、企業や官公庁などに就職した人も、あるいは家業を継いだ人も、引退後には、ある意味では、幼少のころ以来はじめて、「自由な時間」の巨大なかたまりに直面することになります。この時期を「黄金の時期」と称する人がいるのも、大いに納得されます。
しかし、「自由な時間」だからこそ、まさに大問題。すでに「第二の人生」を歩んでいる人も、これから「第二の人生」を迎える人も、いかに生きるかは重要な課題です。
「第二の人生」を充実させるために、何を、どうすればいいのか悩んでしまう人も多いというのも、うなずけます。
新たな一歩を力強く踏み出していくために大切なことは何か。いかにすれば「第二の人生」が「黄金の時間」になるのか。
テンミニッツTVのなかから、万人に贈るエール講義を集めました。
■本日の特集:第二の人生へのエール
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=198&referer=push_mm_feat
・小林りん:新しいことを成し遂げるには使命感や原体験が重要
・楠木新:「3年一区切り」50歳から準備を始めれば3回試行錯誤できる
・童門冬二:伊能忠敬に学ぶ、セカンドキャリアのための「工夫と覚悟」
・小宮山宏×長谷川眞理子:なぜわれわれは生涯をかけて学ぶ必要があるのか
・桑原晃弥:「失敗を恐れない」、マスクの言葉に学ぶ成功のための方法
・徳岡晃一郎:50代から始まる第二ラウンドのための「青銀共創」とは
・前野隆司:「なんとかなる因子」を高めるには「ありがとう因子」が重要
・田中研之輔:自己投資の意味と重要性…「働く」とはキャリア資本の蓄積
様々な種類の講座をピックアップしましたので、ぜひ、気になった講義からご覧ください。
■講座のみどころ:新しいことを成し遂げるために必要なものとは?(小林りん先生)
本日は、小林りん先生(ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン代表理事)の講座を紹介します。
新しいことを行なっていくために、必要なものは何か。その根本的な部分の理解を深め、行動への勇気を得ることができるお話です。
◆小林りん:新しいリーダーシップと問題意識と発信力(全1話)
新しいことを成し遂げるには使命感や原体験が重要
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2141&referer=push_mm_rcm1
この講座は、小林りん先生が、2017年に半年間、イェール大学のワールドフェロープログラムに参加されたご体験を元にお話しくださった内容です。
イェール大学のワールドフェロープログラムは、イェール大学が世界中からプラクティショナー(実践者)から毎年16名を選抜し、大学に招聘するもの。参加者はそこで学び直したことを母国に持ち帰り、改めて自国でインパクトを与える人になることを目指します。
このイェール大学のプログラムについては、同日収録の下記の別講義で詳しくお話になっていますので、そちらをご覧になると、さらに理解が深まることでしょう。
◆小林りん:新しい学び直しの方法と可能性
技術革新で「学び直し」は廉価に国境を越える
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2140&referer=push_mm_rcm3
さて、本日紹介する講座で小林先生は、イェール大学のフェローと話をするなかで感じた3つのことを紹介くださいます。
1つ目は「頭で考えるのではなく腹の底からの使命感や問題意識を持つこと」
2つ目が「自分だけでは何もできないということを痛感して、皆を巻き込み一緒に行っていこうとすること」
3つ目は「発信力」
それぞれ、指摘されれば、まことにその通りのことです。しかし、ついつい日々の暮らしに流されるうちに、いつのまにか忘れ去ってしまっていることも多いのではないでしょうか。
たとえば、「頭で考えるのではなく腹の底からの使命感や問題意識を持つこと」について、小林先生は以下のようにおっしゃいます。
《新しいものを成し遂げていくときや大きな山を動かしていくときには、たくさんの人たちを巻き込んでいく必要があると思います。しかしそのときには、自分自身を突き動かすものがなければ、他の人の気持ちを突き動かすことはできません。よって、はじめから「他の人を動かそう」「他の人を巻き込もう」と思うのではなく、まず自分自身が何に情熱を持っているのか、自分は何に突き動かされているのか、また生きるために何をせずにはいられないのかということを問い掛けることがすごく大事です》
えてして、何かを始めたとき、「周りが理解してくれない」「誰も動いてくれない」「自分ばかり孤立している」と思ってしまいがちです。そのうちに、だんだんと熱意があせていってしまうこともあるでしょう。
そうではないのだ。あくまで、「自分の情熱」が大切なのであり、「自分は何に突き動かされているのか」を問いかけるべきなのだ。そんな小林先生のお話は、多くのヒントに満ちています。
さらに2つ目の「皆を巻き込む」ためには、新しい形のリーダーシップが必要だといいます。「フォロワーシップ型リーダーシップ」「調整型リーダーシップ」です。
それぞれ具体的にどのようなものかは、ぜひ講座本編をご覧ください。
そして「発信力」。ここでも小林先生は、自ら働きかけていくことの重要性を強調されます。さらに、「英語」で世界に向けて発信することの意義も……。
6分45秒の単発講義ですから、あっという間にご覧いただくことができますが、必ずや「自分の思いの力」の大切さについて思いを新たにし、勇気をもらえるエールのような内容です。ぜひご覧ください。
(※アドレス再掲)
◆特集:第二の人生へのエール
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=198&referer=push_mm_feat
◆小林りん:新しいリーダーシップと問題意識と発信力
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2141&referer=push_mm_rcm2
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レッツビギン! 穴埋め問題
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今回は「経済学史の概観」についての問題です。ではレッツビギン。
19世紀の終わりから、だんだんと大きな政府への流れがありました。19世紀後半は景気が悪かったこともあって、そういった流れがあったのです。ですが、1929年の大恐慌で決定的に、大きな政府のほうに確かに向かったのです。
そこで大きな政府になって、では良かったかというと、今度はだんだんと政府が大きくなりすぎる弊害が出てきました。( )が1970年代に起こります。要するに、ものすごい物価上昇と、景気の悪い状態が並存する状態が始まってくるのです。
さて( )には何が入るでしょう。答えは以下にてご確認ください。
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4693&referer=push_mm_quiz
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編集後記
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皆さま、今回のメルマガ、いかがでしたか。編集部の加藤です。
さて先月、WBCで優勝した侍ジャパン、栗山英樹監督の著書『栗山ノート』が大増刷というニュースを目にしました。
『栗山ノート』(栗山英樹著、光文社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4334951171/
キーワードは「人間力」で、その力は野球界だけでなく、多くの皆さまのこころに響き始めているということです。
「人間力」といえば、テンミニッツTVでも先週「人間力」特集を配信しました。
◆特集:春に「人間力」を高める(令和5年版)
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=197&referer=push_mm_edt
この特集では、様々な角度から「人間力」を高めるための貴重なメッセージが詰まった講義を厳選しています。きっと皆さまのこころに響いてくると思いますので、ぜひご視聴ください。
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